窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

回想のハコヅメ

最終回直前のコラム。最終回の感想は(あるとしても)まだアップされていない。

イラストがなかなか素敵である。下段にこれまでのイラストがすべて見られるようになっている。どの回も(特別編も含めて)そこで描かれているシーンをありありと思い出すことができるが、3話のイラストのみ、何を描いているのかわからなかった。うしろで手を取り合っているのは伊賀崎と藤と思うが、この二人が実際にこんなことをしたわけではないし。


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アタック25(最後の通常回……のはず)

慶応義塾大学のクイズ研の部長、さすがによく回答していた。しかし回答するだけではパネル獲得にならないのがつらいところ。正答すれば正答するほど、他人にいいパネルを提供するだけに終わってしまう。もっとも中盤の連続正答はさすが。あと一問連続正答できれば、晴れていいパネルを自力で取れたが、さすがに難しかった。

ところで、ニュースによれば来週は最終回で、グランドチャンピオン大会だそうだが、放送では次回で最終回だとは一言も触れず。これはあまりに不自然だと思うが、何か理由があるのだろうか。もしかして終わる終わると言われているのはただのデマで、このままずっと続いていくとか?


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「ハコヅメ」第09話

最終話。最後まで面白かった。

放送日

  • 2021年9月15日

あらすじ(公式サイトより)

川合が作成した似顔絵によって再び動き出した桜ひき逃げ事件の捜査。とはいえ、簡単に進展があるはずもなく、一週間が経過する。

そんな中、鑑識検定上級の資格を持つ藤と源は、車上荒らしの被害車両の鑑識作業にあたる。川合にわかりやすく教えるため、ベテラン鑑識長と新任巡査になりきる藤と源。次第に謎の鑑識コントがツボにハマる川合と伊賀崎だが……。

そんな矢先、隣の村川署から、守護天使の似顔絵に似た男が現れたという情報が! 果たして守護天使の正体とは…!? 3年越しの事件の核心に迫る最終話!

感想

長い話のはずなのに、この一話でどう収まりをつけるんだろう、源の父親もまだ登場していないが、今日いきなり出てくるのか、などと訝しんだが、守護天使の逃亡先を案内する役は伊賀崎が担当し、うまく話がまとまった。源父は登場せず。従って父との葛藤もなく、すんなり話は進んだ。

3年越しのひき逃げ犯人(と見られる被疑者)を確保し、事件は解決したが、時計を見るとまだ20分も残っている。ダラダラと話が続くのはイヤだなと(「踊る大捜査線」のテレビ最終話の、犯人確保までのテンポのよさと、その後のテンポの悪さを思い出しつつ)考えていたらとんでもなかった。桜の退官騒動に川合の部屋飲み、そして日常へととんとん話が進み、全く飽きる間がなかった(警察権のお犬様騒動は、それだけでコントがひとつできる内容だが、飲み会の場での川合のセリフだけで消化されたのには驚いた)。

第一話から最終話まで、コメディとシリアスのバランスが極めて高いレベルで調和した、良いドラマだった。シーズン2を期待する声もあるが、期待も何も、ここまできたらやらないわけがないだろう、と思う。

その他雑感

  • 藤と源の鑑識のシーンはコメディパートとして作られたのだろうが、今回に限り全く面白くなかった。
  • ようやく藤の同期の女子会が開催された。みな桜のわがままを聞いて、髪を長く伸ばしていたのだが、そのことに触れられなかったのは残念。
  • 聖子が日本酒の瓶の中身を入れ替えたことに誰も気づかず、女性警察官で酒の味がわかるやつはいないとほくそ笑む聖子だが、安酒と入れ替えたらわかる人はわかるだろうが、同等・同傾向の酒であれば素人にはわからないだろう。しかし「同等・同傾向」なのであれば、別に騙したことにはならないのではないか。
  • 川合が桜に向かって藤の悪口を怒鳴り散らす、クライマックスシーン。普通、大きな声を張り上げると声が濁るのだが、永野芽郁の声はあくまで澄んできれいだった。だから心地よく耳に響く。こんな声の持ち主は滅多にいないのではないか。
  • オリキャラの鈴木君、最後まで哀れだった。
  • 周囲でハコヅメロスを口にする人は少なくないが、確かにハコヅメロスといえばハコヅメロスだが、自分は山田ロスだ。自分でも意外。いや全く彼はいいキャラをしているよ。病みつきになる。


