窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ばけばけ」(048)

  • 第10週「トオリ、スガリ。」

放送日

  • 2025年12月3日(水)

概要

松江の寒さに風邪を引いてしまったヘブン。ヘブンの回復を祈り必死に看病するトキのもとに、小谷がお見舞いに駆けつける。ヘブンを元気づけようとする小谷に対し、トキはヘブンの姿に亡くなった傳を重ね、不安を募らせていた。小谷はトキを励まそうと怪談の舞台地巡りに誘うのだった。その頃、松野家ではサワから小谷がトキに好意があることが伝わる。(公式サイトより)

感想

寒さにやられ、すっかり弱気になったヘブンは、トキに「私が死んでも悲しまないでください。私はただの通りすがりの異人です」と言う(訳は小谷)。悲しまないで、気に病まないでというのは、ヘブンの弱気と自虐の証左だが、トキに対する優しさでもあると思う。が、トキは面白くない。自分なりにヘブンに寄り添いたいと思い、最近は少しは距離が縮まったように感じていたのに、「ただの通りすがり」と突き放され、一人で空回りしていたように思えてしまったのだろう。

小谷が見舞いに来たのは、むろんヘブン先生のためではなく、トキに会うため。錦織は「なぜ、お前が来るのだ」と訝しがっているが、視聴者には理由は明らか。小谷はトキを誘い、トキはそれに応じる(ヘブンが元気になったらという条件つきだが)。小谷は喜ぶ。そこへヘブンが起き上がって来て「シャラップ!」と怒鳴りつける。

「アナタ、ミマイ、ワタシ、ヤマイ」

具合が悪くて臥せっている時に甲高い笑い声はうるさいものだが、ヘブンが怒ったのはそれだけが理由だろうか。トキと仲良くしていることに苛立たしさを感じたのではないか?

ヘブンのセリフは(というか、小谷の訳は)久保田早紀の「異邦人」を彷彿させる。


映画ランキング