窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(125)

第26週「私たちの翼」(木)

放送日

  • 2023年03月30日

出演者

  • 浅田芭路(梅津歩)
  • 野原壱太(浦進)

概要

2020年4月。貴司がようやくパリから帰宅する。自宅の玄関前で歩を遊ばせていた舞は、喜びのあまり貴司にかけより歩と一緒に抱きしめる。3か月後の7月。ネットで刈谷たちアビキルの空飛ぶクルマ開発の詳細を多くの人に見てもらうため、紹介動画用の撮影を行ないネット上にアップする。やがてそれを目にした投資家が刈谷に大口の出資を申し出てくる。(NHKオンデマンドの解説より)

2026年。貴司は「トビウオの記」という本を上梓。歌集ではなく歌付きのエッセイ集で、舞の(アビキルの)ことも詳しく描かれているようだ。八木のおっちゃんはパリに戻り、その本を読んでいる。

アビキルの空飛ぶクルマ「かささぎ」はついに実用化へ。2027年1月31日より五島で運行開始予定。舞は初フライトの操縦を刈谷から託される。

めぐみは社長業をようやく章に引き継ぎ、会長に。ようやく祥子と五島へ引っ越すことになった。祥子は車椅子生活。舞たちは一課で五島へ。かささぎの初フライトは祥子と医師を乗せ、舞が運転する。念入りに機体チェックをする舞を見て、歩は、一太の子・進むに、「カッコええやろ、私も大きくなったら宇宙船のパイロットになるんやで」と告げる。

感想

いろいろとついていくのが大変だが、前回までアビキルが開発していたのはかささぎではない。それがうまくいき有人飛行をはじめ様々な試験をパスし、その上でかささぎの設計を始め、型式証明を取り、商業化にこぎつけた……というのは飛ばされた6年間の間に行なわれたのだろう。

123話で、荒金への会社や製品説明を舞が行ない、その上「弊社が」とか言っていた。その上124話では組み立て作業を舞が手伝っていたから、いつからアンタはアビキルの人間になったんや、と思っていた。そうしたら、実は舞はアビキルの執行役員だった。あっそう。

終盤での貴司の苦悩はなんだったのか腑に落ちないが、歌が読めなくなったけれど、文章は書けることに気付き、エッセイストに転身しました、ということを言いたかったのか。

それにしても社長業の引継ぎに6年も7年もかかるものなのか。章の成長を待っていたのか。覚悟を決めたはずの章もこれだけ待たされたら肩透かしもいいところだ。6年話を飛ばしたことによる辻褄合わせの影響だろうが、貴司が帰宅した後、祥子とめぐみが五島へ引っ越し、そのあとで時間を飛ばしてもよかったんじゃないか。

浅田芭路と野原壱太が舞と一太の子として再登場してくれたのは嬉しかった。初対面にも関わらず仲良く話をする二人を見て、あの時の続きを見ているようだった。今度こそ、この二人は仲良くなってほしい。

オープニングロールで、山田紗江は藤沢紗江になっていた。



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