窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

息を飲む銃撃戦。「L.A.ギャングストーリー」

新宿ミラノ座は全席自由席。封切したばかりなのに、空いていたなあ。

題名L.A.ギャングストーリー(原題:Gangster Squad)
原作ポール・リーバーマン
監督ルーベン・フライシャー
出演ジョシュ・ブローリン(ジョン・オマラ、LA市警はぐれ部隊隊長)、ライアン・ゴズリング(ジェリー・ウーターズ、LA市警)、ニック・ノルティ(ビル・パーカー、LA市警署長)、アンソニー・マッキー(コールマン・ハリス、LA市警・ナイフ使い)、ジョヴァンニ・リビシコンウェイ・キーラー、LA市警・電機エキスパート)、ロバート・パトリック(マックス・ケナード、LA市警・射撃のプロ)、マイケル・ペーニャ(ナビダド・ラミレス、LA市警・ケナードの相棒)、ショーン・ペン(ミッキー・コーエン、ギャングのボス)、エマ・ストーン(グレース・ファラデー、コーエンの愛人)、ミレイユ・イーノス(コニー・オマラ、ジョンの妻)、他
公式サイト5月3日公開!『L.A.ギャング ストーリー』公式サイト
制作USA(2013年5月3日日本公開)
劇場新宿ミラノ座

粗筋

当時、LAはミッキー・コーエンが支配していた。裁判で不利な証言をした人は必ずお礼参りをされ、警察にも内通者が大勢おり、どんな悪辣な行為も目をつぶるしかなかった。そこでビル・パーカーはジョン・オマラに命じてはぐれ部隊を組織させ、ミッキー・コーエンに対抗させようとした。逮捕する必要はない、潰せと。ただし組織の名前を出してはいけない、捕まっても助けられない……。

雑感

ラストスタンド」を観た直後にこの手のアクションものを観ても面白いとは思えないのではという懸念があったが、そんなことはなかった。むしろ「ラストスタンド」にも欠点(というか、不足している要素)があったことに気づかされた。それは美女である。本作ではグレースの存在が効いている。

もっとも、設定の甘さも目に付いた。後半の正面衝突する場面で、お互いに向き合っての銃撃戦でなぜ敵チームが順にやられていくのに味方には被害が出ないのか不思議である。偶然でこんな都合のいいことにはならない。味方の損害を軽くする工夫がなされていたのであれば、それはきちんと描くべきだ。

配役

追記

映画評を見ていたら、本作は1949年の出来事なのだが、背景や小道具などにかなり力を入れていて、当時の時代性がリアルに再現されているそうだ。そうなのか、自動車がちょっとレトロっぽいとは思ったけど、そんな昔の話だとはそもそも気づいていなかった。邦画だと昭和の時代設定のものはすぐにわかるのだが……。やはり、映画を観賞する前提となる基礎知識が、まだまだ足りない。