窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「豊臣兄弟!」03 決戦前夜

題名

  • 「豊臣兄弟!」第3話「決戦前夜」

放送日

  • 2026年1月18日

登場人物

概要

故郷の中村をあとにした小一郎、藤吉郎、直の三人は織田信長の城下町・清須にやってくる。織田家臣の浅野長勝のもとに挨拶に訪れるが、その場で直は長勝の娘・寧々の侍女になることが決まる。兄弟の二人三脚の暮らしが始まるが、藤吉郎は小一郎にある秘密の計画を打ち明ける。そしてついに今川義元の大軍が尾張に向けて進軍を始める。(公式サイトより)

感想

藤吉郎、太一郎の父は戦に出るも手柄を立てられず、大けがをして帰ってきた。本当は敵の首を取ったのだが味方に取られてしまったと言っていた。藤吉郎は嘘だと思っていたが、城戸小左衛門が父が持っていたお守りを腰にぶら下げていたことから、父の話は事実であり、手柄を奪ったのは城戸と確信。次の戦で父の敵を討ち、敵に殺されたように見せかけることを画策する。が、どうも信長は籠城策を取るつもりらしく、それでは城戸を殺せない……

今川が攻めてくるというので清須では侃々諤々で議論が続くが、信長は戦う気がなさそう。佐久間盛重は「やはりうつけはうつけじゃ。自分は今川に味方する」と簗田に漏らすが、こんな重臣の中からも寝返る人が出てくるから、安易に作戦は洩らせないんだなあ。もっとも、必勝の作戦を立て、部下を安心させてやれば、そもそも寝返らないか?

他人の手柄を横取りする、というのは実際にはどの程度行なわれていたのだろう。それが横行すると、誰も最前線へ出て行きたがらず、論功行賞が正しく機能しなくなる。当然、バレたら厳罰に処されていたと思うが、実際にはやる人も多かったのだろうな。

KEI-COさんの豊臣兄弟絵


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「ばけばけ」(073)

  • 第15週「マツノケ、ヤリカタ。」

放送日

  • 2026年1月14日(水)

概要

トキとヘブンに引っ越し祝いをしたいと、続々と訪問客が増える松野家。そんな中、知事の江藤が訪問。記事通り、美しい正座で江藤を迎えるヘブンに、江藤は大感銘。集まった訪問客たちに、ヘブンは立派な日本人だと太鼓判を押す。さらに訪問客が増えていくある日のこと。ヘブンが予定の時間を過ぎても家に帰ってこない。トキは、先日立ちくらみで倒れたヘブンの様子を思い出す。(公式サイトより)

「立ちくらみで倒れた」というのは、長時間正座のあと、下駄を履いて歩こうとして転んだことを指す。ヘブンは「立ちくらみ」と言ったけど、しびれだよしびれ。

今日の永見剣造

「わしは不器用ですけん、黙ることしかできません」
「黙る?」
「学校は建前で、本当は山橋薬舗にいらっしゃるなどとは」

感想

司之介は牛乳配達を辞めていなかった。よかったーっ。しかも帰宅は夕方だった。日中暇なことが多い気がしていたので、配達しかしていないのかと思ったこともあったが、ちゃんとフルタイムで仕事していた。もう今日はそれがすべて。

しかもこの司之介、ヘブンが魚の小骨を取るのに必死になっていると「もうそれ以上は食べんでええ」と止めたり、連日訪問客が引きも切らないと「もう断わってもええんじゃないか」とトキに言ったり、ヘブンの様子を見て、大変だということに気付いている。彼自身が、嫌なことを長く続けられない性格だから、「無理なこと」に敏感なのかも知れないが、ヘブンが自分で「マツノケのやり方でいく」と宣言した以上、簡単に無理だと言い出せず、我慢・努力を続けているが、しんどい思いをしていることに、トキが全く気付いていないだけに、この司之介のセリフは光る。

小骨を取るのにあれほど苦労しているのに、なぜ毎朝小骨のある魚を出すかなあ。それにトキはヘブンの好みを知っているんだから、もっと好きなもの(例えば目玉焼きとか)を出してあげればいいのに、なぜそれをしないのか。たぶん、トキ(とフミ)には見えていないのだろう。

