- 第03週「1942-1943」(水)
概要
姿を消していた算太に召集令状が届き、久々に橘家に帰ってきたのもつかの間、算太は出征しました。人手も材料も乏しくなった「たちばな」は、次第に商いを縮小せざるを得なくなりました。一方、雉真繊維は戦争の勢いが増すにつれ軍への納入も増え、事業を拡大。稔には、銀行の頭取の娘との縁談が上がっているようで……。そのことを知った勇は稔のもとを訪ね、複雑な思いをぶつけるのでした。(NHKオンデマンドの解説より)
年代考証
感想
- 戦争のおかげできれいな服も着られない、お菓子も作れない、それでも「戦争が終われば」と口にするのは、そこにしか未来がないからでもあるが、やはりどこか他人事のような印象も受ける。外国から攻め込まれた歴史がほんどない日本は、この時点では、戦争の具体的なイメージがわかないのだろう。
- 「たちばな」も開店休業状態。それでも親戚を駆けずり回って着物と引き換えに小豆を手に入れたのは、「近所に何かあった時にお祝いくらいしてあげたいから」。これが「たちばな」の味の奥にあるものだよなぁ。
- 稔は、安子のどこに惹かれたのか、安子と知り合って自分は何が変わったのか、金太に話したのと同じことを両親に縷々と説明すれば、少なくとも美都里が「お金目当てだ」と言うことはなかっただろうが、なぜそれをしないのだろう。徒らに「安子ちゃん、安子ちゃん」と言っているだけでは両親は説得できないのに。
- 出兵する算太を見送らない金太に泣ける。
カムカムイングリッシュ
- When I grow up, I'm going to be a baseballplayer!(僕の夢は野球選手になること!)➡大胆な訳だ。
(2024-12-07 記)