窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(092)

第20週「伝えたい思い」(月)

放送日

  • 2023年02月13日

登場人物

概要

舞が出勤の支度をしていると、かつて貴司から送られてきた短歌が目に留まる。舞は、前日に久留美に告げた貴司への気持ちを思い出すが、それを振り切るように仕事へ向かう。昼食をめぐみたちIWAKURAの社員たちと「うめづ」でとっていると、新聞記者の御園と出くわし、IWAKURAが御園から取材を受けることになる。(NHKオンデマンドの解説より)

リューに、翌日までに十首と言われたが、まだ一首しかできない。そこへ史子が差し入れを持って様子伺いにやってくる。貴司が「一首できた」というと「あと九首ですね!」と返す。

舞が物産展のお土産を持ってやって来る。貴司が「一首できた」というと「ほな、見せて」と返す。貴司が見せると、史子が「私も見たい」と言い出し、内容について(舞に向かって)解説を始める。帰る舞に、貴司は今が一番大事な時だから、自分がそばにいて彼を支えると言い出す。

感想

貴司は、短歌に使った技巧のことなど舞がわかるとは思っていなかっただろうし、そんなことより読んだ印象を聞きたかったのだろうが、二人の間に割って入ってマウントを取りに来る史子は……愚かであろうか? 貴司が頼んだわけでもないのに、自分が側にいることが貴司のためであり、歌を作るのに役立つと考えるのは傲慢であろうか?

舞はモヤモヤする。無論、貴司とゆっくり話もできないことも残念なら、史子の存在にも苛立つ。しかし、短歌の技法のことなど自分には何もわからないわけで、そんな自分よりも史子の方が、歌を作るのにはいいかも知れないなあという思いもある。幼なじみであって恋人じゃないから、貴司が誰と仲良くしようが、異議を申し立てることはできない……

ということを理解した舞が、今後どういう行動を起こすかだ。

貴司は貴司で、リューと闘わなければならない。リューの言うのは貴司の目指す方向とは異なる。ノルマを押し付けてくるようなやり方も、かつての会社員時代を思い出し、イヤな気分になる。といって、子どものようにそれを拒否していては、歌集も作れない(収入にならない)。我慢するところは我慢し、譲るところは譲らなければいけないことはいくらなんでもわかる。どのように妥協し、どこは筋を通すのか。

突然現れた新聞記者の御園は、女性ばかりを記事にしたがったが、彼女は今度、このドラマの中でどういう役割を負っていくのか?

その他

  • 雪乃のオバチャン、的場クンを励ますためにめぐみと舞を引き合いに出すのはいいけれど、二人だけならともかく、藤沢と山田も一緒にいるのだから、まるで二人だけで工場を立て直したかのように言うのは失礼だ。「めぐみさんの元、ここにいる人たちが頑張って」くらいのことは言えないのだろうか。言われた舞も、「私の力やありません、みんなが協力してくれたからです」ぐらいは即座に返してほしかった。



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