題名
- 「どうする家康」第07話「わしの家」
放送日
- 2023年2月19日
登場人物
概要
家族と再会した元康は、家康と名を改める。一つの家のように国をまとめたいと願う家康だが、争いは絶えず、三河統一は遥か先の話。そんな中、民衆の間で一向宗が人気と瀬名から教えられる。家康は宗徒が集まる本證寺に潜入すると、そこには巨大な町がつくられ、住職の空誓は、民が苦しむのは武士のせいだと説いていた。家康は一向宗へ年貢の取り立てを命じるが、三河を揺るがすことに!(公式サイトより)
反旗を翻した者を鎮圧するにも金がかかるが、松平家にはもう金がない。本多正信は織田から借りればよいという。織田家は資金豊富、借りた金で今川の領地を切り取り、得た利益で返済すればよいと。家康は、これ以上信長に借りを作ったら頭が上がらなくなるからとその案は却下する。
調べてみると、領地内には寺がたくさんあるが、税を免除されているとのこと。それでも一向宗以外の寺は、金を要求すればいくらかは出すが、一向宗だけは全く出さない。家臣団は、寺の中は別の国だと思って関わらないが吉と異口同音に言うものの、家康は納得がいかず、強引に米を奪い取るものの、取り返されてしまう。遂に寺は集まってきた人に向かって、武装して寺に集まるよう呼びかける……
雑感
瀬名は岡崎城には入れなかったはず。この流れでそれをどう正当化するのかと思ったが、ちゃっかり岡崎城に入って家康と一緒に暮らしていた。
今回は終盤まではコミカルな回だった。家康と瀬名のラブラブシーンと嫁いびりをする於大の方。が、その一方、於大の方は瀬名を誘って変装して本證寺へお参りに(という名目で羽を伸ばしに)行ったりする。家康も本多忠勝、榊原小平太を連れて様子を見に行くが、忠勝と小平太はナンパに夢中になり、声をかけた相手は登与ら松平家の女中だった……
が、家康が本證寺から税を取り立てるあたりから雲行きが怪しくなる。臆病で慎重なはずの家康だが、今回は十分な理解も根回しもないまま強引に物事を進め過ぎた感もある。一方、どう進めても寺とはぶつからざるを得なかったのだろうとも思う。寺を単純な善悪で描かず、むしろ村人や家臣までが知らないうちに取り込まれていく様を描いたのはとてもよかった。
今日のtwitter
#どうする家康 第7回。元康から家康へ。三河をひとつの家にしたい家康に立ちはだかる怪しさ満点の一向宗。耳障りのよい言葉で民の心を掴む空誓上人。厄介な一向宗との対立は、家康の人生になくてはならなかった出会いだったように思います。なんだかんだで家康かわいがりの信長は愛しい。 #どうする絵 pic.twitter.com/GkAJHiAbv3
— KEI-CO (@keico) February 19, 2023