窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(081)

第17週「大きな夢に向かって」(金)

放送日

  • 2023年01月27日

登場人物

  • 川島潤哉(ニュー北條、)
  • 小松健悦(瀬川、笠巻の師匠)

概要

航空機部品の試作で苦戦する舞たち。それを見かねた小森が、原材料を電子炉に長めに入れることを提案し、やってみると、遂に圧造が成功する。そして、お好み焼き屋「うめづ」では、工場をたたむ長井への慰労会が開かれ東大阪の仲間が集まる。そこで舞は笠巻に、小森の助けもあり圧造がうまくいったことを報告する。(NHKオンデマンドの解説より)

貴司は長山短歌賞を受賞。舞と手を取り合って喜ぶ。

感想

小森の再雇用の件、単に4年前に心ならずも追い出した人を引き取った、というのではなく、4年経って成長した小森を必要な人材として迎え入れた、という形になっているのはよかった。

ただ、その小森が、航空機部品の試作グループに入れてください、と言ったのに対し、なぜ舞が「お願いします」と答えるのだ。いつから舞が人事権を持つようになった? こういうところなのだ、舞に悪気がないのは明らかだが、いち営業担当の権限を完全に逸脱している。まあ、舞はヒラでも実質的なNo.2だと全員が思っているのだろう。社長は厳しく注意するか、これを認めるのなら取締役にして責任も負わせるべきだ。



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「舞いあがれ」(080)

第17週「大きな夢に向かって」(木)

放送日

  • 2023年01月26日

今日の浦信吾

「うん、いっぺんあの館(かん)および館(やかた)から離れてもらってもよか」

今日の一太とさくら

「むっちゃんの気まぐれパスタひとつ」
「ごめん、むっちゃん昼寝ばしちょる」
「気まぐれ過ぎん?」

概要

舞たちが試作を請け負った飛行機部品は、扱ったことのない硬い金属のためにうまく製造できない。そこで最古参の笠巻がよその機械を借りようと言う。そこはかつてIWAKURAで働いていた小森の転職先だった。一方五島では、町役場の信吾がカフェに祥子たちを集め、五島に人を集めるアイデアがないか相談する。(NHKオンデマンドの解説より)

長井金属(小森の転職先)は会社を畳むことになった。それを知っためぐみと舞は、小森を勧誘するが、IWAKURAを「追い出された」小森は、わだかまりは消えていないと頑固に言い張るが……

感想

さくらが結婚した! むっちゃんがみじょカフェの運営に協力していた(でも昼寝中とかでやはり登場しなかったが)。あとで、オープニングのクレジットを見たら、「山中さくら」が「椿山さくら」にちゃっかり変わっていた。そして、さくらの左手の薬指には指輪が……。さくらがちび舞にむっちゃんのことを惚気てから18年くらい経つ。よかった……本当によかった。

舞が自動車を運転していた。すごい、と思ったが、考えてみたら舞はパイロットだ。飛行機の運転ができるんだから、自動車の運転くらい簡単だろう。ラスト、長い道路を真直ぐに走って行く様子は、滑走路を走ることに見立てているのかな。



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「舞いあがれ」(079)

第17週「大きな夢に向かって」(水)

放送日

  • 2023年01月25日

今日のめぐみと雪乃

「うちの貴司なんか、一生独身と違うか。短冊に短歌書いてもてるのは平安時代までやちゅうねん」

概要

舞が営業から帰社すると思いもよらぬ客が、めぐみを訪ね来ていた。それは航空機産業参入支援セミナーで出会った、菱崎重工の荒金だった。彼は舞とめぐみに、ある提案をする。それは航空機の部品を試作してみないか、というものだった。設備的にIWAKURAでは難しいと、めぐみは断ろうとするが、舞はまずその部品の図面を見せてほしいと申し出る。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

