窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

なつかしの映像「四角いジャングル 格闘技世界一」(DVD)

懐かしいお宝映画がDVD化されたらしく、とあるコンビニに置いてあったため、速攻で購入。

題名四角いジャングル 格闘技世界一
総指揮梶原一騎
制作川野泰彦
監督後藤秀司
出演ベニー・ユキーデ、ザ・モンスターマン、岡尾国光、内藤武士、藤猛藤原敏男、モンサワン・ルークチェンマイアントニオ猪木坂口征二、ボブ・バックランド、アンドレ・ザ・ジャイアントタイガー・ジェット・シン、モハメッド・アリ、ウイリー・ウイリアムス、大山倍達、添野義二、真樹日佐夫、他
制作松竹・三協映画(1978年11月3日公開)

内容

当時、格闘技世界一を自称し、異種格闘技戦を精力的に行なっていたアントニオ猪木の、対モハメッド・アリ戦、対ザ・モンスターマン戦を中心に、プロレス、キック(タイ式ボクシング)、マーシャルアーツ、相撲、極真空手のトップ選手の映像を集め、注目カードの様子を収録したもの。特に「猪木 vs アリ」戦や「藤原敏男 vs モンサワン・ルークチェンマイ」戦などは、格闘技の歴史を語る上で避けて通れない重要な試合であり、貴重な映像であろう。

感想

ベニー・ユキーデ! ボブ・バックランド! ウイリー・ウイリアムス! といって手がぶるぶる震えてこない人は、この映画を見ても何が何やらわからないだろう。でも、「1・2の三四郎」(特に三四郎の高校時代)をリアルタイムで読んでいた人ならわかるはずだ。

「猪木 vs アリ」戦は実は僕は見たことがなかったので、これだけでも価値があった。猪木のかなり強い蹴りが何度もアリの脚に当たっている。なるほど、あれでは試合後に立っていられなかったはずだ。しかし、「倒せば終わり」のボクシングに対してはじめから倒れた状態で対峙するというのは、アリからしたらひどい話だなあ。

真樹日佐夫の試合は一度も見たことがないので期待したが、5人掛けといいつつ2人しか映さないし、練習用のスパーリングで相手をする方が力を抜いているのがみえみえ。期待はずれ。その他の極真勢の映像は「地上最強のカラテ」(part1およびpart2)からの流用がほとんどのようだ。梶原一騎にとって一番撮影しやすいのは極真空手だと思うが、それを流用で濁したのはいただけない。

四角いジャングル 格闘技世界一 RAX-101N [DVD]

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