窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「虎に翼」(035)

第07週「女の心は猫の目?」(金)

放送日

  • 2024年5月17日

概要

優三からの提案を受け入れて婚約することにした寅子。直言とはるは驚くが、二人を祝福する。寅子は職場で雲野にも報告。弁護士としてはじめての仕事を引き受けることになった寅子は堂々たる法廷デビューを果たす。寅子は「紙切れ一枚でこんなに状況がよくなるなんて」とよねに語るが、よねは納得していない様子で――。(NHKオンデマンドの解説より)

今日の優三

「僕の両親は既に他界しています。僕に家族はおりません。寅ちゃんと猪爪家の皆さんと家族になれることは、これ以上ない旨味です」

感想

ここに至るまでの経緯にはいろいろと疑問がなくはないが、ともあれ、猪爪寅子は佐田寅子になった。

優三の人柄の良さや地頭の良さは、猪爪家の人であれば皆知っていただろう。それでもこれまで、寅子にも、はるや直言にも、結婚相手として全く思い浮かばなかったのは、両親も兄弟もいない孤児であり、お金も持っていない……つまり、猪爪家に相応しい家柄ないし社会的地位がないからだろう。はるが二人の話を聞いて「その手があったか」と呟いたのは、家柄とか、社会的地位とか、そういう枠を外して考えれば、こんないい人が身近にいた、ということに気付いたということではないだろうか。

さて、うれし恥ずかし初夜。優三はうっかり「僕は寅ちゃんのこと、ずっと好きだったんだけどね」と漏らしてしまうが、「寅ちゃんには指一本触れるつもりはない」と言い、さっさと寝てしまう。長年好きだった人が隣にいて、よく寝られるものだ。実は優三は、意外に神経が太いのではないか?

傍聴人マニア・笹山は、時世がら米もネタも入って来ず、笹鮨を畳んで田舎に帰る決意をする。



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「変な家」

前回から三ヵ月以上も開いてしまった。5月17日鑑賞。

題名変な家
原作雨穴
監督石川淳一
出演間宮祥太朗(雨男/雨宮、売れないユーチューバー)、佐藤二朗(栗原、設計士)、DJ松永(柳岡、動画プロダクションのマネージャー・雨男担当)、川栄李奈(柚希、殺された男性の妻を名乗る女)、瀧本美織(片淵綾乃、柚希の姉)、長田成哉(片淵慶太、綾乃の夫)、斉藤由貴(松岡喜江、柚希の母)、石坂浩二(片淵重治、片淵家当主・柚希の祖父)、根岸季衣(片淵文乃、柚希の祖母)、髙嶋政伸(森垣清次、親戚)、他
公式サイト映画『変な家』公式サイト
制作日本(2024年3月15日公開)
時間110分
劇場イオンシネマ港北NT(スクリーン12)

雑感

主人公は小説ではライターだったはずだが、映画ではユーチューバーになっていた。もっとも、小説の原作はYouTubeだったらしいので、そういう意味では本来の姿に戻したということか?

原作も大分忘れているが、後半はさらに原作からの乖離が激しかったように思われる。

そもそもこれはサスペンスミステリーである。間取りを見てかすかに感じる違和感を掘り下げていったところ、かつてないほどの凶悪な犯罪にたどりつくというところが恐ろしいのであって、ホラー的な怖さがメインではなかったはず。しかし映画は完全な「ホラーもの」になっていた。

それはそれで、十分怖い思いができたから、モトは取れたと思ったけど、「違う、そうじゃない」感も強かった。

配役

  • 斉藤由貴はわかったが、エンドロールで石坂浩二根岸季衣、髙嶋政伸らの名を見て驚いた。「どこにいた!?」
  • 瀧本美織は朝ドラ「てっぱん」(2010年後期)のヒロインを務めた朝ドラ女優。


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「虎に翼」(034)

第07週「女の心は猫の目?」(木)

放送日

  • 2024年5月16日

登場人物

概要

寅子は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせてほしいと直言とはるに頭を下げる。一方、轟とよねは花岡を呼び出し非難する。寅子の事情を理解したはるは、必ずいい人を見つける、と奔走するが、相手はなかなか見つからない。そんな中、気落ちする寅子を、ある人物が訪ねてくる。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

昨日、花岡が婚約者を連れていたことにモヤモヤする寅子が疑問だと書いたが、今日はさらにその上を行く展開があった。轟とよねが花岡を呼び出し、詰問したのだ。どうやら、この人たちは(寅子の両親や花江も)、花岡と寅子はある時期、結婚を前提としたお付き合いをしていたと思い込んでいるようなのだ。

とてもそうは見えない。月曜日に二人で会った時も、別れ際、離れがたく何か話したそうにしていた花岡に対し、寅子は「事務所へ戻るから、これで」とあっけらかんとしていた。「花岡さんがいなくなると、寂しくなるなあ」とは口にしたが、だから離れたくない、と思っている様子はなかった。