荒金が言ってきたのは航空機用のボルトの試作で、技術的に今のIWAKURAにはとても難しいが、舞はなんとしてもやりたいと皆を説得する。この話、ドラマの中でどういう展開になるかわからないけど、現実社会だったら、安易に受けたら大やけどをする話だ。

会社が何かに取り組もうとした矢先に、棚ぼたよろしく案件が振ってくることが(意外によく)ある。渡りに舟と飛びつきたくなる気持ちはよくわかるのだが、小さな組織は指向性がある。本来、案件というのはそれなりの時間と手間をかけて努力して取ってくるものだが、降って湧いた話は、往々にしてこの指向から外れる。そこを「せっかくだから」「いい話だから」と飛びついて、時間とエネルギーを大量消費したあげく、結局ダメになることが珍しくないからだ。

まずは業界動向を知るためのセミナー参加だったはず。何が何でも受注するぞと思っていたわけではなかろう。焦らず、手順を踏んで話を進めても遅くはないはずだ。

舞はめぐみのことを社内では「社長」と呼び、山田も舞のことを「お嬢さん」とは言わなくなったが、やはりお嬢さんなんだなあと思った。大手企業の重役が社長に会いに来たと聞いて、いち営業担当が勝手に会議室に入り、ちゃっかり打ち合わせに混ざるなど、考えられないこと。それが許されてしまうのは「社長令嬢」なればこそ。菱崎重工からの仕事を受けるかどうかの会議で、笠やんはじめ技術の人たちが舞に説得されるのも、舞を「社長令嬢」と見ているからで、いち営業担当なら「無理なものは無理」で終わりだ。

こうした振る舞いを認めるのならば、取締役の肩書をつけ、責任も背負うべきだろう。

ところで、雪乃の「短冊に短歌書いてもてるのは平安時代までやちゅうねん」というセリフ、これ自体が短歌だ、と喝破した人がいた。本当だ!(季語がないから厳密には短歌ではないが)



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「舞いあがれ」(078)

第17週「大きな夢に向かって」(火)

放送日

  • 2023年01月24日

登場人物

  • 門田裕(小山内雄二、日本航空宇宙産業……の航空宇宙部長)
  • 鶴見辰吾(荒金正人、菱崎重工重役)

概要

貴司は舞と共に選んだ作品を短歌の芥川賞ともいわれる長山短歌賞に応募する。一方、めぐみから渡されたIWAKURAの業務報告書に目を通した悠人は、悪くない投資先だとめぐみに言う。そして、きちんとしためぐみの姿に休みではないのかと問う悠人。めぐみは、これから航空機部品の産業支援セミナーに舞と参加すると伝える。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

  • 急展開。菱崎重工の重役が舞(のIWAKURA)に興味を抱き、さっそく連絡を取って来る……
  • このセミナーは、どういう人を対象に、どういうことを目的としたものかわからなかったが、参加者の大部分は協力に否定的だった。
  • 舞はデラシネに入り浸り、貴司と顔を突き合わせて自分の勉強(ISO取得に向けての)に没頭。貴司は短歌に集中。やっぱりこの二人、変人だ。
  • アバンが長かった(約4分半)。
  • 航空機に使用される部品は300万点(自動車は3万点)。



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「舞いあがれ」(077)

第17週「大きな夢に向かって」(月)

放送日

  • 2023年01月23日

登場人物

概要

2013年夏。舞がIWAKURAに入社して4年が経ち、営業のエースになっていた。会社の業績も右肩上がりで、社長のめぐみは機械を増やすか悩む。一方、貴司は古本屋・デラシネで短歌を作り続けていた。そして舞は、浩太の夢を実現すべく、めぐみに航空機産業参入支援セミナーに参加しようと提案する。(NHKオンデマンドの解説より)

