出演
感想
- シーズン2も後半に入って、新たな設定が登場。殺されるか、不慮の死で亡くなった人が怨みの門にくることになるが、死体が発見されないとダメなのだ! 今回は中学2年生の時に穴に落ちて死に、21年後に発見されたため、ようやく怨みの門にくることができた。むしろ、発見されない時ほど救済の必要があるだろうに……
- 中学生に理解しろといっても難しいだろうが、20年も経てば世の中も変わるし人の心も変わる。変わって当然なのだ。それを20年前の手形を持ち出して怨むのは逆恨みでしかない。いや、手形すらなく、一方的な思いに過ぎなかったわけだから、ちょっと理不尽な話だ。
- 存在感が薄く、親からも見放され、親しい友人と手なく、誰からも忘れ去られていた……死体を発見した同級生が、「そんな子がいたことすら忘れていた」という辺りが今回の出発点だが、謎の失踪を遂げた同級生を、そんなに簡単に忘れたりするものだろうか。それまでは存在感が希薄でも、その事件以降は誰にとっても忘れられない存在だったと考える方が普通だと思うが。
- 頼る親戚がいるわけでもなく、身の回りの物を何も持ち出していない制服姿のままで家出をするとは考えられないから、事故に遭ったんだろう、制服で行く範囲で行方不明になりそうなところ、といえば裏山くらいしかないから、すぐに発見されそうなものだが……このオミヤ入りも解せない。落とし穴を掘った人が、「穴を掘ったことすら忘れてた」というが、「まさかあの穴に落ちたんでは?」とチラとても思い浮かべなかったのか。
- 目標を見失って、ヒステリックになっていた(瑣末な校則違反を盾に生徒を怒鳴りつけてばかりいる教師だった)時田が、「野球部復活」という目標を見つける、というラストはちょっと良かった。
- それにしても、幼稚園のシーンや、最後にイズコが門の主をかわす言葉などは余分で興を削ぐ。45分が長過ぎて間延びしている感は否めない。同じ話をあと5分縮めたら、かなりスピーディーで面白い話になっただろうに。
- 「現世にとどまる」選択をしたのは久しぶり。シーズン2では初めてか?