窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(104)

第22週「冒険のはじまり」(水)

放送日

  • 2023年03月1日

概要

舞は河内大学からの電話で、校舎の外壁を小堺の作る金網フェンスで飾る件が正式に決まったと聞いてお礼を言う。さらに、河内大学から新しい校舎に作る、学生のためのフリースペースのデザインを東大阪の技術を集めて手伝って欲しいと依頼される。舞はそれに協力するつもりでIWAKURAの社長であるめぐみに相談すると懸念を示される。(NHKオンデマンドの解説より)

御園から、仕事がますます盛んになっていいね~と言われた舞は、「仕事と言っていいかどうか……」と口を濁す。御園は起業して事業化することを提案する。

感想

舞のやっていることはとてもいいことだと思うが、どこでお金を得るつもりなのかは気になるところだ。河内大学から小堺にフェンスの発注が行った。それはいいことだ。これは舞の口利きがあって初めて実現したのだから、舞の側にも取り分があってしかるべきだ。河内大学が、小堺とは別に舞にコンサル料を支払うことはないだろうから、小堺、IWAKURA、河内大学の三者契約とし、小堺がたとえばフェンスを500万で作るというなら、河内大学には550万円を請求し、舞の側が50万円を取る。こうすれば舞の人件費や諸経費、I商談の場となったIWAKURAの会議室の使用料などもペイできて、三者に都合の良い結果になる。が、舞はそうしたお金の取り方を潔しとせず、小堺があとで菓子折りを持ってお礼に来て終わりになりそうである。

成果が上がらなければ致し方ないが、ちゃんと成果が上がっているのだから、きちんと利益を得る仕組みを整えること、舞が個人で勝手に動いているのではなく、IWAKURAが関わっていることにして、IWAKRAの売上とすること、そうすることで会社にも貢献するし他の社員の協力も得やすくなる。そういう過程をすっ飛ばして、いきなり起業は飛躍し過ぎだと思う。なんだか御園がやりたいだけのような気もする。

しかし、IWAKURAの中にいればなあなあになってしまう部分も、独立した会社の業務とすれば、舞も甘いことは言えなくなるし、舞が言いにくいことを御園が交渉してくれるなら、その方がいいのかも、とも思う。御園は舞に取っていい人なのかそうでないのか、初登場以来疑問に感じているが、まだ結論は出ない。
(2023-03-02 記)


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