出演(レギュラー)
- 前田健(十二月田猛臣、情報屋の隣人)
感想
今回はかなり異色。オタク対オタクのコミカルな対決。前作がかなりやるせない話だったからこれでバランスが取れるといったところか。それにしても今回は突っ込みどころ満載。意図的か?
- あとをつけていって電撃ショックで気絶させ、ラブホテルに連れ込んで強引に関係を結び……となると、これはもはやストーカーではない。まあ、なんと呼ぶかはどうでもいいんだけど。
- 下北が漆原の引っ越し先をすぐに突き止めたのは、役所勤めで住基ネットに(不正に)アクセスできる環境にあったから、ということらしい。その証拠に、ホテル住まいをしていた時は行き先をつかむことができなかった。ということは、ストーカーから逃げるための引っ越しであるにも関わらず、即日住民票を移したのか、漆原は?
- 第三話ではマンションの住人からの厭がらせ被害に同情を見せず、その程度は自分で解決しろという態度を見せた怨み屋だが、今回のストーカー被害に対してはそんな素振りは見せていない。今回のストーカー被害よりは隣人の厭がらせの方がずっと深刻な気はした(ストーカーだって、実際に被害に遭った人にとっては深刻だろうが)。それとも、自力で云々は口実で、お金がありそうかどうかで決めているのか?
- それにしても漆原は、怨み屋なんかに依頼をするより、まずマネージャーなり所属事務所の社長なりに相談しようとは思わなかったのだろうか。芸能人のストーカー被害は恐らく頻発しているはずで、彼らならその対処方法も手慣れていると思うが……。「変に噂になると困る」というが、正体不明の怪しげな女(怨み屋)に事情をバラす方があぶないと思うのだが……
情報屋の隣人について、情報屋よりも怨み屋の方がつかんでいたのは、「情報屋」としてはいただけない話だ。もっとも、どうやったら彼に言うことを聞かせられるかを調べて実行した点で、かろうじて情報屋の面目を保ったか。
リンク
- 怨み屋本舗 #5(テレビ批評的視聴記、2006/08/19)