一方司之介は、ヘブンが錦織との打ち合わせで遅くなり、翌朝も「遅くなるから夕餉はいらない」と言い出すことに違和感を覚えたのか、錦織に「教師と言うのはどんな話で盛り上がるものなのか?」と尋ね、錦織が「松江のこれからとか、これからの松江とか」と言い訳っぽいことを言うと、わざわざ「松江のこれからと、これからの松江ですか。わしにはその違いがさっぱりわかりませんが」と強調する。錦織が何か隠し事をしているのは視聴者はすぐに気づいただろうが、この家で気づいたのは司之介だけ。あれ、気づいているんだよね?

山橋薬舗の店主、再登場。やはりね。柄本時生が演じてあの一回限りのはずがないと思っていた。

おトキはばったり会った不器用な車夫にヘブンの居場所を尋ねると、あっさりバラしてしまう。これはわざとか、それとも天然か?

怒って足早に歩き出すトキ。恐らく山橋薬舗へ向かうのだろう。そこで何が行なわれているのかわからないが、まあここはぶつかった方がいい。

それにしても、トキに言えない秘密を共有している錦織は、なぜか嬉しそう。「奥さんにも言えない秘密を、私だけは知っているのよ!」って、少女漫画のヒロインか。

ところで、おリヨさんはどうしてる? 昨日ヘブンに元気かと訊かれた江藤知事は笑ってごまかした。今日はトキに「娘の分もしあわせになってごしなさい」と言った。「振られた娘の代わりに」という意味にも取れるが、何かあったのではないか?



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「ばけばけ」(072)

  • 第15週「マツノケ、ヤリカタ。」

放送日

  • 2026年1月13日(火)

登場人物

概要

新婚生活がはじまった。しかし、トキは恥ずかしくてヘブンを名前で呼べずにいた。そんな中、新居で迎えるはじめての朝食。はじめて食べるトキの手料理にヘブンは驚く。そこに、引っ越しを聞きつけた梶谷が取材に訪れる。日本人と暮らすのは大変でしょ? と梶谷に聞かれ、ヘブンは自分は日本人だし、正座も苦ではないと宣言する。翌朝それが記事になり、とんでもないことになる。(公式サイトより)

今日のヘブンと江藤知事

「おリヨさん、お元気ですか」
「あーっ、ふふ、まあ、ははは」

感想

新婚初夜。おトキは布団を並べて敷いて、「ヘブン……さん。イヤ無理無理無理」などあれこれ想像しながら、うれし恥ずかしの独り言劇場を繰り広げるが、肝心のヘブンは新妻をほったらかして原稿書き。これはちょっと酷い。

料理はさすがに花田旅館からの仕出しはやめたようで、トキとフミが腕によりをかける。豪華ではあるが全部和食。目玉焼きくらいつけてあげればいいのにと思ったが、ヘブンは喜んで食べる。魚の小骨を取るのが苦手で、以前はトキが取ってあげていたのだが、もう女中ではないからとヘブンは自力で取る。

そんな朝餉の途中で梶谷記者がやってきて、日本で暮らすのは大変でしょうとか日本に馴染めなくてすぐに帰国する異人は多いとか挑発し、ヘブンはダイジョウブと正座して取材に応じる。梶谷記者が無礼なのは今に始まった話ではないが、それにしても今日はムカついた。あんた、三之丞から一円巻き上げたの返してないだろう。バラすぞ!

錦織が迎えに来て出勤。出がけにヘブンがおトキの頬にキスしようとするが、驚いたトキは拒絶。そらそうだ。現代でもそうだが当時の女性が人前で(まして両親の前で)キスなどできる訳がない。が、拒まれてヘブンはへそを曲げる。気持ちはわからなくもないが、前の晩に布団の中ですべきことをしなかった方が罪は重いと思うぞ。

一緒に暮らしていろいろすれ違い始めた。今週はそういう回だ。

ところで、最大の問題は松野家の借金なのだが、さすがにそれは近いうちに語られるだろうから置いておいて、気になるところ:

