夕凪の街 桜の国で流れた「Diamonds」

映画で登場人物が歌っていた歌は、だいたい原作の漫画の中で登場したものだったが、一曲だけ、映画オリジナルの選曲があった。それは「Diamonds」である。

七波と東子がラブ・ホテルに入った時にBGMでこの曲が流れる。そして音楽に合わせて二人がハモる。この演出は良かったと思う。この曲が流行ったのは1989年。間もなく三十路になる七波たちにとって、小学生の頃、つまり七波が思い出したくないと思っている時代のはず。

ただし、曲自体は夢中になって覚え、友達と一緒に歌ったのではないか。古いヒット曲というのは、過去を思い出させる力がある。僕にとってはこの曲が流行ったのは20代の後半で、特にセンチメンタルな出来事があったわけではないが、七波たちが歌いながら自分たちの小学生時代に思いを馳せていたことが伝わってきた。歌詞の内容もうまく情景にあっていた。

それ以来、この曲が頭から離れなくなった。Youtubeで探し出してはちょこちょこ聴いているのだが、CD買おうかな。