その上、あの時から二年経っているのだ。もし月曜日のデート(?)の直後に轟が花岡を「お前、それでいいのか」と責めるならわかるが、今ごろ何を言っているのだろう、としか思えない。この二年間、二人の間に手紙のやりとりはあったのか? 熱心な手紙の往復があって、そこで将来を誓いあっていたのならわかるが、そもそも手紙のやり取りなど全くなかったはず。だとしたら、手紙が来ない、こちらからも出さない、それが二人の答えだ。

まあ、そんなことはどうでもいい。ここは彼の出番しかないと思ったところで優三が登場。

今日も今日とて、女になって頼めないとまた言われ、いい加減心が折れてしまい、帰宅しても部屋に入る気にもなれず玄関先で座り込んでいるところへ「お帰りなさい」の声がして振り向いた寅子は、「優三さん! 今日はどうしたの? お父さんのおつかい? あ、ねえ、もしかして今日一緒に夕ご飯たべられる?」と心の底から嬉しそうに言う。そして昔と同じように階段に腰掛け、機関銃のように喋り出す。こんな風に言いたいことが言える相手、こんな風に話を聞いてくれる相手は、優三さんしかいないじゃないか。

優三の申し出を無邪気に受け入れる寅子。まだ自分の気持ちに気付いていない。結婚を決めてから育む愛があってもいいと思う。でも優三さんの気持ちにも、自分の気持ちにも、早く気づいてほしい。戦争の足音がすぐ近くまで迫っているから。



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「虎に翼」(033)

第07週「女の心は猫の目?」(水)

放送日

  • 2024年5月15日

登場人物

  • 古畑奈和(小高奈津子、花岡の婚約者)
  • 内田紳一郎(安岡一豊、代議士)
  • 仲義代(「竹もと」店主)←とっくに出て来たがこれまで書きそびれていた
  • 中原三千代(「竹もと」女将)←同上

概要

晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子。「女の幸せより大事なものか」という稲の言葉が頭を離れない。そんな中、寅子と同時に合格した久保田が婦人弁護士として初めて法廷に立つと聞き、轟とよねと見学に向かった寅子は、その帰り道で花岡と出くわす。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

寅子は一年半以上も依頼を断わられる日が続く。その日は女性の依頼者にまで断わられ、さすがにへこんだ。そんなある日、久保田が女性弁護士として初めて法廷に立つ日がやってきた。マスコミも詰めかける。寅子も応援に行くが、誇らしく思う反面、妬ましく思う気持ちも。

竹中次郎は、男がどんどん戦争に取られて世の中が回らなくなってきているから女にもやらせようとしているだけ、と吐き捨てる。これは100年経った今でも同じなのかも。少子化で人手が足りないから女も積極雇用し便利に使っているだけ、本当の意味での女権拡大でもなんでもないというわけ。

久保田が結婚し、妊娠中であることがわかる。結婚しないと信頼されないのかと考えた寅子は、帰宅すると両親に見合いの相手を探してくれるようお願いする。誰でもいいと。最初は弁護士を辞めて結婚する気になったのかとはるは(直言も?)喜ぶが、弁護士を辞める気はない、信頼を得るために結婚するのだ、相手は誰でもいいと言う寅子に、誰でもいいなどということはありません、いい人を探してあげますと約束する。

男は結婚して一人前、いい歳をして独身は信用されない、という風潮は自分の若い頃はあったけど、女性に関してはそうなのか? 久保田や中山は結婚したが、この時代だとむしろ、結婚したら女が仕事を続けるのは難しかった(つまり職業婦人に既婚を求める風潮はなかった)のではないか。

しかし、結婚しても仕事を続けることを喜んで許し、寅子が関心を持っていることに興味を示し、寅子のことを理解してくれる男が、身近にいるのではないか? 直言の会社の寮あたりに……

花岡は婚約者を同伴していた。東京出張のついでにお世話になった人に紹介するために。それを見て寅子がモヤモヤするのも頷けない。花岡は寅子にプロポーズしたわけではないし、寅子は花岡と結婚したいと思っていたわけではない。おまけに花岡が佐賀へ赴任してから二年近くが経つはず。花岡が結婚して何の問題があるのかと思う。ちょっとこのあたりの演出には疑問を感じるところだ。

昭和15年(1940年)9月、日独伊三国同盟が締結されたニュースで幕開け。寅子の家の中から金物が消えている……



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「虎に翼」(032)

第07週「女の心は猫の目?」(火)

