TV「みをつくし料理帖」第五回「ひとくち宝珠」

粗筋

つる家が全焼した。種市や澪らは茫然自失となるが、あさひ太夫が又次を通じて10両を託してきた。あさひ太夫は澪の幼馴染で生き別れた野江ちゃんだったのだ。このお金でつる家を再建、再び繁昌するようになる。

坂村堂が富三をつる家に連れてくる。富三は、現在は坂村堂で働いているが、かつて天満一兆庵の料理人であり、芳が(澪も)必死で探している佐兵衛が失踪した事情を知っていた。

雑感

小松原がやくざ者をボコボコにし、「これ以上つる家に手を出すなと土圭の間の小野寺が言っていたと、宗馬に伝えよ」という。その場面を、永田源斉先生がそっと眺めている。短いシーンだが、つる家の火事は采女宗馬の指図であること、小松原は浪人ではなく身分の高い武士だったこと、奉行所へ捕えず個人的に暴力を振るったのは、正義感からではなく、澪に好意を抱いているからであろうこと、これらのことを永田源斉先生が知ってしまったこと。その源斉先生の顔は、彼もまた澪に好意を抱いていること。そうしたことを視聴者に悟らせる、うまいシーンだった。

小夜しぐれ (みをつくし料理帖)

小夜しぐれ (みをつくし料理帖)

(2017/7/22 記)