窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

エピソードIII(第五話〜第七話)

出演(レギュラー)

尾形に気がある素振りでお茶を入れ、井上の経費を厳しくチェックしているが、今後も登場するのか?

出演(ゲスト)

  • 片桐仁(大橋正一、今回の警護対象、略してマルタイ)
  • テロリストのLiverpoolのメンバー
    • チョウソンハ(ポール、中国人女性・韓国人に変装、煙草嫌い)
    • 中川智明(ジョージ、中国人・韓国人に変装、喫煙者)
    • 多田淳之介(ジョン、主に連絡係)
    • 日下部そう(リンゴ)
  • 平田満(山西一弥)

平田満は今後とも登場しそう。

雑感

これまでの中で一番面白かった。実に見ごたえがあった。

不正な手段で株価を操作し、巨額の収入を得ていた大橋。彼に投資しているメンバーには政治家筋もからんでいることから、警察はすぐに逮捕せず、護衛をつけて様子をみることに。一方、口封じのために大橋を殺害すべく動いているグループがある。彼らとSPの対決。

SPは尾形組5人が勢揃い。とはいえ、具体的に命が狙われている可能性があり、24時間体制で警護するとなれば、5人じゃ全然足りない。二組に分かれて12時間交代で、とはいえ、オーバーラップする時間はあるし、尾形は会議にも出なければいけない。SPも十分な休憩、休養を取らなければ集中して任務には当たれないだろう。だからこそ尾形も増員を訴えているわけだが……

5人の中で山本だけが体格といい、表情や態度といい、SPに見えない。

ホテルで大橋の隣室に部屋を取ったポールとジョージは、粘り強く盗聴を続け、ついに深夜にプールに行くことを突き止める。そして警護の死角を衝いて大橋に毒物を浴びせかける。マルタイは一命を取り留め、ポールとジョージは変装した韓国人が数日前に会った中国人と同一人物であると見抜いた井上に逮捕される。これでほっとするも束の間、今度はジョンとリンゴによって自動車に爆発物が仕掛けられ、爆発されそうになるところを間一髪で逃げる。さらにジョンとリンゴは……

というように、スリリングなやりとりが続く。テロリスト側はなぜかSPの警護状況に関して豊富な情報を持っているのだが、SP側は誰がどのように襲ってくるのか全く不明な状態。専守防衛は明らかに分が悪い。だからハラハラさせられるが、作戦を阻止されても次の作戦と、畳み込むように攻撃の手を緩めないテロリスト側の手口にも手に汗を握らされる。

で、結局話は終わらない。「つづく」と出たがどこに続くんだ!?

  • テロリストが大橋の隣の部屋を取れたのはどうしてか。通常は予約の際に部屋は指定できないし、今回のような警護の目的があるなら、隣には客を案内しないよう警察からホテルに依頼だってできるはず。
  • 自動車に何か仕掛けられているのではないかと気付いた井上が駐車場に走るのはいただけない。なんのために通信機を持っているのか? 故障でもしていたのか? でも尾形から井上への通信はちゃんと入ったが?
  • ボクサーとトレーナーの練習風景が映る。「踊る大捜査線」でおなじみの登場人物。本広監督の遊びか……。