  • さすがに雨清水家への援助は打ち切ったよね? 社長にならなくていいなら、三之丞はいくらでも働けるはず。
  • おじじ様の新居はヘブンが世話をしたと話があったが、さすがに生活の面倒は見ないよね? おじじ様はまだ元気だし、働くよね?
  • 司之介は、牛乳配達の仕事は続けているのか? 辞めたのか? 辞めていいはずはないが、辞めたっぽいよね。


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「ばけばけ」(071)

  • 第15週「マツノケ、ヤリカタ。」

放送日

  • 2026年1月12日(月)

概要

晴れて夫婦となったトキとヘブン。二人は司之介とフミと四人で暮らすことになる。勘右衛門、サワやなみに見送られ、トキはついに天国町の長屋を脱出! かつて暮らしていた松江城の近くに引っ越す。そして始まる家族四人での新生活! しかし、トキはある不安を抱えていた。(公式サイトより)

感想

いや~まったく凄い怪談話だ。あちこちに不穏な空気が漂っている。

先週、隠し事がなくなってようやく問題解決への端緒が開かれた。その後、どのような話し合いがなされたのであろうか。肝心なところは視聴者には教えてもらえない。恐ろしいが最もあり得る予想としては、そのような話し合いはなかったのかも知れないということだ。

トキが外国人と結婚することは認めたとして、松野家としてはもうひとつ、嫁に出すのではなく婿を取ることが絶対条件だったはずだが、その点はどうなったのだろうか。嫁にいくことを認めたということだろうか。それなら両親と同居する必要はないはずだがなぜ同居に至ったのか。恐らくはヘブンの計らいなのだろうが、松野家の人たちが当然のように受け入れているのが気になる。

勘右衛門はタツと所帯を持ち、トキと司之介、フミはヘブンの家へ引っ越す。ヘブンは家族と暮らすため新しく広い家に引っ越した。勘右衛門はてっきりトキらが出ていったあとの長屋でタツと暮らすのかと思ったが、新しい家を借りることになり、そのための費用はヘブンが全部持ったようだ。

トキはやっと川の向こうへ戻ることができると興奮し、雄叫びをあげる。長屋に住み人たちは、皆川向うへ行きたいけれど出来ずにいるわけで、その人たちにほんの少しでも配慮があったらこんなことはしない。しかし怒りもせず見送るサワに、おサワも早くおいで、待っちょるけんと能天気に声をかける。

司之介は司之介で、新居で我が物顔に振る舞っているが、もちろん自分は何もしていない。新しい羽織を着ていたが、これはヘブンが買ってくれたものだろう。本来は地べたに頭をこすりつけてヘブンに感謝すべきなのだが、まあ一緒に暮らす家族があまり卑屈であってはやりにくいだろうが、とにかくあまり感謝の念が感じられない。いい金づるを見つけたくらいに思っていそうである。まさか牛乳配達の仕事はやめていないよな!?

ヘブン先生はやめてください、とヘブンより申し出があり、司之介は「じゃあヘブンと呼ぶ」と威張り、フミは「ヘブンさん」、おトキは「ヘブン先生ではいけませんか……?」と言うのだが、そもそもなぜヘブン呼びなんだろう。「レフカタ(さん)」ではないのか。


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「豊臣兄弟!」02 願いの鐘

題名

  • 「豊臣兄弟!」第2話「願いの鐘」

放送日

  • 2026年1月11日

登場人物

概要

故郷の中村に戻った小一郎は、直の縁談が決まったことを知る。自分の気持ちを押し殺して喜ぶ小一郎に、寂しげな表情を浮かべる直。一方清須では、尾張統一を目指す信長が岩倉城攻めを決行する。清須での居残りを命じられた藤吉郎は、信長の妹・市から呼び出しを受ける。そしていよいよ直の祝言の日。花嫁姿の直が突然、小一郎の前に姿をあらわす。(公式サイトより)

感想

祝言があると知り、その祝儀を狙って野盗が襲って来た。知らせに来た直とともに坂井家へ戻り、小一郎は知恵を働かせ、村人と協力して野盗を撥ね退ける。そこへ武装した勢力がやってきて、村人たちを殺し始める。戦闘力が全く違う一団を前に、小一郎と直は隠れるしかなく、なんとか生き延びるが村人はほぼ全滅。理不尽な運命を呪う小一郎は、自分の運命を自分で切り開くべく、武士になることを決意する。

