窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

第84回アカデミー賞

アカデミー賞の受賞結果を記す。

映画雑誌などでは、どれが(誰が)受賞か!? などと下馬評が盛んだ。昔と違い、ここ1〜2年は自分も結構洋画を観ているので、そういう話題にまざりたいところだが、驚いたことに、話題作で観たことのあるものは「マネーボール」と「ドラゴン・タトゥーの女」しかない。「戦火の馬」のように、興味ないから見ていないという作品もあるけれど、大半のものが日本未公開なのだ。

たとえば作品賞にノミネートされているのは「アーティスト」「ファミリー・ツリー」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「ヘルプ 心がつなぐストーリー」「ヒューゴの不思議な発明」「ミッドナイト・イン・パリ」「マネーボール」「ツリー・オブ・ライフ」「戦火の馬」の9作品だが、うち、既に公開済みのものは「ツリー・オブ・ライフ」(昨年8月)、「マネーボール」(昨年11月)、「戦火の馬」(1/20)、「ものすごくうるさくてありえないほど近い」(2/18)のみ。あとは来月以降の公開予定となっている。

今年関心をひいたのは主演女優賞で、「ドラゴン・タトゥーの女」を見てルーニー・マーラが獲れるといいなと思ったのだが、対抗馬となるメリル・ストリープ(「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」)もミシェル・ウィリアムズ(「マリリン 7日間の恋」)も未公開だから、比べようがない。

公開時に既に結果がわかっていて、これが今年のアカデミー賞作品賞に輝いた! とかアカデミー最多5部門受賞! とかやった方が宣伝になるのかも知れないけど、対象となる作品は前年にアメリカでは公開されているわけだから、要はあまり間を空かさずに日本でも公開してほしいのだ。

そして、アカデミー賞で主要な賞を受賞した作品は、改めてリバイバル上映をすればいいと思う。そうしたらまた観に行くぞ。

(2012/03/23 記)