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「ハコヅメ」第08話

最高に笑えて最高にカッコ良かった。

放送日

  • 2021年9月8日

登場人物

あらすじ(公式サイトより)

川合は宮原から、藤が刑事課から交番にやってきた本当の理由を聞く。

3年前にひき逃げされた同期・桜のために犯人を追っていた藤は、捜査が難航する中、「守護天使が犯人じゃないか?」という伊賀崎の勘にすがり、一人で手がかりを探してきた。しかし、交番の新任女性警察官を狙って凝視してくる不気味な男・守護天使は、事件後にぱったりと姿を消し、藤の捜査も次第に手詰まりに。そんな時、町山署で現場実習をしていた川合に遭遇。藤は、桜に似ている川合の近くにいれば守護天使がまた現れるかもしれないと思い、自ら刑事課から川合が所属された町山交番に異動してきたという……。

藤が真実を隠して自分のそばにいたという事実に混乱する川合。それでもショックを隠し、今まで通りに藤と接しようとするが……。

そんな中、生活安全課の応援に駆り出された藤と伊賀崎は、違法風俗店のオーナーが現れる予定のレストランで張り込みをすることに。しかし、客を装った捜査員たちで固めた店内に、事情を知らない源と山田が偶然にもそれぞれ勝負デートに現れる! 全てを察し、捜査の邪魔をしないよう必死に平静を装う二人だが、楽しかったはずのデートは、恥ずかしすぎる公開処刑の場に! さらに、店には何も知らない川合までやってきて……!?

雑感

序盤のレストランでも張り込みシーンは最高に笑えた。張り込みをやっていると知らない山田が入ってきた時の格好が、本人なりに精一杯おしゃれしてきたつもりなのだろうが全く似合っていない点にまず笑えたし、源がやってきたのにも笑えたし、そこへ川合までがやってくるとは思わなかった。おまけに山田と源は一瞬で何が起きているのかを理解し、身の置き所がないという顔をしているのがたまらない。一方川合は知った顔が大勢いることに気づいていないのが可愛らしい(川合らしい)。
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このシーンはほかにも爆笑セリフが満載。スズキが牧高ににらまれるところとか。公式サイトのスペシャル動画にノーカット版が出てくるのを待とう。

もう一つの見どころは拳銃を発砲しようとする被疑者に聖子が拳銃を向けて対峙するところ。ここも笑える箇所はあるのだが、原作にあった大事と思われるセリフがいくつかカットされていて、残念に感じた人もいたようだ。だが、原作ではここはお笑いパートなのだけれど、ドラマではシリアスの方に軸を置いて演出したのではないかと思う。銃を構える戸田恵梨香はカッコ良かった「ペアっ子の命、私の残りの人生を賭けるにはそれで充分」というセリフは川合に響いただろう。
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それにしても宮原部長も川合によけいなことを言ったものだ。一回目の登場シーンはおいしいところをかっさらっていった感があったが、今回は逆。聖子からそう聞いたわけでもないのに、「俺にはすぐわかった。お前を囮にするつもりなんだってな」と断言するのはいかがなものか。囮というなら、守護天使が出そうなところをわざと川合一人でパトロールさせるとかいうならわかるが、別にそんなことはしていない。交番に、新人の女性警察官が配属されたから、守護天使が現れるかも知れないと思って転属した、でいいんじゃないのか? 川合に言うなら「守護天使からお前を守るつもりなんだろう」ぐらいのことを言ってやればよかったのに。

そして聖子が交番へ来た時に抱えていた段ボール箱はさくらの事件の資料。これを「ハコヅメ」にして持ってきた、というわけで、ハコヅメはダブルミーニングだったことが明かされた。なるほど。



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永野芽郁のすごさ

最新話以外を見ようと思ったらHuluの契約をしないといけないけど、サイトに行くと動画がいろいろ公開されている。特にギャグパート(通常点検、術課訓練、ヘリウムボイス、等々)がノーカットであって、これは何回見ても面白い。週末にこれらをずっと見ていて気付いたことがある。