放送日

  • 2024年5月14日

概要

寅子の一年先を行く花岡は司法修習後の試験に合格。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたのだった。みんなでお祝いをしようと提案した寅子に花岡はあるリクエストをする。それを聞いて、花江とはるは大喜び。華やかなワンピース姿でお祝いの食事に行った寅子は、花岡から故郷である佐賀に赴任することになったと告げられる。(NHKオンデマンドの解説より)

花岡は佐賀へ。寅子と花岡は、お互いに頑張ろうと励まし合い、別れた。

雲野法律事務所にはよねがアルバイトで通ってくることになった。

直明は、帝国大学進学を狙い、岡山の中学へ進学。寮生活に入る。

寅子も司法修習を終え、正式な弁護士になる。が、事務所へ相談にやってきた顧客に、寅子が対応するよう、雲野が指示をしても、客は「女の弁護士はイヤだ、男の先生に変えてくれ」と言い出すばかり、いまだ担当ゼロだ……

感想

花岡が二人だけで会いたいと言ってきた意味を、むろん視聴者はわかっている。そしてはるも花江もわかって、寅子にちゃんとおしゃれして行くようけしかける。最初はわけもわからず戸惑っていた寅子だが、新しいワンピースを縫い、口紅を差して花岡に会いに行く。

てっきりここで、プロポーズまたはそれに近い告白があるものと思っていたが、何度か「何か言いたそう」な顔はしたものの、結局花岡は何も言わずに去った。佐賀の地裁へ赴任することになった。ついて来てくれ、と言うことは、すなわち司法修習中である寅子の将来を奪ってしまうことになると感じたか。それとも、寅子にとって自分は、あくまで仲のいい友だちであって、結婚を意識する相手だとは思っていないことを悟ったからか。想像とは異なるが、花岡らしいというべきか。

花岡退場の代わりによねが登場。「口述に受かったの!?」「落ちたよ」というやりとりがあったが、寅子は仲間の合否を官報で確認しなかったのだろうか。少なくともよねの結果については気にしていると思っていたが。

それにしても、顧客の側にこれほど「女弁護士」に対して拒否反応が強いとは。新聞にもたびたに載った猪爪寅子に、と指名で来る人はいないものか。



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「虎に翼」(031)

第07週「女の心は猫の目?」(月)

放送日

  • 2024年5月13日

登場人物

  • 樋渡真司(落合洋三郎)←誰?
  • ヨシダ朝(裁判長)
  • 阿久津将真(猪爪直人)
  • 廣瀬樹季(猪爪直治)

概要

優三は弁護士の道を諦め、直言の工場で働くことを決めて猪爪家を出る。一方の寅子は雲野の事務所で弁護士実務を学び始める。昭和14年、昼休みに同じく修習中の花岡や轟と公園で顔を合わせて励まし合うことが寅子の息抜きになっていた。雲野が担当していた事件が落ち着いたある夜、寅子の元に花岡から電話がかかってくる。(NHKオンデマンドの解説より)

寅子は雲野法律事務所で司法修習生として実務を学ぶ。轟は久保田と同じ錦田法律事務所だ。雲野は、同業者が誰もやりたがらない面倒な事件の依頼を受けるが、見事に一審で無罪を勝ち取る。それに感動した寅子は母や花江に話すものの、はるも花江も興味を持ってくれない。

花岡は試験に合格し、裁判官への道が決まった。みんなを集めてお祝いをしよう、という寅子に、花岡は、お祝いは二人でしたいと告げる……。

感想

優三はフェイドアウトじゃなかった。ちゃんと今日、登場した。銀行は辞め、直言が社長を勤める会社に住み込みで働くことに。部屋を引き払って家族に別れを告げるが、優三がいなくなってぽっかり穴が開いたような寅子の描写があったから、これで終わりにはならないハズだ。

寅子が花岡を敬愛しているのは事実であろう。が、それは恋愛ではない。花岡は寅子と付き合っているつもりで、いよいよプロポーズをする気になっているようだが、それは違うぞ……。

雲野が手がけた事件は言論弾圧を感じさせるもので、被告の著作タイトルを見る限り、これは目を付けられても仕方ないなーと思われるものだった。原告は崔香淑事件の時にやってきた特高の二人。こんなに何度も登場するのにクレジットがないのは不思議。

猪爪直治は直道・花江の次男か?



