窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(117)

第25週「未来を信じて」(月)

放送日

概要

舞は刈谷と玉本の作業場で、刈谷たちが開発している「空飛ぶクルマ」と対面する。刈谷の熱い情熱に触れ、舞は大学時代の人力飛行機スワン号を思い出す。刈谷と玉本は、サークル時代と変わらず空へのあこがれを抱き続けていた。刈谷は舞に、来年には有人飛行を成功させるという。そして、誰でも自由に空を行き来できる未来をつくると夢を語る。(NHKオンデマンドの解説より)

頻繁に刈谷らの工場を訪れる舞。ある日、玉本が刈谷を怒鳴りつけている場面に遭遇。あとで玉本と食事を共にした舞は、開発が遅れに遅れていると打ち明けられる。

貴司に誘われてデラシネに来た祥子は、嬉々として本を選ぶ。そこへリュー来訪。リューは祥子を紹介され、「梅津さんの歌集は好調です」「五島は梅津先生の原点です、祥子さんに救われたと言っていました」「連載エッセイも評判です」などと話す。さすがに編集者、このあたりは心得ているようだ。祥子は照れつつも喜ぶ。

リューは第三歌集の話を持ち出すが、貴司は顔を曇らせる。歌ができないのだ……

感想

祥子がデラシネの店番をやったらいいんじゃないだろうか。デラシネは、古本屋もさることながら、人付き合いの苦手な子どものたまり場として重要だが、もちろんばんばならその世話役にぴったり。ばんばにやりがいと生きがいができる。

貴司は恐らく本質的には旅する歌人なので、家で今の幸せに浸っていると歌ができない。それがわかっているリューは全国を放浪しながら歌を作る企画を出し、貴司もいったんは了承したはずだが、これまで実行に移された様子がない。それはデラシネの店番のアルバイトが見つからなかったためではないか。やはり、あの歌では人を募集していることが誰にもわからなかったのだ。

ばんばが店番をすれば貴司は旅に出られる、歌が作れる。歌集が出せる、リューが喜ぶ。いいことだらけではないか。家事の一翼を担っていた貴司が家を空けることが増えると、舞やめぐみの負担が増えるかも知れないが。

その舞は、刈谷と玉本に出会って完全に興味を奪われた感じ。そろそろこんねくとのことがどうでもよくなり始めているのではないか……。



映画ランキング