前回の章に続き、最初にリストラしたパートの女性三人にも復帰してもらい、約束が果たせた。

感想

先代社長(浩太)と比べ、マネジメントの能力はめぐみの方が上かも知れない、と思われる点が多々あったが、決定的な違いがある。浩太には「飛行機のねじを作る」という明確な夢があった。めぐみは、会社を潰したくない、大きくしたいという目標はあるが、「こういうネジを作りたい」という指向がない。これは会社を長く続ける上では致命傷になる可能性があったが、その部分は舞が引き継ぐことになったようだ。

冒頭で舞が提案型技術営業をしていて、なるほどこんな風にお客様に接せられれば注文も増えるだろう、と視聴者に納得させる絵になっていたが、営業の最も重要で最も大変なのはget leadsだ。その部分の活動に全く触れられていないので、舞が営業として優秀かどうかは言及できない。営業のエースといっても営業は他に藤沢君がいるだけだと思うが、これまでの感じからすると、藤沢君の方が新規開拓には向いていそうだ。

パートの女性も、別の仕事をしていたら簡単には辞められないだろうが、舞の強引な働きかけで復帰。章にいちゃんと同じく、ここは深く突っ込まず、IWAKURAが「いったん落ちたが、元に戻った」というメタファーなのだろう。

貴司はデラシネを運営。古本屋の経営もノウハウが必要だし時間も取られるだろう、呑気に短歌を作っている暇はないように思うが、そこもファンタジーなのだろう。



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「どうする家康」主要登場人物一覧

「どうする家康」の主要登場人物について、過去の大河ドラマ麒麟がくる」「おんな城主直虎」「真田丸」「軍師官兵衛」での出演者を表にしてみた。

名前 どうする家康 麒麟がくる おんな城主直虎 真田丸 軍師官兵衛
徳川家康 松本潤 風間俊介 阿部サダヲ 内野聖陽 寺尾聰
瀬名 有村架純 - 菜々緒 - -
酒井忠次 大森南朋 - みのすけ - -
本多忠勝 山田裕貴 - 髙嶋政宏 藤岡弘、 塩野谷正幸
石川数正 松重豊 - 中村織央 伊藤正之 -
鳥居元忠 音尾琢真 - - 大堀こういち -
大久保忠世 小手伸也 - 渡辺哲 中野剛 -
平岩親吉 岡部大 - - 東武 -
今川義元 野村萬斎 片岡愛之助 春風亭昇太 - -
鵜殿長照 野間口徹 佐藤誓 - - -
武田信玄 阿部寛 石橋凌 松平健 林邦史朗 -
織田信長 岡田准一 染谷将太 市川海老蔵 吉田鋼太郎 江口洋介
北川景子 井本彩花 - - 内田恭子
松平広忠 飯田基祐 浅利陽介 - - -
於大の方 松嶋菜々子 松本若菜 栗原小巻 - -
榊原康政 杉野遥亮 - 尾美としのり - 中村育二
織田信秀 藤岡弘、 高橋克典 - - -
水野信元 寺島進 横田栄司 - - -



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「舞いあがれ」(076)

第16週「母と私の挑戦」(金)

放送日

今日の悠人とめぐみ

「へえ~、いっぱしの経営者みたいやん」
「経営者として、頼んでるの」

今日のさくらと浦信吾

「むっちゃんも同じ月、見ちょっとかなあ」
「見とらんと思うよ、時差があるけん」

登場人物

  • うえだひろし(垣内健次郎、Iwakuraの従業員)←「社長、この後のスケジュールについて相談を」と言った人

概要

めぐみは、土地と工場を投資家に買ってもらったことを社員に伝え、その購入者に家賃を払うことで工場を続けていくことにしたと報告する。その投資家とは悠人だった。めぐみは舞に、これまでは従業員とその家族の生活に責任があったが、これからは投資をしてくれた悠人にも責任が生まれたと話す。(NHKオンデマンドの解説より)