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「虎に翼」(030)

第06週「女の一念、岩をも通す?」(金)

放送日

  • 2024年5月10日

概要

とうとう合格した寅子。先輩の久保田、中山、そして寅子と合格者が三人も出たことで、廃部寸前だった明律大学女子部は息を吹き返す。初の女性弁護士誕生と新聞が大々的に報じ、大学では祝賀会が開かれることに。口述試験に落ちたよねは寅子のもとを訪れ、「いつか必ず合格してみせる」と寅子に約束する。祝賀会の席で寅子はスピーチを求められ――。(NHKオンデマンドの解説より)

今日の祝賀会での寅子

「私はずっと一番になりたくて頑張ってまいりましたが、自分がこの国で一番優秀だとは、全く思えません」
「なるほど、謙虚でいらっしゃる」
「はて、謙虚? 昔から私は、自信過剰、負けず嫌い、一言多いと言われて来ましたが、……

「この場に私が立っているのは、私が死ぬほど努力を重ねたから。でも、高等試験に合格しただけで、自分が女性の中で一番なんて、口が裂けても言えません。志半ばで諦めた友。そもそも学ぶことができなかった、その選択肢があることすら知らなかったご婦人方がいることを、私は知っているのですから。

「でも今、合格してからずっとモヤモヤとしていたものの答えがわかりました。私たちすごく怒っているんです。ですよね? 法改正がなされても、結局、女は不利なまま。女は弁護士にはなれても裁判官や検事にはなれない。男性と同じ試験を受けているのにですよ?

「女ってだけで、できないことばっかり。ま、そもそもがおかしいんですよ。もともとの法律が私たちを虐げているのですから。

「生い立ちや、信念や、格好で切り捨てられたりしない。男か女かでふるいにかけられない社会になることを、私は心から願います。いや、みんなでしませんか? しましょうよ。私はそんな社会で、何かの一番になりたい。そのためによき弁護士になるよう尽力します。困っている方を救い続けます。男女関係なく!」

感想

第一部・完

伊藤沙莉は声がいいとかねがね思っていたが、今日はその魅力が全開だった。取材に対する答えが寅子の独演会と化したが、最初はゆっくりと考えながら、次第に熱を帯び、声に迫力が増して行く。最後の「男女関係なく!」の力強さには痺れた。劇伴の良さも相俟って、本当に感動するシーンとなった。

恐らくこのセリフには主人公の、そしてドラマ制作者の訴えたいことが凝縮されているのだろう。見事な「序章の終わり」だった。

山田よね

法律に関する答弁には絶対の自信があったようだが、案の定、服装について訊かれ、試験官を侮辱してしまった。本人は、自分を変えるつもりはない、何年かかっても、このスタイルで合格して見せる、と意気込んでいた。昨日は、もしかしてよねも辞めてしまうのではないか、心配だったので、続けるという点には安堵した。が、今のよねでは確かに合格は覚束ないだろう。信念を曲げて、口述の日のみ女装する、といった気遣いはしなくていい。しかし、気に入らないことがあると、誰かれ構わず噛みつく癖はいい加減改めるべきだ。今回も、なぜ自分がこういう服を着ているのか、落ち着いて説明する道はあったはずだ。

花岡悟

寅子と二人だけで会って、花束を渡し合格を祝ったりしている様子は、もしかして二人は付き合っている? と思わされたが、花岡がプロポーズぽいことを口にした時に「はて?」という顔をしたところを見ると、付き合っていると思っているのは花岡だけで、寅子は全くそうは思っていないんだろうと察せられた。

とはいえ、学生時代、花岡が寅子に気のある素振りを見せた時、照れて嬉しそうな顔をしていたことがあったし、花江が「さっさと花岡寅子になっちゃえば?」と言ったのも、寅子が家で花岡の話をよくするからではないかと思うし、気になる。寅子には花岡が合わないと思うのだが。SNSでは、「花岡は柏木学生枠」という説が出て来た。なるほど!

佐田優三

優三メインの話はなくなっても、一緒に住んでいるのだから、しばしば話に絡んで来たり、画面の隅に映っていたり、そういう形でずっと存在すると思っていたが、今日は全く姿を見せなかった。たまたまだよね? もしかして、司法試験を目指さない、すなわち「書生」ではない、ということで、猪爪家を引き払い出て行ってしまったのだろうか?



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「虎に翼」(029)

第06週「女の一念、岩をも通す?」(木)

放送日

  • 2024年5月9日

概要

涼子と香淑の思いを背負って、寅子たちは再び高等試験に挑むが、今度は梅子の姿が会場にない。梅子を気にしながらも筆記試験を終えた寅子が帰宅すると、そこには梅子からの手紙が届いていた。夫から離婚を言い渡され、三男の光三郎を連れて家を出たという。梅子が寅子たちに思いを託す中、寅子の口述試験の日がやってくる。(NHKオンデマンドの解説より)

寅子のほか、優三、そして中山、よねらは筆記試験を突破。昨年筆記に合格した久保田は筆記を免除されていた。彼女らは協力して口述対策に励む。中山がよねに「もっと愛想よく」とアドバイスすると、よねは「必要なのは法律の正確な知識だ、愛想など必要ない」と例によって突っ撥ねるが、久保田は「いや、そうでもない、実は昨年、結婚の予定はあるのかと訊かれ、法律に関係ないですよね、と答えてしまったんだが、それで落とされたのかも知れない」と言う。

