第23週「2003-2025」(月)
放送日
- 2022年4月4日(ひなたの誕生日)
概要
「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」の開催を明日に控え、るいと錠一郎は岡山へ。その頃、映画村でジョージと遭遇したひなたは、そこにアニー・ヒラカワの姿がないことを残念に思いながら、明日のチケットを渡します。そして迎えたフェスティバル当日。ガチガチに緊張するるいのもとに、懐かしい人たちが現れて……(NHKオンデマンドの解説より)
アバンではすっかり年を取ったるいがコーヒーを淹れ、ジョーがピアノを弾くシーンで始まった。場所はDippermouth Blues。そこへひなたから電話がかかってくる。今関空に着いた、これから京都の家に行くという。電話を切ったるいがジョーに「朝ドラ始まるよ」と言って、ジョーがスイッチを入れたところでタイトルソング。
主題歌のあとは2003年。ジョージにチケットを二枚託したひなたは、コンサート会場へ。るいはガチガチに緊張し、ジョーに甘えまくる。そこへやってきたのは竹村和子。実はひなたが三歳くらいまでは交流があったのだが、平助おじさんが身体を悪くしたため、店を閉めて田舎へ帰ったのだという。どこだかわからないけどかなり遠いらしい。そのため幼いひなたがお年玉をもらいに遊びに行くこともできなかったというわけ。今日はジョーがるいのためにわざわざ誘ったのだそうだ。
感激して泣き崩れるるいに、そこまで泣かなくても……とジョーが声をかけたところへやってきたのは木暮洋輔。車椅子に乗り、すっかり老いたその姿を見て、今度はジョーが泣き崩れる。じゅーの復活を誰よりも喜んでくれたが、歳も歳なのでステージに来れなかった、今日はトミーが付き人に手伝わしてわざわざ連れてきたという。
勇は健一に「ジャズは野球だ」という独自節を披露。
ひなたがラジオをつけると磯村吟が、年明けに日米同時公開予定の「サムライ・ベースボール」についての解説を行なう。ゲストはアニー平川。アニーが大阪で仕事があると言っていたのはラジオ出演だった。1925年シアトルの生まれ……と話している途中でカットアウト。
今日のトミー
「今日の演奏は特別になるから」
雑感
いよいよ最終週。いろいろな謎がどこまで解けるのか、一週間で足りるのかと視聴者がやきもきしているのを尻目に、さらに新しい謎がぶっこまれた。なぜるいとジョーがDippermouthを運営しているのか? そりゃるいがコーヒーを淹れてジョーがピアノを弾いてくれる店があったら素敵ですけれども!! 健一は亡くなられたようだが(世良公則の遺影が二つ並んでいた)、慎一はどうした? 回転焼きの店は? ひなたは長い海外出張に行っていたようだが、今は何の仕事? で、東京と京都の両方に家があるの? みんなによろしく、と言われていたけど家族がいるのか?
ドラマを見る限りでは、具体的な日付を特定できるものはなさそうだったが、るい&ジョーの老け具合と外を歩く人がみなマスクをしていたことから、2021~2022年ごろかと推測できる。公式tweetによれば2022年4月4日の設定らしい。とすると、ジョーがテレビをスイッチを入れて見ているのは、今私たちが見ているこの朝ドラのこの回ということ? なおこの日付が正しいなら、ジョー81歳、るい77歳、ひなたは57歳になったところだ。
竹村のおばちゃんと小暮さんの登場には涙が出てきた。おばちゃんはまだ元気そうだったけど、平助おっちゃんの具合はあまりよくないらしい。でもるいちゃんのために、洗濯してビシっとアイロンをかけたハンカチを用意して……。小暮さんは本当に年取ったなあ。つらそうだけど、「今日の演奏は特別になるから」わざわざ来たんだ。
竹村のおばちゃんはジョーに「新幹線のチケットから何から全部手配してもらって」とお礼を言っていたけど、ジョーにそんなことができるわけない。多分トミーにお願いしてやってもらったのだと思う。実際にやったのは奈々さんかな。
アニーは、岡山には行かないと言っているけれど、新大阪から岡山まではのぞみなら45分ほど(2022年現在。2003年ならもう少しかかるかな)。恐らく会場に来ることになるのだろうけど、誰が、なぜ、どうやって連れてくるのか。