  • 試作に合格、無事、大量注文をもらう
  • 結城章はIWAKURAに復活
  • 森重美知留と朝陽は祥子の家を出て、近くの家を借りて独り立ちすることに。貴司は朝陽を見送って東大阪に帰ってきた
  • 貴司の歌が新聞に掲載された
  • 八木のおっちゃんが、新聞に載った貴司の歌を見て戻ってきた。デラシネの鍵を貴司に渡し、店はお前に任すという
  • IWAKURAは借金を完済。さらによい会社にしていこうとめぐみは皆に宣言。目安箱を設置
  • IWAKURAは順調に発展し4年が経過する……

感想

いろいろまとめに入った日。

借金があると、返済をしなければいけないし、利子も重くのしかかる。銀行対策に時間をかけねばならず、本業をする時間が割かれるという本末転倒の事態になる。これがなくなったのは大きいが、だからといって会社が急にうまくいくわけではない。章が戻ってきたのも安易過ぎる……そんなに簡単にはいかないと思うが、もうこれに関してはこれ以上は描かないということだろう。もろもろあったしこれからもあるけど、それはそれとして、とにかく結果的に、IWAKURAは潰れることなく続いていくと。

デラシネを貴司に預けたのはよかった。八木のおっちゃんが店を閉めると言った時、だったら貴司に任せればいいのに、と思ったもの。恐らく八木の判断では、その時の貴司にはまだ任せられないと思ったのだろう。その後の成長を確認し、今、その決断をしたということか。あの店は誰の持ち物かわからないが、もしかしたら八木も、遺産か何かでポンと手に入れた土地で店を営んでいたのかも知れない(さして流行っているようには見えないのに生活ができていたから)。だから無償で貴司に渡す気になったのではないか。

三分の二が終了。これからどういう展開になるのか? 舞は最終的にはパイロットになるよね、その時IWAKURAの経営は誰が?



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「舞いあがれ」(075)

第16週「母と私の挑戦」(木)

放送日

  • 2023年01月19日

概要

舞が藤沢と会社へ戻ると、仕事を終えた社員たちが食堂に集まっていた。舞が本当に仕事を取れたのかどうか、図面を見るまで信じられないと二人の帰りを待っていたのだ。舞が図面を広げると、にわかに沸き立つ社員たち。数量も多く、なかなかに大きい取引だからだ。ただ、結城がいない中で、そのネジの設計を誰がするのかと不安になる。(NHKオンデマンドの解説より)

章が辞めた後は尾藤が設計を受け持つようにと、章は特訓を施していた。しかしいざ試作を始めてみると、うまくいかない。実務はさまざまな要因が絡む。計算通りには行かないのだ。舞は章にヘルプを要請、章は恩返しのために自分の仕事は終わったあと、無償で手伝うことになる。ただし工員の中には「だったら結城を雇えばいい」「それで品質が保てるのか」と疑問を呈する人も。

めぐみは悠人に連絡を取り、土地と建物を買ってもらうよう、なおかつ、その後も毎月家賃を払って工場そのものは継続稼働できるよう依頼。悠人は承諾したらしい。そのお金で借金を全部返せることになった。

感想

ああっ、そうきたか――というのが新鮮な驚きだ。

舞が頑張って新規案件を受注する、めぐみは値上げを敢行する、それはいい。それはいいけれど、そんなことをちまちまやったところで、借金返済には遠く及ばないだろうと気を揉んでいた。悠人の「土地を売ってマンション経営」提案を逆手に取って、こういう話に持って行くとは。

悠人の側からしてみたら、マンションにしようが、工場を続けようが、地代さえきちんと支払ってくれたらそれでいいわけで、この逆提案はアリだ。とはいえ、本当はこの土地に、借金を全部返すだけの価値は、本当はないのだろう。もしあれば、信用金庫の人があんなに気を揉むはずがない。担保に取っているはずなので、会社がうまくいかなければ、土地を押さえて売ってしまえばいいからだ。借金を全部返せるだけ払うのは、悠人の「気持ち」なのだろう。