野盗のあとに襲って来た戦闘集団がよくわからなかったのだが、織田勢を攪乱するために今川の手のものが領内を荒らしていると、お市が警戒していたのはこれのことか? 二年「文化大河」が続き、合戦をしばらく見ていなかったが、幼なじみ・信吉が首を飛ばされ、首のない死体を抱き、生首を抱く。首桶すら登場しないとは、また一段残酷の度合いが上がったなぁ。

小一郎がさむらいになる決意を固めるまではよかった。直のところへ行き、嫁になってくれと頼み、直がOKするところもよかった。が、その後は少々冗長ではなかったか。

KEI-COさんの豊臣兄弟絵



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「ばけばけ」(070)

  • 第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」

放送日

  • 2026年1月9日(金)

概要

トキの隠し事がスッキリしない、ヘブン。トキもまた、ヘブンに対して不安を抱えたまま、二人は家族顔合わせの日を迎える。司之介、フミ、勘右衛門の松野家と、タエと三之丞の雨清水家。錦織が見守る中、両家の挨拶が進んでいく。そんな中、ヘブンが突然「カゾク、ナル、デキナイ」と言い出す。(公式サイトより)

感想

ヘブンの「ミンナ、ウソツキ!」という言葉を契機に、松野家が借金を抱えていること、三之丞は社長でもなんでもなく、生活費をトキが出していること、雨清水家は単なる親戚ではなく、タエはトキのもう一人の母親であることなどが全員の前で次々に明らかにされる。それを見届けると、ヘブンは、自分の大好きだった母親は早くに亡くなった、でもトキと一緒になって母親が二人できたと言って喜び、フミママ、タエママと呼ぶ。それを聞いたトキはそんなのダメ! と叫ぶ。私だってずっと母上と言いたかったのに、と。ヘブンに「ドウゾ」と言われたトキは、「母上」の代わりに「ママさん」と呼び、タエは「はい」と答える。

トキが幼い頃から押さえつけていた感情を表に出せたのはよかった。松野家の人々もおタエ様も、おトキのことを愛おしく思っているのは間違いないが、では本当にトキを支え、力になっているのは誰かというと、ヘブンが初めてだったのではないだろうか。

号泣必至などとteitterでは高評価だったが、高評価は賛成だけど、自分は登場人物が泣いてしまうと醒めてしまうタチなので、この場面はそこまででもなかった。が、三之丞が倒れたシーンは涙腺が決壊した。もう嘘を吐かなくていいと思ったら力が抜けたんだね。嘘を吐き続けることがどれほどつらかったか。一体どれほど追い込まれていたのか。その三之丞の心情を思うと、泣ける。



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「ばけばけ」(069)

  • 第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」

放送日

  • 2026年1月8日(木)

概要

トキとヘブンの結婚が松野家に認められる。しかし、トキが三之丞と会っているところをヘブンが目撃。三之丞のことをひた隠しにするトキに再びヘブンは不満を募らせる。晴れて結婚が認められたのに、ギスギスなトキとヘブンを錦織は心配する。その頃、雨清水家ではタエが三之丞にトキの結婚を報告。トキの結婚を知り、三之丞は驚く。(公式サイトより)

感想

三之丞のことを何かごまかそうとするトキにヘブンは不信感をあらわにする。マズイと思ったか、錦織はヘブンに、松野家には借金があること、トキがその借金の返済と雨清水家の生活の面倒を見ていることを話し、あなたといい関係を築きたいと思っているからこそ話せないのだ、しかし必ず話してくれるから、それまで待つようにと(トキに内緒で)説明。

タエは家へやってきたトキに、結婚のお祝いを述べると共に、三之丞が家に入れる金はトキから来ていることを知っていることを打ち明ける。その上で、自分が知っていることを三之丞には黙っているように頼み込む。これにはビックリした。それはつまり、この先もトキに雨清水家の生活の面倒を見ろと言っているわけだ。松野家の借金をトキが一人で返していることを知ってなお! トキに! たかるつもりなのか! 自分たちが作った借金なのに、自分たちが何とかしなければという気概がまるでなく、トキにたかる気満々の松野の両親はともかく、タエ様は違うと思ったがなあ……。

