窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

チューリップ ラストツアー

9月19日、NHKで「僕の“最後の歌”を届けたい~財津和夫 TULIPラストツアー~」が放映された。

以前、「チューリップ50周年ツアー」(2022-03-01)という記事を書いたが、このツアーをラストにすることに決めたとのこと。

タイトルに「財津和夫」と入っているのだから、当然の話ではあるが、財津を中心に話が進んだ。姫野、上田、宮城はほんの申し訳程度の出演。それでも姫野の歌唱曲は「心の旅」「銀の指環」の二曲が紹介され、上田がコーラスをつけるシーンもチラと映ったが、宮城が歌うシーンはなかった。こういうところがチューリップの残念な点だ。

財津も歌がすっかり下手になった。下手というのは失礼過ぎるかも知れないが、高音が出ない、声が伸びない。コンサートの観客は恐らくほとんどが僕らと同世代で、この人たちは頭の中で全盛期に補正して聴いているからいいだろうが、若い人がいきなり聞くと、自分の親たちは、なんでこの程度の音楽に興奮し、夢中になっているのだろう? と不思議に感じるかも知れない。

番組終了後、「魔法の黄色い靴」に合わせて歌ってみた。「おーそうだよ」のところもちゃんと歌える。よし、財津よりは声が出るぞ。まあ一回り若いのだから、当然といえば当然だが。

宮城のMC。「10年前、安部さんが、10年後にもし許されるなら、また皆さんの前で歌いたい、と言っていました。今回、このようなコンサートを開くことができ、安部さんも喜んでいると思います」と言ってくれた。その10年前の安部の映像が差し込まれたのはよかった。

魔法の黄色い靴(紙ジャケット仕様)

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