窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「山田轟法律事務所」

タイトル

  • 「虎に翼」スピンオフ「山田轟法律事務所」

放送日

  • 2026年3月20日

出演者

本編から

  • 土居志央梨(山田よね)
  • 戸塚純貴(轟太一)
  • 平山祐介(増野)
  • 伊藤沙莉(佐田寅子)
  • 尾野真千子(語り)

新キャラクター/配役

  • 秋元才加(山田夏、よねの姉)
  • 森迫永依(寺田静子、GHQの通訳)
  • 呉城久美(照子(キャサリン))
  • 絃瀬聡一(朴)
  • 細井じゅん(杉本)
  • 北代高士(長田)
  • 鈴木拓(上野署の刑事)
  • 大谷亮介(水谷、上野の顔役)

今日のよね

「どいつもこいつもどいつもこいつも、あたしのこと知ったような口きいて。別に怒りたくて怒ってるんじゃない、不機嫌でいるわけじゃない。世の中がどうしようもないからだ。どんどんクソになるからだ。こうでもしないと自分が死ぬ。ここで止まれば、あたしもただのクソだ」

概要

山田よねは空襲で重傷を負った増野をリヤカーで運んでいた。荒廃した上野の街で法は無力で、よねの心は徐々に荒んでいく。姉・夏と再会するも二人の心はすれ違ったまま。その夏を理不尽な暴力が襲い、真相が闇に葬られてしまう。絶望の中、よねは憲法十四条を怒りに突き動かされるように壁に記す。そして轟太一との再会を機に、追い詰められた人々の事件に立ち向かっていく。(公式サイトより)

雑感

1時間15分は長いから、途中で休憩を取ろうかなどと考えていたが、息継ぐ間もなく、畳みかけるように話が進んだ。とはいえ窃盗、暴力、売春、朝鮮人差別、黒人差別、被差別部落に冤罪・再審の話まで登場し(女装の男娼も出たようだが気づかなかった)、話が重くてこれ以上はちょっと辛いなあと思ったところへ轟、寅子が登場し、一気に場が和んだ。ほっとして最後まで進んだ。この構成はうまい。

しかし、あの主題歌は反則だ。もう何百回聴いたかわからない、馴染みの曲なのに、あの場面でイントロが流れた瞬間、押さえていたものがこらえ切れなくなって、涙がぶわーっと流れてきた(褒めてます)。

燈台のマスターは(本編では)空襲で死んだはずだけど生きてたんだ? と思って見たのだが、なるほどそういうわけか。「おれは……空襲のあった日にレコードを取りに戻って死んだってことにしておけよ」ということにしたってことか。まあ、そもそも空襲が原因で死んだのは間違いないわけだし。

寅子の戦後も(優三を失ったことを含め)過酷なものだったが、それでも家族がいたし住む家があった。郊外のせいで周囲もそこまで殺伐としてはいなかった。上野は、よねの周りは、本当に大変だったんだなあ。

ところで、この物語は「山田轟法律事務所」ができるまでのエピソードであって、「山田轟法律事務所」の話ではなかった。これから「山田轟法律事務所」の話が始まる……ってことでいいのだろうか? ぜひ夜ドラあたりでやってほしい。6週24回くらいでどうだろう。

配役

  • 秋元才加、もとはアイドルなのに、ああいう下品な役を下品にできるのはすごいな。
  • GHQの通訳、寺田静子を演じた森迫永依(もりさこ・えい)、名前はすごく覚えがあるけど顔に覚えがない……と思って調べたら、「のだめカンタービレ」でのだめの幼少時代を演じた子役の人だった。

(2026-03-21 記)



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