窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(095)

第20週「伝えたい思い」(木)

放送日

  • 2023年02月16日

概要

早朝に出勤しようとする舞を見てめぐみは、舞の顔色が悪いことに気づき何でも相談するようにと言うが、舞は大丈夫と言って家を出る。一方、デラシネではリュー北條が秋月史子から、まだ貴司が新しい短歌を一首も詠めていないことを聞き驚き、貴司には恋の歌を詠んでほしいと言う。(NHKオンデマンドの解説より)

リューが「梅津先生は恋の歌がないからな」というと史子は「ありますよ、300首の中に一首」といい、「君が行く新たな道を照らすよう千億の星に頼んでおいた」がそれだと指摘。「君」は思い人だと。リューは「わかりにくいなぁ。もっとわかりやすくしてほしい」と呟く。

史子は舞を見かけると、「舞さんは梅津先生が好きなのですか。それやったら、なぜそう言わないのですか」と言い、「私は言います」と宣言。そして貴司に、ずっとそばにいたい、と伝える。貴司は「君と短歌の話をするのは楽しかったけど……」と、その思いには応えられないと話す。

感想

やはり史子は、史子は、貴司に思い人がいること、それが舞であることは察しているのだ。しかし、足しげくデラシネに顔を見せるようになったら、貴司がデラシネに来なくなってしまった。それが答なんだよ。

とはいえ、貴司のいないデラシネで、リューと史子が貴司の歌評をしている姿はなかなか面白かった。史子はともかく、リューもそれなりにきちんと貴司の歌に向き合っていることはわかった。わかりにくいのは当然、だって貴司の作る歌は「舞に読んでほしいけど、舞に自分の気持ちは気づかれたくない」からなあ。

「私に悪いところがあったら直します」というセリフを生身の人間が言っているのは初めて聞くが(歌なら「なみだの操」にあるが)、このセリフを口にする人は地雷なのだとよくわかった。

好きではない人に好きだと言われることが重荷だと実感した貴司は、ますます舞に言いにくくなるかもな……

今日の俵万智先生のtweet




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