- 第03週「ヨーコソ、マツノケヘ。」
放送日
- 2025年10月16日(木)
概要
トキが傳の看病をはじめて三週間。傳の具合は回復しない。工場の様子を心配する傳に順調であると答えるトキだが、工場では傳が戻るまでに経営状況を回復させようと、トキやチヨ、せん、工女たちが馬車馬のように厳しく働かされていた。ある日、看病のために夕食を作っていたトキがけがを負ってしまう。そこに、駆けつけたタエの提案にトキは衝撃を受ける。(公式サイトより)
感想
松野家に変化が起きた。朝出かけるトキに、司之介は牛乳を、フミは朝採りのしじみを渡す。傳が倒れたと聞いても自分が雨清水家のために何かをすべきだとは考えなかった二人だが、トキの行動に何か動かされるものがあったか。司之介は牛乳を手に入れるのに自腹を切ったとは思えず、またくすねたのではないかと不安だが……(どちらとも明かされず)。
傳は、昨日の放送では粥を全部食べ、これならすぐによくなると思われたが、再び食べられなくなったらしい。トキが匙で粥を口まで持って行き、食べさせようとする。傳は照れくささのあまり笑ってしまい、食べられない。ようやく一口食べ、これで元気が出たと言う。
また、昨日、トキの朝餉をありがたくいただいていたタエに「作ってもらっちゃダメなんだよ! 自分が作れるようにならないと!」と書いたが、今日はタエが「私が作ります、作り方を教えなさい」と言う。
ではシジミを洗ってください、と言われても洗い方がわからない。トキは「コロコロと」と指示し、何とか手を動かすと「素晴らしい!」と大げさに褒める。味噌の量は「椿の花くらい」、味噌の溶き方は「お茶をたてるように」。タエは今までやったことがないから、教わっていないからできないだけで、無能なのではない。お茶もお花もできるのだ。タエにもわかるような喩えを使って説明するトキは素晴らしい。そしてトキに褒められたタエは実に嬉しそうだ。すぐに表情を戻すが、これは「母の顔は見せまいと誓ったから」ということのようだ。
夜、トキが帰ったあと、傳とタエが話をする。トキがこのような形で関わってくれて嬉しくて仕方がないが、トキには言えないこと。いつの日か親子として接せられる日が来ることを期待していること。「そのためにも、長生きしなくてはいけませんよ」とタエは言う。
そしてそのやりとりを三之丞が聞いていた。あの程度の静かな声では、部屋の外にいる人には聞こえないだろうとは思うが、それは朝ドラ名物「立ち聞き」なので、すべて筒抜けだったことになっている。つまり、トキが傳・タエの実子だったと知ったということだ。三之丞は大福帳を持っていた。仕事に関心を持ち始め、何か聞こうと思ってのことだったのか。でも三之丞はそのまま戻ってしまう。
工場では、かつて「仏」と言われた平井が鬼になっていた。チヨがご不浄に行こうとしても「そんな暇はない!」と行かせない。行かせなくてどうするんだ。その場で洩らしたら面倒なことになるんだぞ!
