第08週「いざ、航空学校へ!」(木)
放送日
- 2022年11月24日
概要
小テストの点数は75点だが、前回より上がったことを素直に喜ぶ舞。柏木学生は全体の平均を下げていると批判する。一方、舞と久しぶりに電話で話をした実家の浩太は、新しい仕事に取り組むか迷っていると打ち明ける。それは自動車の部品作り。舞は浩太の背中を押すが、その話を立ち聞きしていためぐみは、IWAKURAでできるのかと問い質す。(NHKオンデマンドの解説より)
吉田の母が職場で倒れ、救急車で運ばれたとの連絡が入る。吉田は即座に帰省。そのまま一ヵ月帰って来ない。吉田は母一人子一人で、頼りになる親戚なども周囲にいない(同室の中澤情報)。ようやく退院し、学校に戻ってきたが、都築教官は、一ヵ月の空白を埋めるのは無理だから、次の期からやり直せという。お金に余裕のない吉田家にとって、やり直してはギリギリ準備した資金が不足する。もう諦めるしかない……が、一ヵ月間の自習ノートを見た舞は、十分付いてこれると判断し教官に談判する……
感想
面白い話だと思った。最初、吉田君は脱落するのかと思った。そのくらい厳しい環境なのだと。次に脱落するのは舞かも知れないと……。
ところがそういう話ではなかった。自分にも経験があるが、入院中の患者の側にいても、案外やることはないのだ。だから一日で小説の2~3冊くらい軽く読めてしまう。机がないから、資料を広げてノートを取るようなことはできないが、分厚い資料を精読し、夜、帰宅後にノートにまとめる、というようなやり方はできよう。実験・実習は無理だが、座学であれば、マイペースで進められる自習の方が、むしろ授業より学習が進むというのはあり得ると思う。
よかったら使って、と渡された予習ノートを見た舞が気づくというのが面白い。まあ、昨日の柏木と倫子の対立や、倫子が侮蔑した中澤、中沢が侮蔑した水島のことが放りっぱなしになっているのは気になるが、メインストリームの話が面白かったからヨシ。みんな大人だから、一晩経ったら腹に入れて収めたのだろう。
舞は、貴司の経験から、違和感を持ったら躊躇せず踏み込む、という性格になったようだ。ただ、舞がグループ内の最低点だったようなので、人のことを気にしている場合ではないのも確かだろう。柏木は口は悪いが、舞を励ましてくれているのだ。