窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

みをつくし

TV「みをつくし料理帖」総論

テレビドラマを滅多に見ない自分が、このドラマを見る気になったのは、原作を愛読していたこと、黒木華が好きな女優で、こうした役に合っているのではと思えたこともあるが、何より脚本が藤本有紀だと知ったからだ。大河ドラマ「平清盛」を見た時、神脚本だ…

TV「みをつくし料理帖」最終回「寒鰆の昆布締め」

粗筋 毎年料理番付を発表している版元が、今年は登龍楼とつる家が甲乙つけがたいことから、直接対決を依頼してきた。お題は「寒鰆(さわら)」を使った料理。その頃、御膳奉行の中に将軍の食べ物を横流ししている人がいるとの噂が立つ。外出の自粛令が出され…

TV「みをつくし料理帖」第七回「ふっくら鱧の葛叩き」

粗筋 源斉が澪に一緒に吉原に来てくれという。あさひ太夫宛てに大坂から鱧が届いたが、どう料理すればいいのか誰も知らないため、翁屋から相談を受けた源斉が、上方料理を知っている澪を推薦した次第。澪も、あさひ太夫のためならと引き受ける。しかし源斉の…

TV「みをつくし料理帖」第六回「う尽くし」

粗筋 富三は佐兵衛の行方を調べるという名目で芳からかんざしを預かり、それを売った金で遊ぶ。富三の嘘を暴いたのは又次だった。佐兵衛が店の金を遊女に貢ぎ、その遊女を殺して失踪したというのは富三の作り話で、店の金を使い込んでいたのは富三本人だった…

TV「みをつくし料理帖」第五回「ひとくち宝珠」

粗筋 つる家が全焼した。種市や澪らは茫然自失となるが、あさひ太夫が又次を通じて10両を託してきた。あさひ太夫は澪の幼馴染で生き別れた野江ちゃんだったのだ。このお金でつる家を再建、再び繁昌するようになる。坂村堂が富三をつる家に連れてくる。富三は…

TV「みをつくし料理帖」第四回「ほろにが蕗ご飯」

粗筋 登龍楼は、今度は澪が考えてまた客に出す前の料理を真似し、一足先に客に出した。そのため清右衛門は、つる家が登龍楼を真似したと誤解してしまう。澪は登龍楼に抗議に行くが、采女宗馬は、同じ献立たからといって、味を盗んだというのは言いがかりだと…

TV「みをつくし料理帖」第三回「三つ葉尽くし」

粗筋 澪の作った「とろとろ茶碗蒸し」が料理番付けに載った。しかし、天下の登龍楼がさっそくその料理を真似してきた。そのためつる家の客足は目に見えて落ちてしまう。想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)作者: 高田郁出版社/メーカー: 角川春樹事務所…

TV「みをつくし料理帖」第二回「とろとろ茶碗蒸し」

粗筋 澪は、小松原から料理の基本ができていないと言われてしまうが、基本は出汁であると気づく。芳は澪に、嘉平衛は「できる子には恥をかかせろ」(自分で問題点に気づき、それを乗り越えようとして成長する)と言っていたことを澪に伝え、種市が澪に任せて…

TV「みをつくし料理帖」第一回「はてなの飯」

スタッフ 郄田郁(原作) 藤本有紀(脚本) 柴田岳志(演出) 佐藤峰世(演出) 出演 黒木華(澪) 森山未來(小松原、つる家の常連客/小野寺数馬、御前奉行) 永山絢斗(永田源斉、町医者) 安田成美(芳、澪の以前の奉公先である「天満一兆庵」の元女将)…