第08週「女冥利に尽きる?」(月)
放送日
- 2024年5月20日
登場人物
- 瑞生桜子(小松温子、離婚を求める依頼者)
- 岡本玲(両国満智)
- 藤元萬瑠(両国小太郎、満智の長男)
- 国枝量平(満智の義父)
- 新貝文規(原告側の弁護士)
- 安住啓太郎(裁判長)
- 山田忠輝(猪爪直人)
- 二ノ宮陸登(猪爪直治)
概要
結婚した寅子は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。ある日、手伝いとして働くよねと共に、子の親権を義父と争う女性の依頼を引き受ける。両国満智は夫に先立たれ、しかも亡き夫の子を妊娠中。金策に困り果てて夫の友人を頼ったが、「著しき不行跡」として義理の両親から訴えられた。彼女の味方として張り切る寅子だったが、そんな寅子を優三は心配していた。(NHKオンデマンドの解説より)
離婚を求める小松温子は、夫に赤紙が来たため訴えを取り消すことに。
両国満智の件は、満智の訴えを信じた寅子が子の親権を求める義両親の訴えを撥ね退けたが、実はその子らは満智の浮気相手との間にできた子だった。裁判が終わった後にそのことに気付いたが、満智は「女はずるくなければ生きていけない」と高笑い……。
感想
雲野が寅子を叱りつけたのは納得がいかない。雲野事務所へやってきた顧客は、寅子が担当したとしても、事務所の客だろう。それを新人弁護士と無資格者よねの二人に任せきりで、雲野(もしくは岩居)は調書に目を通すこともしなかったのか? それで失敗したとして、責められるべきは雲野だろう。もうちょっと責任をもって面倒をみてやれよ、とは思った。だいたいよねが補佐につくべきは雲野先生か岩居であって、寅子ではないのではないか?
もっとも、今回は子は義両親とは血がつながっていなかったから、結果オーライではある。自分が寅子だったら、何か満智をぎゃふんと言わせる手を考えるところだ。一度でも舐められたらこの商売はやっていけない。正直に話してくれれば、それはそれでよい手を考えてあげられたのに。ゴルゴ13なら殺しているところである。
(2024-06-02 記)