窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「虎に翼」(076) 新潟編開始

第16週「女やもめに花が咲く?」(月)

放送日

  • 2024年7月15日

登場人物

概要

桂場(松山ケンイチ)や多岐川(滝藤賢一)らに送り出され、新潟地家裁三条支部に赴任した寅子(伊藤沙莉)は支部の職員たち、地元の弁護士・杉田太郎(高橋克実)らから大歓迎を受ける。困惑しながらも、新しい職場に一日でも早くなじもうと努力する寅子。一方で、娘・優未(竹澤咲子)との距離は縮まらない。(NHKオンデマンドの解説より)

星航一は前年から新潟本庁刑事部に配属されており、再会を果たした。

今日の星航一と寅子

「この町の方は皆さんとても親切で」
「…………親切」
「お休みの日は、何を」
「休みの日は、休んでいますね」

感想

昭和27年(1952年)春、新潟編開始。知る人のない新天地でいかに仕事を進めるかという話と、優未をいかに育てていくかという二つの重要なミッションを背負う……。

職場は、前任者の未決裁書類が多く、大変そうだが、取り敢えず歓迎ムードで和気藹々としている……ように見える。どことなく胡散臭さもなくはないが。

寅子が帰宅すると優未が洗濯物を畳んでいた。「お母さんがやるから、勉強……、遊んでなさい」。勉強を押し付けるのを踏みとどまったのは半歩成長だが、まずは優未を褒め、感謝してほしかった。前の家にいる時も家事を分担していたのだから、優未にできることもあるはずなのだ。

次の日、寅子が帰宅すると、優未がご飯を炊き、味噌汁を作り、おつけものを切っていた。75話の感想で

優未を連れて出て行くとなれば、花江に教わって料理を特訓したり、優未の好物を聞いたりとか、むしろそちらの方こそやることはたくさんあると思うが、全く準備をしている様子がない。

と書いたが、準備をしていたのは優未の方だった。寅子と二人だけの生活になれば、料理のひとつもできなければと優未なりに危機を感じ、花江に特訓してもらったのではないだろうか。



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