これまで永野芽郁を見ていて「可愛いな」とは思ったがうまいとは感じていなかった。が、改めて見てみると、演技力が半端ではない。たとえば「パンティー論争」、皆がハードボイルドな顔をして話をしているが、北条課長も源も山田も鈴木も、みな、顔も確かにハードボイルドになってはいるけれど、主にしゃべる時に声を張り上げることでハードボイルド感を出している。それを見ている川合も強面を保とうとするが、筋読みが捜査に役立つことはないと聞いて思わず気が抜けてしまう。そこをハコ長に「川合くん、ハードボイルド」と言われて再びハードボイルド顔になる……セリフなし、眉と目の演技だけで。なんだかベテランの平山祐介なんかよりよほどうまいと思ってしまう。

そんな矢先にtwitterで、永野芽郁は「真田丸」で千姫をやった人という書き込みを見て驚いた。千姫はもちろん秀頼の正室で、大坂編ではそれなりに重要なポジションだったはずだが記憶にない。でも調べたら確かにそうだった。それだけでなく、「八重の桜」では山川常盤を、さらに映画「るろうに剣心」「繕い裁つ人」「ミックス」にも出演しており、ちゃんと名前を記録していた(「ミックス」はいまだレビューを書いていないが)。「繕い裁つ人」では「存在感があった」と書いている。まだ21歳と若いけど、芸歴10年以上のベテランなのだった。「るろうに剣心」も「ミックス」も、もう一度見てみたいな。

「ハコヅメ」第07話

全9話、9月15日が最終回になることが確定したそうだ。9話は短いが、途中二週にわたって休みが入ったことの影響だろう。ぜひSeason 2をやってほしい。

放送日

  • 2021年9月1日

登場人物

あらすじ(公式サイトより)

伊賀崎が藤の同期・桜とペアを組んでいたことを知った川合。桜について尋ねるが、伊賀崎は曖昧に言葉を濁す。その頃、施設を訪れた藤は、リハビリをする桜に声をかけられずにいた……。

そんな中、署員たちに緊急招集がかかる!刑事課に駆けつけた一同の前に現れたのは、なぜか泣いている山田と虚ろな表情の源。なんと山田が警察手帳を紛失したという! 警察官にとって手帳の紛失は致命的。悪用される可能性もある一大事に、吉野は警察の威信をかけた徹底捜索を命じる!

その夜。藤は、牧高から相談を持ちかけられ、川合の部屋に集まる。ペアの鈴木との関係に悩む牧高の話を聞いた川合は、自分と藤の間には隠し事がないと胸を張る。楽しそうな川合の表情に、藤は複雑な思いを抱える……。

翌日。その日は、伊賀崎の妻の出産予定日。伊賀崎が出産に立ち会えるよう協力する藤と川合だが、交番に「男の人に抱きつかれた」という男子大学生が駆け込んでくる。帰りたいのに帰れない! 伊賀崎の長い1日が始まる。

そして、川合は桜が休職するに至った、ある事件にたどり着く。そこには、藤が交番にやってきた“本当の理由”が隠されているのだが……!?

雑感

前回のことがあったので、今回も序盤で笑わせておいて胸が締め付けられるような終盤へ、落差の激しい内容になるんだろうなと思ったが、とにかく序盤に、山田の手帳紛失事件、町山警察一同のハードボイルドドラマ、パンティーショーツ論争など、これでもかというくらいに詰め込み、笑わせられ続けた。

「藤さんがこの一週間、朝昼晩に何を食べたか、私全部言えますよ」というくらいに藤のことが好きな川合。藤が山田の手帳を見つけて山田から感謝されると「ペア長が褒められると自分が褒められるより嬉しい」と言い切る川合。

その川合が桜がひき逃げの被害に遭って休職中であることを知り、藤が一人で調べているのはこのことかと思い当たり、藤に協力を申し出るが、藤はそのことに触れたがらない様子。川合は源に事情を訊くが源は答えない。山田が藤に「俺だったら他の人から耳に入る前にペア長から聞きたいっす」と詰め寄るが、藤は「おこがましい」のひとこと。このシーンは川合は知らないが、視聴者はじらされる。

そしてラスト、山田が源に「藤先輩は川合を囮にしようとしているんじゃないですか!?」と言っているのを聞いてしまう。真相はいかに。そして「守護天使」とはなにか。桜の事件との関係は?

