窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

さすがはオスカー、すべてがうまい。「アーティスト」

オスカー作品賞受賞作。ともと封切と同時に観る予定だったのだが、種々の事情でできず、ようやく一週間経って観ることができた。……堪能した。これは文句なしだろう。

題名アーティスト(原題:The Artist)
脚本・監督ミシェル・アザナヴィシウス
出演ジャン・デュジャルダン(ジョージ・ヴァレンティン)、ベレニス・ベジョペピー・ミラー)、アギー(犬)。ジョン・グッドマン(アル・ジマー、キノグラフ社社長)、ジェームズ・クロムウェル(クリフトン、ジョージの運転手)、他
公式サイト映画『アーティスト』公式サイト || 大ヒット上映中!!
制作フランス(2012年4月7日公開)
劇場新百合ヶ丘:ワーナー・マイカル・シネマズ

感想

なんとまあ、モノクロのサイレント映画である。正確にはサイレント映画を模した作品である。ほんのわずか、サイレントでなく音の出る場面があり、その使い方が絶妙である。

サイレント映画はもちろん始めてで、最初の10分ほどを観て、もしかしてこのまま最後までいくのか!? とびっくりしたが、ストーリーも明確だったし、飽きることなく最後までちゃんと楽しむことができたのは、明快なストーリー展開もあるが、何よりジャン・デュジャルダンベレニス・ベジョ、そして(犬の)アギーの演技によるところが大きい。

ドラゴン・タトゥーの女」を観たあとは、オスカー主演女優賞はルーニー・マーラであることを願い、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観たあとは、なるほどメリル・ストリープの受賞は当然だなと思ったが、本作を観ると主演女優賞はベレニス・ベジョでも良かったように思う。

二度目は1000円で見られるらしい。これは是非もう一度劇場に行かなければ。

Academy Award

第84回アカデミー賞において作品賞、監督賞(ミシェル・アザナヴィシウス)、主演男優賞(ジャン・デュジャルダン)、作曲賞(ルドヴィック・ブールス)、衣裳デザイン賞(マーク・ブリッジス)の5部門受賞。

配役

ジェームズ・クロムウェルの顔には見覚えがある。過去に観た映画では「ディープ・インパクト」「アイ、ロボット」「スパイダーマン3」などに出演しているようなので、見覚えがあるのも当然なんだろうが、何の役かは記憶にない。ベレニス・ベジョミシェル・アザナヴィシウス監督の妻だそうで。

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アーティスト オリジナル・サウンドトラック

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