口述試験の日、寅子は月のものがいつもより早く来てしまう。普通なら3~4日寝込む寅子は、痛みを押して試験に臨むが、全く不本意な結果に終わる。これで落ちたと思い込んでいたが、寅子、久保田、中山は見事に合格。女性初の高等試験合格者が出たのだ。優三とよねは落ちた。

優三は、高等試験はこれで諦めると直言に告げるのだった。

感想

二回目の試験はあっさり描かれた。合格した人、落ちた人、どれも少しだけ意外だった。

口述が何を目的に、どんなことを聞かれ、どういう基準で採点されるかは知らない。前回から男子の受験者が出たからといって、気にすることなく男子と同じことを訊いて同じように採点すればいいと思うが、女性らしさを求めるのであろうか。「愛想も必要だ」という久保田、中山が合格し、よねが落ちたのはその暗示かも知れない。また、寅子は生理中のため本人は全く不本意な結果と感じたようだが、試験官の目から見て、却っておしとやかで女性らしいと写ったのかも知れない。体調万全の寅子は、余計なことを言い過ぎる傾向があるからだ。

優三が落ちたのは残念だったが、やめると言い出したのはもっと意外だった。今年は初めて筆記を突破し、来年は口述だけでいいのだから、それに絞って対策すれば合格の目はある、ここでやめるのはもったいない、という直言の言うのはもっともである。自分もそう思う。

優三は、毎年緊張から腹を下してしまい、万全の状態で受けられなかった、でも今年は寅子のせいで持てる力を発揮できた、それでも合格できなかった、ここが限界だという。そこには、これまで落ちて来たことを腹具合のせいにしていたが、寅子がいつもなら寝込むほど体調が悪いにも関わらず合格したことで自分との違いを悟ったのかも知れない。優三がここまで何年かけてきたのかはわからないが、受験生活はストレスがかかる。永遠に続けられるものではない。次の人生のためにも、引き際を誤らないことは大切である。勇三言うの判断も納得させられる。

とにかく、せっかく寅子が合格したのに、ドラマ的にやったー、ばんざーいとならないところがえぐい。



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「虎に翼」(028)

第06週「女の一念、岩をも通す?」(水)

放送日

  • 2024年5月8日

概要

香淑との思い出作りのため、海にやってきた寅子たち。一方、涼子の元にも大きな問題が。父・侑次郎が失踪し、家を継ぐためにやむなく涼子が婿を取ることになったという。試験はもう受けられないと言いだした涼子によねは怒りをぶつけるが、「母・寿子を見捨てることができない」という涼子の言葉に、何も言えなくなる。(NHKオンデマンドの解説より)

さらに高等試験前日、大庭徹男は梅子に離婚届を突きつけられる。梅子は試験を放棄し、海へ行く……

今日の涼子

「お聞きしそびれていたことがあるの。お国のお言葉でのあなたのお名前は?」
「あたしの名前は……チェ・ヒャンスク」

感想

香淑がドラマから離脱かと思っていたら、一気に三人もいなくなった。

桜川侑次郎は芸者と失踪。家を出る前、涼子に「家に縛られることはない」と言い置いて行くのは、涼子が婿を取らず勉強に励んでいる現状では、自分が家を出ることによって実質的に桜川家は崩壊すると判断し、自分と涼子を救おうと考えたと思われるが、結果的に涼子は道を捨て婿を取る決意を固めてしまった。

桜井ユキは37歳だが、桜川涼子はもっとずっと若い設定かと思っていた。が、雑誌に「オールドミス」と書かれてしまう。作中では何歳くらいの設定なのだろう。結婚というより子を産むことが役目だと考えるなら、20代ではあるのだろうか……

梅子は離婚を考えていたが、徹男もそう考えていたとは思わなかったから、徹男から離婚届を突き付けられたのは驚いた。それにしても、そうした話を持ち出すのはせめて試験後でもよかろうに、一番梅子に打撃を与えられるタイミングを選んだわけで、酷い話だ。とはいえ、よく見ると海に行った梅子のそばには光三郎がいた。三男がついてきたのは救いだ。

こんなことを言われては試験どころではないだろうが、そもそも法律を勉強する理由がなくなってしまったわけで、落ち着いても梅子が戻ってくることはないのだろう。

一期生は中山千春がいたが久保田聡子が見当たらなかった。いなかったら中山が騒ぎそうだから、見落としただけかも知れないが……



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「虎に翼」(027)

第06週「女の一念、岩をも通す?」(火)

放送日

  • 2024年5月7日

登場人物

  • 趙珉和(岩居、雲野法律事務所)
  • ぼくもとさきこ(常盤、雲野法律事務所)

