窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(044)

第09週「私らはチームや」(木)

放送日

  • 2022年12月01日

概要

舞は柏木学生と、舞が苦手な着陸のイメージトレーニングに励む。持参した手作りのレバーを柏木に褒められて、舞はそれを作った父親の話をすると、ふだんは自分のことを話さない柏木学生が、国際線パイロットである父親の話を始める。翌日、飛行訓練は突然の飛行空域変更となるが、柏木学生はその空域の予習もしていると大河内教官を納得させて、一番手として訓練飛行に臨む。(NHKオンデマンドの解説より)

変更になった空域での飛行訓練中、柏木は現在位置を見失う。教官に指摘されてもそのことをなかなか認めず、過信するものが最もパイロットに向いていないと叱責を受ける。その後も柏木にミスが続き、励まそうとする舞の声も、冷静になれという水島の声も耳に届かない……

感想

柏木は変化に弱い・打たれ弱いタイプなんだろう。大学くらいまでは挫折を知らずずっと優秀でいる人というのは結構いると思うが、そういう人ほど挫折に弱かったりする。本人もそれは薄々わかっていて、だから予定外のことが起きても大丈夫なように、念入りに準備を重ねているのだろうが、最後までノーミスで通すというわけにはいかない。大河内教官もそのあたりはわかっていて、一度彼のプライドが壊れる経験をさせたいと思っているのかも知れない。

水島はなんでも色恋に結び付け過ぎる。倫子に彼氏はいるのかしつこく聞いたり、いないと言われて立候補したり。今そんなことを言っている場合じゃないだろうに。柏木と舞がイメトレに励んでいる時も、隣の部屋で聞き耳を立てていたり。航空学校時代には恋愛の話はなしでお願いしたい。

中澤は妻とうまくいっていないらしい。もうずっと無視されていると。妻は応援してくれると言ったと言い張っているが、子どもが生まれる前ならともかく、生まれてから全寮制の学校に進学するというのは、さすがにちょっと。

舞が柏木に、「話ぐらいなら聞きますよ」と声をかける。こういうセリフはよく見、耳にするのだが、こう言われてじゃあといって胸の内を話し出す人というのがいるものなのだろうか。話したくなるような、話さざるを得ないような状況を作るぐらいの工夫は見せてほしいと思う。冒頭のイメトレ後、舞が父の話をしたら、柏木も自分の父の話をしてくれたではないか。

そういえば、舞の手製の操縦桿は、帯広へ来てから舞が作ったものだと思っていたが、父に手伝ってもらったという。ということは、宮崎終了後の帰省中に作ったということか。帯広へ行く前に操縦桿の形や性能を正確に知っていたということか。ふむ。



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