恐らく当初は全11回を想定していたと思うが、途中で二週間の休みがあったために減ったのだろう。しかし端折った感はない。聖子が刑事課から交番勤務に移ったのはいわくがあることは初回からほのめかされていた。これ以上引っ張られるとイライラするから、このくらいのテンポで話が見えてくるのがちょうどよい。永野芽郁の感染は不幸な出来事だが、ストーリー展開という意味では却ってよかったように思われる。



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西野七瀬を見つけた

ドラマや映画を見ると、これまで知らなかった役者が必ずいるものだが、「出会えてありがとう」と拝みたくなる時がある。「ハコヅメ」に関しては西野七瀬がそうだ。

よく牧ちゃんに西野七瀬を配薬してくれました。よく原作では地味な牧ちゃんを主演に次ぐポジションとし、毎回出演させてくれました、と、西野に目を付けた制作者には感謝の気持ちでいっぱいである。

藤・川合・牧高の三人の女子会は原作にないシーンだが、毎回のように描かれるたびに、美形三人が並ぶ姿にため息をついている。「尊い」というのはこういう時に使う言葉なのではあるまいか。

世の中の多くの人が「ハコヅメ」で西野七瀬を「発見」した、というような内容の、まさに自分の気持ちを代弁した記事を見つけたのだが、いくら検索しても見つからない。ネットの記事は、その場でクリッピングしないと、まさに一期一会だなあ。

「ハコヅメ」第06話

神回。リアル視聴してよかった。

放送日

  • 2021年8月25日

登場人物

あらすじ(公式サイトより)

猛暑の中、休む間も無く働く藤と川合。刑事課の源と山田も不眠不休で飛び回り、署内の疲労はピークに。そこにタイミング悪く副署長・吉野の命令で全員参加のメンタルヘルス研修の招集がかかる。ストレスを解消するためのメンタルケアは、なぜかストレスフルに幕を開ける!

翌日。高齢ドライバーの免許更新手続きを対応した川合は、報われない交通課の仕事を悪く言っているところを、交通課一怖いと噂の宮原に聞かれてしまう。

川合は藤を急かし、逃げるように通報の対応へ。通報内容は、神社にチェーンソーを持った男が出没したというもの。源、山田も合流し、チェーンソー男の制圧ミッションが始まる……!

忙しく公務に奔走するうち、すっかり交番の仕事に慣れた川合は、似顔絵捜査でも活躍。尊敬する藤とも息が合い、ペアらしくなってきたことに喜びと自信を感じ始めていた。そんな矢先、藤と川合は交通事故の通報を受け現場へ。事故が大事に至らなかったとほっとする川合だが、藤は路上に転がったタオルケットに気づくと顔色を変える……!

ひよっこ警察官・川合にかつてない試練がのしかかろうとしていた……。

雑感

これまでのところ最もよくできた回。序盤で笑わせておいて胸が締め付けられるような思いの終盤。アップダウンが激し過ぎる。藤の涙と源のやさしさにこちらも……

メンタルケア講習はお笑いパート。川合が山田や藤の長所をすぐ思いつくところや藤と源がお互いに見つめ合いながら苦虫を噛み潰したような顔になるところは心底笑えた。

初めて現場で死体を見てしまい、以後ショックで出勤できなくなってしまう川合。そんな川合を見守ることしかできない藤。そんな藤を案じて、強引に飲みに誘う源。わざと交番に顔を出す宮原部長。つらいシーンだが、お互いの思いやりが温かい。

第一話で省かれた安全教室のエピソードがここで差し込まれる。子供たちにみんなの命を守るためにルールを守ってほしいと訴える川合。第一話で省かれた時は残念だったけど、ここで差し込みたいからだとわかり納得。いい改変だ。

その直後、子供が道路にいるのにスピードを緩めない自動車を見た川合は、咄嗟に子供をかばい自動車に接触。、烈火のごとく怒りドライバーに詰め寄るハコ長。「川合に何かあったら、私……」と泣き崩れる藤。伊ケ崎も藤も、これまでにない表情を見せた。みんな川合が可愛いのだ。さいわい、川合のケガはたいしたことはなかった。

藤が泣き出すシーン、藤の顔を見ないようにし、かつ、他の人からも見られないように後ろ向きで藤の前に立つ源。泣かされた。

写真に写っていた藤と同期の女性は桜しおりと判明。現在は車椅子生活で、リハビリ中だ……

今日の川合と山田

川合「前科前歴がない、住所が定まっている、定職がある、素行不良者でない、反社会勢力との交流がない」
山田「なんで俺の長所全部被告人っぽいんだよ」

配役



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「ハコヅメ」第05話

放送日

  • 2021年8月18日

登場人物

あらすじ(公式サイトより)

