封切と同時に観たかったのだが、種々の事情で果たせず、結局今になってしまった。が、観られて良かった。こういう映画が観たかった。
題名 | ウルヴァリン:SAMURAI(原題:The Wolverine) |
---|---|
監督 | ジェームズ・マンゴールド |
出演 | ヒュー・ジャックマン(ローガン、ウルヴァリン)、山村憲之介(若い頃の矢志田)、ハル・ヤマノウチ(現在の矢志田)、真田広之(シンゲン・ヤシダ、矢志田の息子)、TAO(マリコ・ヤシダ、シンゲンの娘)、スヴェトラーナ・コドチェンコワ(Dr. グリーン、矢志田の主治医)、ウィル・ユン・リー(ケンイチロウ・ハラダ、マリコの幼馴染)、ブライアン・ティー(ノブロー・モリ、マリコの婚約者)、福島リラ(ユキオ、ローガンのボディガード)、ファムケ・ヤンセン(ジーン・グレイ、ローガンのかつての妻)、他 |
公式サイト | 映画『ウルヴァリン:SAMURAI』オフィシャルサイト |
制作 | USA、オーストラリア(2013年9月13日日本公開) |
劇場 | イオンシネマ新百合ヶ丘 |
雑感
サスペンスフルな展開、アクション、美女との恋愛。バランスよく配置されており、娯楽作品として非常に楽しめた。こういう作品が観たかったんだと思う。
最後までわからなかったのは、なぜローガンはジーンの夢を見るのか(それも悪夢を)という点。一応説明らしきものはあったのだが、執拗に回想シーンが出てくる割に説明はあっさりしており、納得できない。
他にも細かい点でよくわからない部分があったので、観終わったあとであれこれ調べてみたら、この作品はもともとはマーベルコミックが原作であり、アベンジャーズの一員とか。映画に限っても「X-メン」「X-MEN2」「X-MEN:ファイナル ディシジョン」、さらにそのスピンオフの「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」が公開されており、本作は「X-MEN ZERO」の続編に当たるとのこと。そりゃわからんわけだ。ローガンは一貫してヒュー・ジャックマンが演じている。あのジャン・バルジャンがねえ。まあジャン・バルジャンも超人的な力を持つ正義のヒーローと言えなくもないか。
配役
- ヒュー・ジャックマンは「レ・ミゼラブル」「リアル・スティール」でおなじみ。え、「リアル・スティール」のあの人もヒュー・ジャックマンだったのか。
- スヴェトラーナ・コドチェンコワは「裏切りのサーカス」にも登場。記憶なし。
- TAO(岡本多緒)は世界的に著名なファッションモデル。女優としては、これが初の映画出演。その割にうまい。アクションも素人とは思えない程度に様になっていた。もっとも、英語に比べ日本語のセリフは下手だ。
- 福島リラも元々はファッションモデル。女優としては、これが初の映画出演。しかしアクションの冴えはとても素人とは思えない。趣味がテッコンドーだそうだが。
- ブライアン・ティーは、現在の国籍はアメリカだが、韓国人と日本人の間に生まれた。
- ハル・ヤマノウチ(山内春彦)は元々は日本人だが現在はイタリアに帰化している。この人の日本語はうまかった。
- ウィル・ユン・リーは韓国系アメリカ人。日本語は下手。「トータル・リコール」にも出演しているが記憶にない。
今日の英語
- "It's not safe."(「まだ危ない」)
- "Master Yashida is dying."(「ヤシダは死にかけている」)
- "I know we're going to die. We're all going to die."(「彼らが死ぬのはわかる。みんな死ぬ」)
リンク
- 「ウルヴァリン:SAMURAI」見たよ(子持ちししゃもといっしょ、2013/10/08)