それはよいが、そこに至るまでは問題ありだ。

章と浩太がいなくなって、今のIWAKURAには設計できる人がいないのか。だったら新規案件なんか受けられないではないか。その話がこれまで全く出て来なかったのは後だしじゃんけんのようで面白くない。めぐみは把握していたのか。舞も知らなかったのだとしたら、営業と技術の風通しが悪過ぎる。

章がIWAKURAに来て、図面を見せてくれと言った時に、めぐみは最初は躊躇するが、結局は見せてしまう。これ、機密保持契約(当然交わしているはず)に違反するのではないか? 背に腹は替えられないということかも知れないが、これから先も新規設計のたびに章に来てもらうのか? もしカワチ鋲螺から設計変更があったらどうする? 設計担当の人と打ち合わせをしたいと言われたらどうする? 「だったら結城を雇えばいい」「それで品質が保てるのか」という意見は至極もっともである。

IWAKURAとして、結城の勤め先に設計を業務として依頼することはできなかったのだろうか。要は、きちんとお金を払って「仕事」にするのだ。そして守秘契約もかわせば、経常上の問題はなくなる。章の人間性は信頼できても、こういう仕事の仕方はよくない。まあ、よくないことがわかるから、抜本的な手を打たなければいけないと考えたのだろう。



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「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」

題名アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(Avatar: The Way of Water)【HFR(ハイフレームレート)3D】
監督ジェームズ・キャメロン
出演■サリー一家:サム・ワーシントン(ジェイク・サリー)、ゾーイ・サルダナ(ネイティリ、ジェイクの妻)、ジェームズ・フラッターズ(ネテヤム、ジェイクの長男)、ブリテンダルトン(ロアク、ジェイクの次男)、トリニティ・ジョリー・ブリス(トゥク、ジェイクの娘)、シガニー・ウィーバー(キリ、グレイスの娘・ジェイクの養女)、ジャック・チャンピオン(スパイダー、クオリッチの娘・ジェイクの養子)
■メトカイナ族(海の民):クリフ・カーティス(トノワリ、メトカイナ族のリーダー)、ケイト・ウィンスレット(ロナル、トノワリの妻)、ベイリー・バス(ツィレヤ、トノワリの娘)、フィリップ・ゲリオ(アオヌング、トノワリの息子)、他
アバター・リコンビナント:スティーヴン・ラング(マイルズ・クオリッチ、元傭兵部隊隊長)、ジョエル・デヴィッド・ムーア(ノーム・スペルマン、人類学者)、シガニー・ウィーバー(グレイス・オーガスティン博士)、他
制作USA(2022年12月16日日本公開)
時間192分
劇場イオンシネマ港北NT(スクリーン6)

粗筋

神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイクは、ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた。再び人類がパンドラに現れるまでは……。神聖な森を追われた一家は、“海の部族”の元へ身を寄せる。だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた……(公式サイトより)

雑感

約3時間半の長丁場、耐えられるかなと不安だったが、そこはさすがにジェームズ・キャメロン、退屈している暇はなかった。ただ、増長と思えるシーンもあるにはあった。あと30分縮めてもよかったと思う。

3Dで見たのは正解だ。技術的には前作から10年以上、相当に進化している。雨のシーンなど、本当に雨が降って来たかと思ったほど。3Dというだけでなく、音響との相乗効果だと思うが。

ストーリーは、前作は完璧な一作で、続編の予兆は感じなかったので、続編をどのように作ったのか興味津々だったが、ああ、そうきたか、と思った。ターミネーターと同じパターン。

地球人側の敗戦で、地球人は、現地に永住する決意を固めた少数を除き、撤去し、行き来はなくなったはず。が、パンドラの貴重な資源を狙う輩は諦めずに再度基地を建設、乱獲を再開した。その上、前回の生き残り(?)が復讐を狙ってジェイクやネイティリを襲う。これを認めると、いくらナヴィ側が勝っても、第三波第四波とくることが予想され、話が終わらない。終わらなければずっと続くので、ビジネス的にはそれはそれでいいのかも知れないが。

