窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

村重、ついに心身症に/「軍師官兵衛」第16話「上月城の守り」

またしても光の口から「戦のない世を作るのです!」という言葉が飛び出してた。今年の大河はこれから先ずっと、これを合言葉にしていくのか!?

粗筋

上月城を守る尼子勢はわずか700。そこに5万の毛利軍が押し寄せた。秀吉は信長に援軍を依頼し、織田軍は総大将・信忠のもと、明智光秀丹羽長秀滝川一益らが駆け付けたがその数は3万。しかも援軍勢は三木城攻略にかかるという。秀吉は自ら京都に赴き再度信長に援軍を依頼。が、信長は「上月城を捨てよう」と言い出す……

雑感

荒木村重がすっかりおかしくなっていた。心身症というか、鬱病の一歩手前というか。人の顔を見ない、人とまともに会話ができない、信長の指示をバカの一つ覚えのように繰り返すだけ、……今どきの会社員でも、多忙でなかなか家に帰れないような日が続いたり、上司のパワハラに遭ったりした時に、こんな顔つきになる人がいそうである。非常にリアルで、それだけに恐ろしかった。この田中哲司の演技は見事というほかはない。