窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「虎に翼」(095)

第19週「悪女の賢者ぶり?」(金)

放送日

  • 2024年8月9日

概要

優未から優三の手紙の存在を教えられた寅子。自分のことばかりを気遣う内容に涙が止まらない寅子は、優三の分も優未を愛することが自分のやるべきことだったと改めて感じる。雨の夜。列車が止まっていて帰りが遅くなった寅子は今の正直な気持ちを航一に告げる。(NHKオンデマンドの解説より)

寅子は、航一さんのことも大事だけど、優三を一生愛していくつもりだ、と航一に告げる。航一は、優三さんの代わりをするつもりはない、あなたにも亡き妻の代わりは求めない、われわれは彼らを一生愛していく、それとは別に、今のドキドキする気持ちに正直になってもいいのではないか、一生を誓いあうわけではない、だらしない愛を……と説明し、ぎこちなく口づけをする。

感想

ようやく結ばれた二人であった。

ひとつだけ言いたいのは「職場でするな」だ。残業中に「少しお話ししても?」と航一に声をかけた寅子は、「私は優三さんを一生……」と語り出す。そういうことは場所を変えて話をしろよー、職場ですることじゃないだろう、と思ったが、とうとうキスまでおっぱじめた。もっとも、外でやったら誰に見られるかわからない、誰かに見られたら大事になる……とは言えるかも知れないが。

二人の心は情熱的に燃え上がっているのに、判事らしく口にする内容が説明調なのが笑えた。動作(行為)もぎこちなく、寅子だけでなく航一も恋愛経験が浅いことが窺える。

それにしても、航一の口説き文句は、まるでダブル不倫の口説き文句そのものだ。互いの配偶者を愛していていい、その代わりをしようというわけではない、今相手に対して感じる気持ちに正直になって、刹那的に愛し合おう、というわけだから。とにかく互いに相手とは死別していて二人とも独身なんだから、もっと言い方はなかったのかな。



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