窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(053)

第11週「笑顔のフライト」(水)

放送日

  • 2022年12月14日

概要

同期の中澤学生が訓練に集中できていない。それを心配した舞と矢野学生が中澤学生のもとに行こうとすると、彼は外出しようとしていた。その手には一通の封筒があった。中澤学生は、妻から送られてきた離婚届に署名をして、提出しようとしていたのだ。舞と矢野学生は、離婚届を出す前に話をしようと、中澤学生を引き留める。(NHKオンデマンドの解説より)

中澤は、今のままでは試験に集中できない、きっぱりとけりをつけたいと言う。倫子は、中澤が離婚届けを出してスッキリするなら止めない、でも、結局何も解決しなくて、グダグダ言うでしょう。きちんと奥さんと話をするべきだと。いろいろ倫子に説教をされ、何か思うところがあったのか、離婚届を送るのをやめ、奥さんに手紙を書いた。数日後に返事が来て、会って話し合いをすることになった。

感想

話し合いをしたからといって離婚が回避されたわけではないが、少なくとも、直接話をした方が、お互いに次のステップに進むためにはいいのだろう。

倫子は、中澤の足りない点を並べ立てる。子どもがいるのに夢を追いかけることができるのは、あんたが男だから。奥さんの夢はなんだか知ってる? そういう話をしたことがある? 中澤は、「妻の夢は、俺が夢を叶えるのを手伝うこと」とか「男が働いて女が家庭を守るという世の中を作ったのは俺じゃない」とか、あちこち地雷を踏みまくりで、倫子ならずとも「そーゆーとこだよ」と思う。思うけれども、それは倫子(やわれわれ視聴者)が感じる中澤の欠点であって、奥さんがそこが問題だと思っているとは限らない。中澤がそういう人だということはわかっていて結婚したのだとしたら、奥さんにとっても地雷は全く別のところにあったのかも知れない。この後、中澤の家庭の事情がドラマ内で語られることはないかも知れないから、正解はわからないが。

最終審査まであと三日。



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