窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

NHK紅白歌合戦

紅白歌合戦は2シーンだけ見た。ひとつはbuck numberの「アイラブユー」。毎日見ている朝ドラの主題歌だから、歌っている人を見てみたかった。それにドラマの出演者も大量に参加しているし……。もうひとつは松任谷由実荒井由実。最新AIで荒井由実の声を実現したという。その声に合わせて本人がハモルと。

「アイラブユー」はフルコーラスが聞けると思ったのに、短く終わったのは残念だった。二曲詰め込むため割を食った感じ。主題歌をちゃんと歌ってくれたらいいのに。

曲の前に出番の終わった柏木学生(Snow Man目黒蓮)が登場した。buck numberの次は乃木坂46。この組み合わせは意図的だと思ったが、久留美ちゃん(乃木坂46山下美月)は話しかけられることもなくスルーされた。ドラマ的には柏木くんより久留美ちゃんの方がはるかに重要なポジションなのだが……

松任谷由実荒井由実は、声だけかと思ったら本人らしき人物が登場。昔から漫画によく登場したホログラフィー(立体映像:そこに人がいるかのように映し出す手法)が現実になったのかと感慨深かった。技術としては興味深いが、明らかに人工物だとわかる。まだまだこれからだ。目じりや口元の表情が、どこぞの漫画家の描く、ムカつく女性キャラそっくりだった。

一曲目は「Call Me Back」で二曲目が「卒業写真」。歌詞がテロップで流れたが、「悲しいことがあると/開く皮の表紙」にずっこけた。皮(skin)ではなく革(leather)だよね。皮の表紙の卒業写真……怖過ぎる。

buck numberも松任谷由実も、紅白の正規の出場歌手ではなく、特別枠での出場で、2曲歌った。特別枠というのがよくわからないが、かつて2時間半だった紅白も、現在は4時間半くらいやっているので、長い時間を埋めるための枠だという理解でよいのか? 正規の出場歌手が一曲しか歌えないのに、特別枠の人が何曲も歌えるのはフェアではないなあといつも思う。もっとも、ユーミンに関しては不満を持つ人はいないだろうが。

ユーミンは今年で50年。郷ひろみに、60周年も、10年後にここ(紅白の舞台という意味だろう)でやりましょう、と語っていたのが印象的だった。


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