概要

昭和13年(1938年)春、明律大学を卒業した寅子たち。寅子は雲野の法律事務所で働きながら高等試験合格を再び目指すことに。一方、竹もとで働きながら勉強を続けていた香淑のもとに、特高がやってくる。兄・潤哲が思想犯の疑いをかけられたことで、香淑自身もずいぶん前から目をつけられていたのだった。寅子たちは香淑が抱えていた事情を知り、衝撃を受ける。(NHKオンデマンドの解説より)

昨日、崔潤哲・香淑が拘束されたのは、崔潤哲の勤める出版社に思想犯で逮捕された朝鮮人がおり、彼も仲間ではないかと疑われたためだった。その時はすぐ解放されたが、崔潤哲は朝鮮に戻り、香淑は日本に残って「竹もと」で住み込みで働く道を選ぶ。

この特高での取り調べの際、「朝鮮人が高等試験に受かるわけないだろう」と言われ、現実を突きつけられた香淑は、自分ではなく同級生や後輩が一人でも多く合格できるよう力を尽くそうと決意したのだった。

そんな香淑によねは、「朝鮮に帰るなら今しかない」と言う。

感想

1910~1945年は事実上、韓国・朝鮮が日本の統治下に置かれていた。だから崔香淑やその兄が日本に来て日本の大学で学ぶことができたともいえるが、朝鮮に戻ったところで一安心とはいかないのが辛いところ。

昨日、口頭試験は女子は久保田以外は全員一次で落ち、久保田も自信はあったと本人は言うものの、二次で落ちた。「朝鮮人で、兄が思想犯の疑いをかけられた人間が試験に受かるわけはない」というなら、女子が全員落ちたのも、女だというだけで厳しい点を付けられたということもあったのかも知れない。

特高の刑事二人はクレジットされていない。この人らは「竹もと」にいる香淑を訪ねて来た際、座敷に土足で上がり込んだ。飲食店に土足とは……。あとで畳を拭けば済むという問題でもないだろうに……。



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「虎に翼」(026)

第06週「女の一念、岩をも通す?」(月)

放送日

  • 2024年5月6日

登場人物

  • ユン・ソンモ(崔潤哲、崔香淑の兄)
  • 小林未来(猪爪直明)
  • 高橋誠(猪爪直人)

概要

いよいよ高等試験に臨む寅子。よね、涼子、梅子、香淑、そして優三も狭き門に挑むが、結果はそろって不合格。寅子ははるから諦めろと言われるが、直言の助けで働きながらであればと勉強を続けることが許される。そんな中、女子部の面々の元に、新入生募集停止のニュースがもたらされる。(NHKオンデマンドの解説より)

明律大学からは花岡、稲垣の二人が合格。女子は7名受験したが、久保田聡子が二次試験に進んだのみで、合格者ゼロ。もともと入学者が年々減っていた上に二年経っても合格者が出ないとあって、大学側は女子部の廃部を決めるが、香淑の執拗な抗議により、もし来年女性が一人でも合格したら募集を再開するということになった。

日中戦争始まる。中山千春の夫は召集された。崔兄弟はいきなり拘束された。理由は本日のところは不明。香淑はすぐ戻って来たようだが、兄がどうなったのかは不明。

感想

優三がまたも不合格だったのは、コメディパートの担当者としては当然ではあろうが、これは「男子は何度落ちてもやり直せるが、女子はダメ」という対比にもなっていたのだろう。今でも、男の子は浪人してもいいけど、女の子はダメ、という親は結構いるのではないかと思う。

女子の入学者も年々減って来て、経営は大赤字だと学長は言うが、新たに学校を作ったわけではなく、男子と同じ教室で一緒に授業を受けているのだから、単に法学部は「男子のみ」ではなく女子にも入学を許可しただけのこと。経費といえばせいぜいトイレの数を増やしたぐらいではないか? いったに何に経費がかかっているのかわからない。前年度の女性の受験者は恐らく二人、今年は七人。延べたった9人しか受けていないのに、合格者がいないことを理由に廃部というのは無茶な理屈だ。

赤字というのは方便で、背景は、いったん女子に門戸を開いたものの、女性の社会進出に風当たりが強くなってきたため、それに忖度した、ということだろうか?



