第20週「稼ぎ男に繰り女?」(月)
放送日
- 2024年8月12日
登場人物
- 毎田暖乃(佐田優未)
- 青山凌大(猪爪直人)
- 今井悠貴(猪爪直治)
概要
寅子と航一はお互いに納得する認識を見つける。昭和30年、東京に戻ることになった寅子は杉田らに盛大に見送られる。寅子と優未が登戸の猪爪家に着くと何やら不穏な雰囲気。猪爪家では、結婚したら家を出るべきだという花江と結婚しても同居し続けたいと主張する直明が対立していた。(NHKオンデマンドの解説より)
三年間の新潟での仕事を終え、寅子は東京へ異動。同じく航一も異動。稲は他界した。
今日の花江
「姑みたいな義理の姉と同居したい嫁なんてこの世に存在しません!」
「冷静さを失っている彼女に何の考えもなく同居を持ちかける直明ちゃんに怒っているの!」
感想
新潟編終了。忙しいし、おしゃれな場所も知らないし、航一と寅子が職場以外で会うのはライトハウスか自宅だけかと思っていたが、(アバンの海で航一、寅子、優未が遊ぶ様子を見て)こういうキラキラした日があったことがわかって嬉しかった。竹澤咲子のラストを飾るに不和さ強いシーンだった。
竹澤咲子が登場した時は、なんだか可愛くない子だな、と思ったが、実年齢(9歳)よりずっと下の年齢を演じなくてはならない上に、母親の前でいい子ぶる難しい演技だったのだ。数週間で徐々に打ち解け、年齢を重ねながらすっかり仲良くなる変化は見事だった。今は年齢相応で、うまいし、かわいい。
彼女がいなくなったらロスが襲ってくると思ったが、毎田暖乃がまた見事に、竹澤咲子版優未が数年経ったらまさにこんな風になるだろうという雰囲気で、場になじんでいた。お見事。
さて、直明の嫁との同居問題。
花江ははるのことが、もともと嫌いではなかったし、今でも嫌いではないだろう。それでも、結婚当初はやりにくい思いをしていた。当初は、それが嫁というものだと我慢していたが、別居してからがいかに快適だったか(すぐに子どもも出来たし)。お勝手に女が二人いる難しさをよくわかっているのだ。
直明は、小さい頃に(自分が選んだ道とはいえ)家を出され一人暮らしを強いられ、そのうちに戦争が始まり、孤独で寂しい思いをずっと抱えていたのだろう。だから家族が大勢いて、わいわい言っているのは何より大切なのだろう。
もちろん、ここは花江の意見井従うべきである。……と視聴者は思うが、さて、どう展開するか。
それにしても「寅ちゃんは何もわかってない!」が口癖になりつつあるな。