窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(105)

第22週「冒険のはじまり」(木)

放送日

  • 2023年03月2日

今日の陽菜

「言葉ってさあ、こんなにいっぱいいらんくない? ……中学入ってわかったんやけど、皆に合わせて『やばい』と『かわいい』と『きもい』だけ言うとったらやっていけんねん」

今日の貴司

「言葉がいっぱいあんのはな、自分の気持ちにぴったりくる言葉を見つけるためやで。陽菜ちゃんの気持ちにぴったりくる言葉はどっちやろ。会いたないんか、会わせる顔がないんか」

概要

自宅で舞は、めぐみと貴司に、まだ起業すると決めたわけではないが、御園からそういう提案を受けたと説明する。御園は、舞が起業するなら新聞社を退職して一緒にやりたいとも言った。どんな仕事をするのかと尋ねるめぐみに、舞は自分の中で芽生えた思いを話すが、めぐみは舞にはIWAKURAに残って欲しいと告げる。(NHKオンデマンドの解説より)

めぐみは、社長としては舞にはIWAKURAに残って欲しいが、母親としては、やりたいことをやってほしいと告げる。

その後、御園とも相談の上、事業計画書を作成し、めぐみに説明。めぐみは、やりたいことが具体的にわかったというが、そばで聞いていた悠人は「全然わからん」と突き放す。

貴司は、旅巡りの企画を、「月に一週間」という条件をつけて引き受けることにした。

感想

御園が舞に「起業したら?」と言った「起業」を耳にしたうめづの義両親が大騒ぎし、それがめぐみの耳に入った格好で、別に舞が起業したいと言ったわけではないのだが、いつの間にか舞がやりたいことにすり替わっていた。まあ、御園は舞の心の中を代弁したというところだろう。

やりたいことをられと背中を押してくれる親と、「会社経営は簡単じゃない、一年続く会社の方が珍しい、社長がどんなに大変か、お前もそばで見てよくわかっているだろう」と言ってくれる兄がいる舞は幸せ者だ。

今週に入って顔を見せなくなった陽菜がしばらくぶりで登場。私は、これまで仲良くしていた大樹との関係を、中学生になって急に意識してしまい、一緒にいるのが恥ずかしくなったのかと思った。が、そういではなく、大樹をからかう(いじめる)級友に合わせて、自分も大樹を傷つける言葉を口にしてしまい、気まずくなっていたのだ。仲良くなくても、好きでなくても、クラスメートに合わせていかなければ、クラスの中で居場所がなくなる。その気持ちはよくわかる。どうすればいいなどと軽々しくは言えないが、大樹にきちんと謝れたのはよかった。



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