窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「スカイハイ2」第五死「最後の恋」

出演

感想

  • 出会い系ストーリー。いまどきこんなバカな女がいるのかと思うが、まあ、似たようなのがいるんだろうな。だからこそ、出会い系が賑わっているんだろうし。
  • 結婚して8年、子供がほしいと本人たちは望み、双方の親もそう期待しているが、夫が同性愛者のため、子供ができない、だから私のせいじゃないと義母に訴えると、あの子は中学生のころからそれで悩んでいたんだと言い、人工授精でもなんでもすればいいじゃないかと冷たく告げる。結婚前の実家の借金を清算してもらい、今も相当に贅沢な暮しをさせてもらっている専業主婦の理恵は、別れたくても別れられない。そんな矢先に出会い系で大学生の合田と知り合い、ハマっていくが、合田は完全に遊びだった……
  • 夫が同性愛者だから子供ができない、というのは、つまり、一切の性行為がなかったということか? だとしたら、結婚して8年も経つ今ごろなんでその問題が顕在化するのだろう。夫婦の間では一度は割り切ったが、子供の問題が浮上したということだろうか? 愛情云々のことをいうなら、理恵にしても、夫を愛して一緒になったのではなく、経済力に惹かれて嫁いできただけのように思えるので、どっちもどっちな気がする。
  • 実家の借金云々というが、それがいくらだったのか知らないが、少なくとも南條家にとってはポンと出せる程度の額だったのだろう。同性愛であることを本人はもちろん、親も知っていながらそれを隠して結婚に臨んだのだから、相手方にも非はある。慰謝料と思ってありがたくもらってしまえばよい。問題はそこじゃなくて、結局、離婚したら日々の生活が成り立たないということなんだろう。子供もいないのだから、働くのにさほど障害があるとは思えないが。男のお金を当てにして生きていれば、自分のやりたいことができないのは当然であるよ。それがイヤなら働け、だ。
  • 最初、この合田はプロのジゴロかなにかで、深い関係になったあと、お金をせびったりするのかと思った。お金に困っているふりをして、あるいは浮気をバラすと脅して。でもそんなことをしている様子はない。デートの費用くらいは彼女が払ったのだろうが、お小遣いをあげている風でもない。だとしたら、合田にとっては単なる遊びで、one of themだとしても、一応は真面目に付き合っているんだともいえる。
  • 理恵の方は、いくら冷え切っているとはいえ、既婚者なわけだから、彼に嫉妬するのは筋違いだ。それなのにナイフを持って彼につっかかっていったわけで、合田にしてみたら、いわば正当防衛だ。ま、即座に通報せず逃げている点で、彼もあまり良心的ではないが、これで理恵は天国へ行くことを選択出来て、合田はいずれ地獄へ行く、というのは解せない。

配役

理恵は35歳らしいが、演じる東ちづるは44歳。ちょっと無理がないか?