夏真っ盛り。相変わらず公務に追われる川合は、自分とはまるで別世界で恋愛を満喫する同世代を羨ましく思っていた。そんな中、意外にも藤のつてで合コンのチャンスが巡ってくる! 自分たちが警察官であることを隠し、気合を入れて臨む2人だが……。

なんと、同じ店で別の合コン中の源と山田に鉢合わせてしまう。史上最高に気まずい合コンがスタート! さらに、2人を警察官ならではのアクシデントが襲う!

翌日、町山交番に高齢の男性・三宅が駆け込んでくる。三宅は、妻から襲われそうになって逃げてきたと訴える。異変を感じた藤は、川合が担当した聴取に自分も立ち会いを申し出て……。

この日も交番は大忙し。休む間もなく火災の通報を受けた藤と川合は、現場に急行する。しかし、寝不足の川合は突然めまいに襲われ、その場にしゃがみ込んでしまう。その時、川合の前に消火を終えたイケメン消防士・武田が現れて……!?

憧れの少女漫画のワンシーンのように川合を抱きかかえると、救急車に運ぶ武田。突然川合に運命の恋が舞い降りる!?

ペアっ子の初恋を応援しようと、藤もテンションが上がる中、前途多難な警察官の恋が幕を開ける!

雑感

特別編も悪くなかったけど、改めて川合の存在感を認識する。抜群に面白いのだ。

合コン話、川合の初恋話、三宅さんの話、藤の同期会に強引に巻き込まれる川合と牧高……などの話が絡む。最初の二つはギャグパートだ。

合コンがかち合う件、原作では理由は述べられていなかったと思うが(記憶に頼っているので怪しいが)ドラマでは「なんで同じ店にすんのよ」と聖子に詰め寄られた源が「しょうがないでしょ、町山にはおしゃれな居酒屋は一軒しかないんだから」と答えていたのはいい改変。おしゃれした川合と聖子の姿も見られて眼福。実際、スカート姿の永野芽郁はこのドラマ始まって以来じゃないかな。

初恋話は面白いけどいささか不満もある。どうしていいかわからない川合が藤に泣きつくまではわかるとして、デートに着て行く予定の服を、源・山田に見せるのはうなずけない。精一杯のおしゃれ姿を、彼氏(まだ彼氏ではないが)より先に別の男に見せるか? 似合っているかどうかの判断は藤で(何なら牧高にも聞けば)わかること。僕が武田の立場だったら、こういうことをする女は嫌だなあ。そもそも連絡先を交換したのに、向こうから何もメッセージが来ない、とやきもきしているが、まずはお前からメッセージを送れよ! と思う。

三宅さんの話は、認知症の夫を、明るく甲斐甲斐しく介護していたように見えた妻が、実は心身ともに疲弊し切っていたというもので、身につまされる。

パリッとした格好をして歩いている夫妻とすれ違った藤と川合は、「新婚旅行に行った温泉に、二人でまた行こうということになりまして」と話す三宅に違和感を持つ。「いつものお薬の入ったカバンは?」と藤が訊くと「もう飲まなくていいと妻が言うので」。そのまま別れてデートに向かう川合だが、デート中も武田のことより違和感の正体が気になって仕方ない。そしてそれに気づいた川合がデートを急遽キャンセルして引き返す! 川合が気づいたことは当然藤も気づいているだろうから、デートをキャンセルする必要があったかどうかは別の判断もあろうが、この時の川合の態度は見事だった。

ただし、薬の入ったカバンどころか、温泉旅行に行くというのに旅行鞄も持たず手ぶらなのは不自然極まりない。妻はどこへ行くつもりだったのだろう。せめて本当に温泉で一泊くらいすればすればよかったと思うが、そこで騒ぎを起こされたら旅館に迷惑がかかる、とでも思っていたか。

藤の同期会も基本はギャグパートで、川合・牧高・山田の奴隷っぷりが哀れというか、可愛いというか。が、松島と桃木が登場したということは、いよいよあの話に触れることになるのかな。藤・桃木・松島ともう一人、四人が写っている写真に川合は気づいてしまったし。