その後、結婚のお披露目パーティーが開かれ、ヘブンとトキのほか、勘右衛門、司之介、フミ、タエ、三之丞、錦織が招かれた。これはどういう集まりなのか? 結婚式なら、花田旅館の人たちや県知事、学校関係者など、招くべき人は他にもいよう。内輪の顔合わせならなぜ錦織がいるのか謎である。もちろん、現実には通訳としてということなのだろうが、これから先、親族が集まるたびに通訳として錦織を呼ぶわけにもいくまい。仲人的な立場ではないかという声も(SNSには)あったが、錦織は既婚なのだから、仲人なら妻が同行していないのは不自然だ。

さて、挨拶の場で勘右衛門は「困ったら遠慮なく言え、支えてやる、大船に乗ったつもりでな」と言い、また三之丞を紹介する時にトキは「社長です」と言う。が、ヘブンは「カゾク、ナル、デキナイ」と癇癪を起こす……。

錦織がトキの事情をあらかじめヘブンに説明したことをファインプレーと解釈する向きもあったが、自分はそうは思わない。67話でお金のことをトキが錦織に相談し、「取り敢えず様子を見る」と言うトキに「そうだな」と答えていたのが不思議だった。錦織は妻帯者だが、自分の妻がこのような秘密を抱えていたとしても平気なのだろうか。「ヘブンさんに今のうちにすべてを打ち明けた方がいい」とアドバイスすべきだったと自分は確信する。



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「ばけばけ」(068)

  • 第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」

放送日

  • 2026年1月7日(水)

概要

ヘブンのいらだちも限界。察したトキは、ついに家族にヘブンと一緒になることを告げる。はじめは冗談だと気にも留めない司之介、フミ、勘右衛門だったが、トキの様子に次第に現実を受け止める。異人嫌いである勘右衛門の猛反対を覚悟するトキ、恐れる司之介とフミ。三人が様子をうかがう中、勘右衛門が口を開く。(公式サイトより)

感想

勘右衛門は「好いちょるなら、仕方ないじゃろう。お嬢のそげな気持ちを、もうわしは止めるつもりはない」と理解を示す。驚く司之介やフミを尻目に勘右衛門は上野タツのところへ行き、「わしと一緒になってごしなさい」と告白。タツは「待っちょりましたけん。待っちょりましたけん」。

家族の了解が得られたとトキから報告され、ヘブンは狂喜、「パーティー、シマショウ」と大はしゃぎ。今度は正式に挨拶だよ。はしゃぐのはまだ早いよ。

そこへ三之丞が訪ねて来る。今日はお金がもらえる日だがトキが約束の場所へ行かなかったため、取りに来たのだ。トキは「お金がもらえなくなった」と説明するが、そこへ顔を出したヘブンが、「ダレ!?」と攻撃的に。「三之丞様です」「サンノジョウってダレ? フトン? マクラ!?」と切れる。元カレだとでも思ったか。トキは下手にごまかそうとせず「親戚の子です」と正直に言えばいいのに。もっとも親戚といってもどのような関係なのかは、視聴者にもいまだ明らかではないが。

司之介とフミはタエのところに報告に行く。フミは「決して世間が思うような汚らわしいものではなく」と説明。タエは「よいのではないですか。あの子は松野家の娘。松野家さえよければ、そして、おトキがしあわせなら」とこちらもあっさり受け入れる。急に安心して気が緩んだ司之介は、トキの稼ぎから雨清水家へ金が渡っていたと口を滑らせてしまう……

あの安心した司之介の顔を見たら、ああバラすな、とすぐにわかった。視聴者の期待に正しく答えてしゃべってしまうのだが、今回に関してはファインプレーだと思う。あれは隠しておいていいことではなかった。三之丞もタエもきちんと事実を認め、受け入れないと、本当に立ち直れなくなってしまう。

ただ、司之介は、夫婦になったからにはヘブンの金は松野家のもの、ぐらいに考えているフシがある。そこには釘を刺しておかないと、一生たかられるなぁ……



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「ばけばけ」(067)

  • 第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」

放送日

  • 2026年1月6日(火)

