窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ばけばけ」(090)

  • 第18週「マツエ、スバラシ。」

放送日

  • 2026年2月6日(金)

概要

トキはヘブンと久しぶりに散歩を楽しむ。しかし、ヘブンはどこかトキの様子に違和感を覚える。そんな中、再び松江に冬が訪れようとしていた。ある夜、久しぶりの金縛りに驚いたトキは、心配するヘブンに「一緒に怪談を聞かないか」と提案し、フミに怪談を話してもらう。しかし、ヘブンはトキの様子が気になってしまう。それから数日後、松野家にヘブン宛の大きな荷物が届けられる。(公式サイトより)

今日のヘブン

「デワ……開ケル……サン……ニ……イチ……ヘブン!」

今日の錦織

「これはヘブンさんご自身や松野家の皆さんのみならず、島根の教育にも箔がつき、中学の生徒たちの進学を助けてくれるでしょう。喜ばしい。次期校長として大変喜ばしく思います」

感想

今日の一大ニュースは司之介が仕事を辞めたこと。月曜日に「辞めたい」と言ってフミからは「好きにすれば」と言われていた司之介は、金曜までずっと考えて辞めることにしたらしい。フミ(とトキ)はああそうですかという態度だったが、ヘブンは急に真面目な顔になり、深々とお辞儀をして「長イ間、オ疲レサマデシタ」とねぎらう。

月曜にも書いたように、司之介とフミは、食費や家賃その他の費用を負担すべきだろう。フミは料理や掃除などの家事を分担して貢献しているが、司之介は辞めたらどうやって分担するつもりなのか? そもそも借金がなくなったと言っても大部分はヘブンが負担しているわけだから、これからも仕事をして、少しでもヘブンに返していくべきなのではないか?

というようなことを誰も言い出さなかったことに違和感を抱いた次第。

違和感と言えば、ヘブンの日本滞在記の本が送られてきた。ヘブンやトキ、錦織は大喜びするのだが、この時錦織は上掲のように、「島根の教育にも箔がつく」「中学の生徒たちの進学を助けてくれる」といった喜び方をする。本を出版するということが、現代に比べてはるかに敷居の高かった時代、著作があるというのは確かに箔がつくのだろう。しかし「箔がつく」というのは褒め言葉なのであろうか……? 昨日の帝大云々の話もそうだが、今の錦織は何かがちょっとずれている気がする。

冒頭で散歩した時、トキの包帯は既に取れていたが、おでこには傷跡があった。夜、うなされて金縛りに遭うが、これまでなら金縛りを喜ぶところを、今回は不快感が勝った。フミに怪談をねだるのも危険信号。つまり、表向き気丈に振る舞っているものの、庭に呪いの言葉を書かれた品々を投げ込まれたり、石をぶつけられたりした恐怖は去っていないのだ。

ヘブンはトキに告げる。「松江、離レル、シマショウ」。

ヘブンは松江の冬は寒い、ジゴクだからと言うが、トキの心の傷を癒すためには松江を離れた方がいいと判断したのだろう。この時の二人で散歩するシーンでは、トキの傷は消えていた。
(2026-02-08 記)



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