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「虎に翼」(025)

第05週「朝雨は女の腕まくり?」(金)

放送日

  • 2024年5月3日

登場人物

  • 石田佳央(滝田判事)

概要

昭和11年(1936年)12月。一年半に及んだ直言の「共亜事件」がいよいよ結審の日を迎えた。寅子とはるは傍聴席から直言を見守り、法廷の外では優三やよねたちが待っていた。裁判長の武井が言い渡した判決は――。判決後、穂高は桂場と酒を酌み交わし、判決文に込められた思いを絶賛する。(NHKオンデマンドの解説より)

今日の武井裁判長

「……本件において検察側が主張するままに事件の背景を組み立てんとしたことは、あたかも、水中に月影を掬い上げようとするかの如し。すなわち、検察側の主張は証拠不十分によるものではなく、犯罪の事実そのものが存在しないと認めるものである」

今日の寅子と桂場

「私は、法律って、守るための盾や毛布のようなものだと考えていて、私の仲間は戦う武器だと考えていて、でも、今回の件で、どれも違うなあって」
「続けて」
「法律は、道具のように使うものじゃなくて、法律自体が守るものというか、喩えるならばきれいなお水が湧き出ている場所というか」
「水源のことか?
「はい、私たちはきれいなお水に変な色を混ぜられたり、汚されたりしないように守らなきゃいけない、きれいなお水を正しい場所に導かなきゃいけない」(中略)
「なんだ、君は裁判官になりたいのか? 君のその考え方は非常に……、あそうか、ご婦人は裁判官にはなれなかったね。失礼」

感想

【大ニュース!】桂場がついにお団子を食べた!

前回の終わり方はさすがに酷いと感じ、帝人事件を調べてしまったから、判決は知っていた。ドラマもその通りの展開でそれは良かった。

外で判決を待っている人たちの中に、明律大の法学部の面々や優三がいたのは当然として、笠松まつの姿も認められた。彼女は今どうしているのだろう?

その夜、猪爪家では祝宴をする。直言の顔色がだいぶ良くなった。うその証言をしたままでは、生涯心が晴れることはなかっただろう。直道と花江夫妻が仲がいいのは結構だが、優三と寅子が並んで酒を飲んでいる様子は、出来上がったカップルに見えた。前回は、兄弟のように見えると思ったが、兄と妹ならあそこまで近寄って座らないだろう。

ドラマではあっさり話が進んだが、裁判は一年半に及んだ。その間、直言は出勤できたわけがないだろうし、そもそも銀行にはいられなくなっていた可能性が高いだろうし、生活はどうしていたのだろう。猪爪家の生活レベルは変わっていないようだが。

法は、われわれが不断の努力で守っていかなければならない。5月3日、憲法記念日にこれを放送したのは、もともと狙ってはいたのだろうが、見事に嵌まった。

そして、これにて学生生活も終わるようだ……



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「虎に翼」(024)

第05週「朝雨は女の腕まくり?」(木)

放送日

  • 2024年5月2日

登場人物

概要

公判中に倒れた直言は、自分の無実を信じる寅子の気持ちに応え、取り調べで自白を強要されたことを告白する。これで一安心と胸をなでおろす花江に対し、寅子と優三は検察が認めるはずがないと考えていた。無罪を勝ち取ることは絶望的と思われたが、自傷防止のために革手錠を使用した、という検察の説明から、寅子はある法律の条文を思い出す。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

被告側は調書の様々な矛盾を突き、証言は検察に強要されたものでありでっちあげであることを示す一方、検察側は「本人が自白した」だけであるのに関わらず、検察は一向に引き下がる様子を見せない。が、穂高の検察の矛盾を誘導する弁舌などもあり、次第に検察の強硬な取り調べを非難する空気に。さて判決は――というところで終わり。翌日への「引き」を残すのは連続ドラマの基本でもあるが、本作はこうした切り方が多い。昨日もそうだったし、少し前の離婚裁判の時もそうだった。少々あざとい。

気になるからもとになった帝人事件を調べてしまった。なるほど。それはさておき。

直言は家族思いのとてもいい人なのだが、優柔不断で決断力に欠けるきらいがある。寅子の受験を応援する、母さんはおれが説得すると言いながら、結局はるに言い出せなかったのがいい例だ。それが家族に背中を押され、真実を証言する決意をするところはとてもよかった。「怖い」気持ちを抑え、日和田に「そのバチバチやるの、やめてもらえませんか」と文句を言ったのもよかった。

結審を前に、水沼が桂場を懐柔するシーンがあった。遠回しな言い方だが、要は、ちゃんと被告を有罪にしてくれれば、君の出世を約束しようということだろう。その一方的な「約束」を違えることになれば、どういう事態になるか、桂場にしてもまんざら知らぬわけではないだろう。この時何を考えたのかは明日を待たないとわからないが、睨みつける表情からすると、桂場の反骨心に却って火をつけてしまった感もある。SNSには「桂場にものを頼むのに饅頭の手土産ひとつないようでは……」という声があって、爆笑した。



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「虎に翼」(023)

第05週「朝雨は女の腕まくり?」(水)