概要

トキはヘブンと婚約。しかし、トキは大きな問題に気づく。家族にヘブンと一緒になることを報告しなければならない。しかし、女中として働くことを認めてもらったとはいえヘブンと結婚することを家族に簡単に言えるはずもなく……いつ切り出すか悩んでいるトキは、さらにとんでもない問題に気づき、ますます報告しづらくなる。いつまでも家族に言えないトキにヘブンはいらだちを募らせる。(公式サイトより)

感想

女中だからこそ毎月20円もらえるが、妻になったらタダ働きになるのではないか、そうすると松野の家族も雨清水家も養えなくなる、とりあえずあと二日で今月分のお手当てが貰える日だから、その日にもらえるかどうかで今後のことを考えると錦織に相談し、錦織も、そうだな、と答える。

家に帰り、結婚の話をするつもりが結局言い出せず、ヘブンは報告は済んだつもりで今日から一緒に暮らすと思い込んでいる。ヘブンが深夜、書き物を始めたところでそっと帰宅しようとするが、それに気づいたヘブンは深く傷つく……。

話が急過ぎて何が起きているのかよくわからないが、ヘブンには「婚約期間」という考えはないのか? 両家親族や関係者への挨拶、今日なら指輪を買ったり式の準備をしたり、籍を入れたり、一緒に暮らすためには新しく布団を買う、身の回りの品を家から持ってくるなど様々な手続きが必要で、求婚しOKが出たから今日から一緒に暮らす、というのは早過ぎる。それにもしそうなら、今夜は新婚初夜で、「書き物をしているから先に休んでください」で済ませるのは酷い。

トキが心配するお金の件は、まあ給金という形でもらえなくなるかも知れないが、家計に口を出す権利が生まれ、場合によっては管理を任されるかも知れないので、その意味では毎月100円が自由になる、とも言える。が、問題はそこじゃない。

親の承諾を得るのはもちろん必要だが、最も重要なことは、自分は借金を抱える身であることをヘブンに話すことだ。それを聞いて、そんな借金まみれの人はイヤだ、とヘブンが言うとは思えないが、だからといって隠していいことではない。既婚者の錦織がそれを推奨するのは不誠実だ。

松野家は、トキの人生は、物心ついた時からすべてが借金に縛られている。小学校を中退したのも、銀二郎を婿に取ったのも、傳さまの工場で働いたのも、らしゃめんになる覚悟で女中になったのも、すべてはそのためだ。それを忘れるほど浮かれていた、ととれなくもないが、借金問題が意識から消えるのはどうにも不自然だ。

まずはヘブンに正直に話せ! すべてはそれからだ。このようなセンシティブな問題が通訳なしに伝わるのか、という問題もあるが。



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「ばけばけ」(066)

  • 第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」

放送日

  • 2026年1月5日(月)

概要

ヘブンは、錦織と二人で出雲に旅行にやってくる。ヘブンの好きな古事記の舞台を巡るに人は、旅の終わりに杵築(きづき、今でいう出雲の大社のあたり)・稲佐の浜を散歩する。出雲での旅の思い出を日本滞在記に書きたいと喜ぶヘブン。そこに松江にいるはずのトキが現われる。驚く錦織に「ヘブンから突然呼び出された」と答えるトキ。呼び出された理由がわからず戸惑うトキと錦織に、ヘブンは「大事な話がある」と告げる。(公式サイトより)

感想

二人でランデブー(?)しているところへおトキがやってきて「なんでこいつが(邪魔をする)?」と戸惑う錦織。その後三人で宿へ行き、ヘブンから「錦織サン、トモダチ」と言われてにやつく錦織。ヘブンはおトキに「一緒にいてほしい」とプロポーズし、トキは受ける。二人でいちゃこら始めると邪魔者になる錦織。錦織は本当にわかりやすい。

ヘブン先生は、トキには妻として、錦織には友人として、これからもそばにいてほしいと伝えたかった。そしてそれを互いに(錦織にはトキのことを、トキには錦織のことを)知ってほしかった。だから錦織といるところへトキを呼んだのだと思う。なんでオレはここに? なんて顔してないで、錦織サン!