もうひとつ、相手が人間じゃないからという理由で、こうも無邪気に残酷なことができるものなのか。実際、人間も歴史的に強国が他国を侵略する時にはこうしたやり方をやってきたわけだが、あからさまに見せつけられると不愉快になる。前作では、人間の側にも、ジェイクのほかにもグレースやノーム、トゥルーディなど、RDA社のやり方は、あるいはクオリッチのやり方は酷過ぎると感じる人が何人もいたから救いがあった。今回は、ジェイクは完全にナヴィの側だし、人間側に、自分たちのやっていることに疑問を感じる人がいなかった。これを見たら、もう人類は滅んでいいよとしか思えない。

無理して見て良かったとは思ったが、二度三度見ることはないだろうとも思った。

その他

  • クオリッチの一粒種がパンドラに生きていたのは驚いた。あの激戦の中で子づくりなどしていたのか? 相手は誰?
  • キリを演じたのがシガニー・ウィーバーとあとで知って驚いた。


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「舞いあがれ」(074)

第16週「母と私の挑戦」(水)

放送日

  • 2023年01月18日

概要

舞はネジの勉強に没頭するあまり、会社に遅刻しそうになる。会社では売り上げデータを確認していためぐみが、営業担当の藤沢に、ある受注の確認をする。それは売れば売るほど赤字になるというものだった。藤沢はリーマンショックで仕事が減った際に、なんとか売り上げを出そうと、安く仕事を請け負ったと説明する。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

新規顧客開拓が必要なのは言うまでもないが、いうほど簡単ではない。めぐみは受注内容の見直しを行ない、必要に応じて値上げを進めることにした。この目の付け所は悪くない。

ドラマとしてはそれでいいが、気になることは山ほどある。工場は、何も仕事をしなくても膨大な固定費がかかるから、赤字必須の業務の受注は、状況次第ではあり得る。リーマンショック後に空白を埋めるためそういう受注をしたのは、それはそれで評価されるべきだろう。ただしこうした案件を社長が知らないはずはない。もし何の相談もせずに見積書を出していたのなら問題。事情を理解した上で社長が承認したのなら、今藤沢くんを責めるのは筋違いだ。

ただし、受注が継続されるようになったら、当然価格の見直しは行なうべきだ。どうも今回のやりとりを聞いていると、一度受注した案件は、同じ価格で受けざるを得ないような雰囲気に見えるが、一回の受注ごとに当然価格交渉があってしかるべきだろう。それをしていなかったのは、注意されるべき点かな。

浩太がみんなに、利益率を改善するために何かいい手はないか、と訊いた時、すごく安く受注している案件があるんですけど何とかならないんですか、やればやるほど赤字です……と誰も言わなかったのも不思議。それとも技術の人は、これがいくらで売られているのか誰も何も気にしていなかったのか。

めぐみの交渉術、藤沢くんもネットでも絶賛されていたが、私に言わせれば二度とお客様のところには連れて行きたくないレベル。ピシャリと言い返したことに藤沢くんは爽快感を持ったようだが、営業が爽快になってはいけないのだ。こんな風に女を下に見る男は、プライドだけは高いことが多い。女にピシャリと言われて言い返せなかったことを、相手は屈辱に感じているだろう。勝負に勝って試合に負けた、となれなければよいが。

舞はカワチ鋲螺から見積依頼を受ける。受注に至るまでには超えなければいけない山があるが、営業としては一歩前進。ここはおめでとうと言いたい。客先へ飛んでいく舞をホワイトボードに記す山田が「営業!」と「!」をつけたのがかわいい。そろそろ「お嬢様」呼びはなくなるかな。



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