放送日

  • 2024年5月1日

登場人物

概要

検察の取り調べに耐えかねたと認めた直言だが、証言を覆すつもりはないと言う。穂高は寅子を共亜事件に関わる弁護士たちに紹介。寅子らが確認した調書内容の誤りを軸に、無罪を主張しようと提案する。寅子は帝都新聞の記者・竹中に記事にしてほしいと依頼。竹中は危険なマネをするなと寅子に忠告するが、寅子と花岡に怪しい男たちの手が伸びる。(NHKオンデマンドの解説より)

涼子の父の協力により大臣の来客リストを入手することができ、そこからも供述調書との食い違いが発見された。父の無実を確信した寅子は竹中のところへ行き、新聞で記事にしてもらうよう依頼するが、竹中は断わる。が、話を聞いた別の記者が寅子を取材し、記事にする。その後、寅子と花岡は怪しげな人物にあとを付けられた後、襲われかけるが、近くにいた竹中に助けられる。

竹中いわく、共亜事件が起きたから内閣が総辞職したんじゃない、内閣を総辞職させたい奴が共亜事件を起こしたんだ。猪爪なんか誰も問題にしていない、黒幕は別にいると。しかしお前が新聞に顔出しまでしたから、こういうはねっ返りも出て来る、子どもの出る幕じゃない――

いよいよ公判が始まる。直言が証言台に立つと日和田が扇子でバシ、バシと音を立てた。それは取り調べ中の拷問を想起させ、直言はフラッシュバックが起き、倒れてしまう。いったん休憩させられた直言は、穂高に、あいつらが怖いと怯えた姿を見せる……

感想

事件の真相がよくわからない。高井と猪爪は罪を着せられた立場らしいが、ほかの大臣や銀行の頭取らはどうなのだ?

裁判官のサブ(?)に桂場が登場。桂場は今日も団子を食べようとした時に大事な話を持ち掛けられ、食べることが(番組内では)できなかった。

竹中は嫌味な記者かと思ったが、彼なりの正義感らしい。しかし子どもは口を出すなと言われても、自分の父親のことだからなあ。

予審のシーンは、怒鳴られたり机を叩かれたりするだけだった。だけってことはなく、それだけでもすごいことだけど、それを思い出しただけで倒れたということは、描写されなかったシーンに相当なことがあったんだろう。



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「虎に翼」(022)

第05週「朝雨は女の腕まくり?」(火)

放送日

  • 2024年4月30日

登場人物

  • 塚地武雅(雲野六郎、雲野法律事務所の代表)
  • 磯部勉(錦田力太郎、若島大臣の弁護人)
  • 若林幸樹(七沼弁護士)

概要

直言は寝たきりでろくに食事もとろうとしない。そんな様子をはるは心配していた。一方、直言の弁護を引き受けた穂高から「君にしかできないことがある」と言われた寅子は花岡たちと共に予審の膨大な資料を書き写し、調書内容をひとつずつ確認し始める。なかなか成果が上がらない中、寅子は証拠になりうる「重要なもの」の存在に気付く。(NHKオンデマンドの解説より)

母が結婚以来つけていた日記を検察は重視せず押収しなかった。その記述と予審での証言を突き合わせた結果、14ヵ所の矛盾が見つかった。大臣と会食をしたと証言した日は、自宅で夕食を取りおかわりをした、と書かれていたとか……それを元に直言を問い詰めたところ、自分は何もしていないが、高井さんにやったと言うように頼まれた、と話し出した。やっていないが、裁判ではやったと証言する、こんな父さんを許してくれ、と……

感想

検察の目の前で書いていた日記は押収しないのか、ちょっと気になっていたが、女の書き物など取るに足りないと捨て置いたということか。それを武器にこちらは真相にたどり着いたというわけ。

穂積先生の強いところは、高名な弁護士には教え子が多くいることだ。今回の大臣その他被疑者の弁護を務める予定の弁護士を集め、寅子に引き合わせる。その意図は? この中には、猪爪がやったことにしてくれれば罪が軽くなる人もいるのだろう。足並みがそろうかどうかは疑問だと思うが……

はるの実家からは、縁を切ると連絡があった。はるは直道、花江に対しても、あなたたちにこれ以上迷惑はかけられないから、籍を抜きなさいと言う。直道は「それで母さんの気が済むなら」と応じる気配を見せるが、花江は「お義母さま、今はそんなことを言っている場合ではありません!」とたしなめる。

直道も花江も、気持ちは嬉しいが、子どもが小さいから助かっているけれど、学校へあがるようになったら虐められる可能性が大だ。法学部の寅子ですら一部の生徒から嫌がらせを受けたのだ。また直道が何の仕事をしているか知らないが、このまま直言が有罪判決を受けるようなことがあれば、クビになる可能性もあるのではないか。籍を抜いたら回避できるのかどうかはわからないが、直道にとっては両親も大事だが、妻や子を守らなければならない。「それで母さんの気が済むなら」と呑気なことを言っていられる状況なのかどうか。

今日の翼絵


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