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「豊臣兄弟!」01 二匹の猿

題名

  • 「豊臣兄弟!」第1話「二匹の猿」

放送日

  • 2026年1月4日

脚本

ナレーター

音楽

  • 木村秀彬

登場人物

家族

  • 坂井真紀(なか、小一郎の母)
  • 宮澤エマ(とも、小一郎の姉)
  • 倉沢杏菜(あさひ、小一郎の妹)

中村の人

  • 大倉孝二(坂井喜左衛門、土豪
  • 白石聖(直、喜左衛門の娘)
  • 田中要次(了雲和尚)
  • 高尾悠希(玄太、種籾のない百姓)
  • 若林時英(信吉、両親を亡くした百姓)

織田家重臣

織田家

戦国武将

概要

尾張中村の貧しい農家に生まれた小一郎は、田畑を耕し土とともに生きる暮らしに満足しながら日々をすごしていた。ある日、野盗の集団が村を襲い、幼なじみの娘・直が連れ去られそうになる。そのピンチを救ったのは8年ぶりに村に帰ってきた兄の藤吉郎だった。若き戦国武将・織田信長に仕官し、大出世を夢見る藤吉郎は、小一郎に自分の家来になるよう願い出る。(公式サイトより)

感想

予想以上に面白かった。

息を吐くように嘘をつき、お調子者で世渡り上手な藤吉郎。真面目で周囲の信頼を得、知恵の回る小一郎。8年前に藤吉郎が地元の有力土豪の坂井家から仏画を盗んで出奔したことから、小一郎らは肩身の狭い思いをしながら生きて来た。その坂井家の娘の直は、真面目な性格の小一郎に好意を寄せる。

夜盗が中村を襲い、坂井家が目を付けられ、直をさらわれそうになった時に、小一郎とたまたま戻ってきた藤吉郎が力を合わせて夜盗を追い返すも、8年前の事件を恨みに思う坂井の怒りは解けず、直に手を出したとさらに小一郎を迫害する。もっとも8年前に藤吉郎が盗んだのは坂井の女房であり、仏画は彼女が持参したということらしい。そりゃ坂井も怒るわけだ。

小一郎は道路工事のアルバイトのため清須城下へ行き、信長に認められるほどの働きぶりを示す。さらに美濃からのスパイを見つけ、信長が襲われることを察知して知らせるなど、活躍するが、藤吉郎がためらいもなく人を斬る姿に恐ろしさを感じ、一人、中村へ戻る。

小一郎と藤吉郎のキャラの描き分け。盗人の意外な真犯人。昨年は全くなかった合戦など、見所が多かったが、お調子者の藤吉郎が、こいつはスパイだと見切るや、ためらいなく殺したこと。そんな兄を見て小一郎が震えるシーンは圧巻だった。その小一郎も、血濡れた懐から密書を探し出すなど、なかなかどうして見せてくれる。

直と寧々がかわいかったのもよき。この直は永野芽郁の代役だ。正直言えば永野芽郁で見たかった。

KEI-COさんの豊臣兄弟絵


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著者へのインタビュー

ほぼ日に森下佳子のインタビューが載っていた。読み応え十分な内容だ。

ありがとう『べらぼう』! 森下佳子さん 大質問会レポート

この中で一番印象的だったのは次のセリフ(第一回):

  • 森下 〔美術監修の〕松嶋先生が、製作のすごく初期のころに、「これはね、論文に書くような論拠がある話ではまったくないんだけど、ぼくは喜多川歌麿の絵の中に、すごく、女性に対する理解とか、女性っぽい感覚を感じるんだ」っていうことをおっしゃっていて。あの、私、若干、ちょっとその、腐ってるところがあるもので(笑)。
  • 司会 つまり、いわゆる腐女子成分が。
  • 森下 そうそうそう。
  • 一同 (笑)
  • 森下 だから、それを聞いて「えっ!」みたいな。「え、いまなんとおっしゃった?」みたいなところが、こう、ありまして。〔中略〕松嶋先生がさらにおっしゃるには、「蔦重も、歌麿も、あの時代の、あの環境に生きた人にしては、その蔦重も、あの歌麿も、女性の影がすごく少ないんだよね」って。
  • 一同 (どよめく)
  • 森下 もうどんどん私が腐っていくようなことをおっしゃるわけですよ。

