窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ばけばけ」(106)

  • 第22週「アタラシ、ノ、ジンセイ。」

放送日

  • 2026年3月2日(月)

概要

トキはリテラシーアシスタントとしてヘブンを支えるために、英語の勉強を続ける。ある日、ランにお茶会に招待されるトキ。外国人の妻であり英語も上手なランに、トキは英語の勉強のコツを教えてもらう。家でも丈や正木に英語の勉強に付き合ってもらう、トキ。そんな中、ヘブンにイライザから手紙が届く。(公式サイトより)

感想

アメリカへ行ってみたくないか、とヘブンがトキに問うと、トキは即答でノウ! と答える。言葉も通じないし怖いと。ヘブンは、アメリカにはghostあいるよ! と誘うが……

ランとトキは仲良くなり、一人でたびたびロバートの家へ行く。ランがカイダンが好きだと言うのでトキは興奮し、「東京だと牡丹灯籠ですか四谷怪談ですか」「?? 私は螺旋階段とか?」「そげなカイダン初耳です」「いいわよー渦みたいにぐるぐるでね」とアンジャッシュのコントのような会話で意気投合。トキが英語上達の秘訣を尋ねると、何でもノートに書いて覚えたといって昔のノートを見せてくれた。が、その内容自体がトキには難しかったようで……

イライザからの手紙は、フィリピン滞在記を書いてみないかという依頼があるとの報告だった。報酬のほかに渡航費と二年分の滞在費すべてを出すという。それはとても魅力的なオファーで、一人なら飛びつくのだろうが……。さらにトキへの英語教授に熱を上げるが、一向に上達しない……(不思議なことにI wanto to be with you.はすらっと言えた)。

ヘブンはいま、作家としてチャンスをつかみかけている。アメリカへ戻るか、フィリピンへ行くか、他にも選択肢はあるかも知れないが、作家として生きていくならこの波に乗らずしてどうするというところ。一方、「通りすがり」だったヘブンが日本に腰を落ち着けることにして結婚もしたのであり、家族をどうするという問題がある。トキは、外国人と結婚してくせに夫の母国にも興味がなく、松江を出ることすら嫌がった人だ。今週は、その狭間でヘブンがどういう決断を下すのかを描くのだろう。

それにしてもヘブンは英語の教え方が下手だ。何の素養もないトキにいきなり英文を話し、繰り返すよう言ったところでできるわけがない。正木と丈が単語を教えるも、これまたなかなか身に付かない。

そもそも英語の母音・子音の発音ができないのだから、単語が喋れるわけがない。単語が喋れなければ文章は話せない。footと発音するためには[f][oo][t]の三つの音が発音出来なければならぬ。が、[oo]の部分は日本語の「ウ」でもまあいいとして、[f]も[t]も日本語にない音だ。まずはそこからだ。

現代はカタカナ言葉や英文字があふれている。英語を正式に習う前にもソコソコの予備知識はあるが、この時代は学校で学ぶ以外、恐らく全く世の中に英語はない。ランはええとこのお嬢さんのようだから、女学校にも行き、ある程度は学校で習ったのだろう。

遠回りのように思えても、最初の一ヵ月は毎日単語。名詞と代名詞と形容詞。目的は発音練習だが、これで基本単語を何百か覚えれば、それだけである程度自分の意思は伝えられるし、聞き取れる言葉も出てくるはずだ。文章の理解はそのあと……

まっ、それでもランのレベルで会話ができるようになるには一年や二年では無理だと思うが。



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