第二回で、とても興味深いことを言っていた。葛飾北斎曲亭馬琴十返舎一九など、史実的には非常に重要だけれど、蔦重との関わりは薄く、ドラマの中では彼らを描く尺が取れない。そういうキャラクターに関しては強いイメージを持つ役者をキャスティングしていると。年齢に関係なく。

それと、ちょっとだけ登場する役には本職の役者には頼みにくいという。でも芸人だと、本業じゃないから、ちょろっと出るだけで楽しんでくれるようなところもあって、チョイ役で芸人が多くなると。twitterでは「本職の人だけでやってほしい」とか「どこぞからの圧力ではないか」とかいう意見も散見したが、意外な理由だ。

あと、第四回で糸井重里から、「蔦重はけっきょく誰にも惚れてないんじゃないか?」という質問が出ていたが、これもいい指摘だと思った。自分は、蔦重は裸の女を見ても興奮しないんじゃないかと思ったことがある。だから瀬川と一度だけ(恐らく)結ばれた時に、あ、できるんだ、と思ったんだけど、スタッフの中でも「蔦重が瀬川の胸の谷間を見た時にどういう態度を取るのか?」という論争があったそうで、目の付け所がずれていたわけではないんだな、と思った。

終わったあとで脚本家に訊くというのはとてもいい企画だと思うので、今後もぜひやってほしい。


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「大河への道」(Amazon Prime)

劇場で二回観ているため、それを入れれば三回目。

雑感

もっとコメディ色の強い作品だと思っていたが(実際、随所で笑えたのだが)、思ったより感動した。

MVPは北川景子。とびきりのきれいどころとして随所に華を添えていたのはもちろんだが、インチキ祈祷師の怪演。ああいうタガの外れた役どころは本当にタガを外してくるから怖い。

草刈正雄がいいところをかっさらっていった。将軍(徳川家斉生田斗真の息子だ)役はもちろんだが、知事役の「では我々も、忠敬を見習って、まずは一歩を踏み出し、歩きながら考えることにしましょう」はカッコよかった。

エンドロールを見ていて、脚本が森下佳子だと今さら気付いた。面白いわけだ。

長澤まさみが結婚

昼過ぎのニュース。自分が目にしたのは夕方だが。長澤まさみ(38歳)が映画監督の福永壮志(ふくなが・たけし、43歳)と入籍を済ませたことが東宝芸能の公式サイトで発表された。

長澤まさみを意識したのは映画「岳」(2011年)ではなかったか。非常に存在感があり、主役の小栗旬が霞んで見えたほどだった。同年の映画「モテキ」では、飲み会を途中で帰る時の「ドロンします」がなんとも可愛くてハートを撃たれた。キスシーンの相手役の森山未來を羨ましく思ったものだった。

潔く柔く」(2013年)は「主役を張るというのはこういうことなんだな」と感じた作品。この時の映画の感想を見ると「長澤まさみかわいいよ長澤まさみ」と書いてある(苦笑)。

以後は「WOOD JOB!」(2014年)「海街diary」(2015年)、「嘘を愛する女」(2018年)、「シン・ウルトラマン」(2022年)、「シン・仮面ライダー」(2023年)、「スオミの話をしよう」(2024年)、大河ドラマは「真田丸」(2016年)、「鎌倉殿の13人」(2022年)、あとはきりがないから省略するが、実は2008年に「ガリレオ」(エピソードゼロ)にも出演している。この時は長澤まさみを知らず、「この人誰なんだろう」と思っていた。DVDを持っているからもう一度見てみよう、と思いつつ、DVDプレイヤーがないため果たせずにいる。

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本郷奏多が結婚

朝からおめでたいニュースが飛び込んで来た。日付が変わった瞬間に、twitter本郷奏多(35歳)の公式アカウントから結婚が報告された。相手は一般の人だという。

本郷奏多といえば、大河ドラマ麒麟がくる」での近衛前久、「光る君へ」の花山天皇役も印象的だが、なんといっても「カムカムエヴリバディ」の五十嵐文四郎役が記憶に残る。ひなたと違ってうまくいきますように。