窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

劇場ならではの迫力!「るろうに剣心 京都大火編」

かなり出遅れたが、劇場で観られてよかった。それにしても……、二時間を超える作品は密度が濃く、満足度120%だが、最後にほんの数十秒出てきただけの福山がすべてを持っていっちゃったなー。

題名るろうに剣心 京都大火編
原作和月伸宏
監督大友啓史
出演■前作から/佐藤健緋村剣心)、武井咲(神谷薫、神谷活心流師範代)、田中偉登(明神弥彦、神谷活心流道場生)、蒼井優(高荷恵、医師/武田観柳の愛人)、青木崇高相楽左之助、喧嘩屋)、宮川一朗太桂小五郎)、江口洋介斎藤一藤田五郎緋村剣心の宿敵)、他
■志々雄一派/藤原竜也(志々雄真実、長州派維新志士)、神木隆之介(瀬田宗次郎、十本刀の筆頭)、滝藤賢一佐渡島方治、十本刀の一人)、三浦涼介(沢下条張、十本刀の一人/刀剣の収集狂)、丸高橋メアリージュン(駒形由美、志々雄を愛する女)、他
■御庭番衆/伊勢谷友介(四乃森蒼紫、隠密御庭番衆・最後の御頭)、田中泯(翁/柏崎念至、料亭・葵屋経営/元隠密御庭番京都探索方)、土屋太鳳(巻町操、葵屋従業員)、他
■その他/宮沢和史大久保利通)、小市慢太郎川路利良)、福山雅治(謎の男)、眞島秀和(高野)、他
公式サイト映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』公式サイト
制作日本(2014年8月1日公開)
時間139分
劇場イオンシネマ新百合ヶ丘

雑感(ちょっとネタバレあり)

前作では、剣心は「人斬り抜刀斎」と呼ばれた無敵の暗殺者、という設定だったが、彼が人斬りをやめたあと、志々雄真実なる男が「影の人斬り役」として跡を継いだという。この志々雄の剣の腕は剣心と同等か、それ以上だという。

この志々雄の一番弟子の瀬田宗次郎と剣心がやり合う場面があったが、この瀬田の剣は想像以上のスピードで、剣心の逆刃刀が折られてしまう。その後、逆刃刀を作ってくれた刀鍛冶に会いに行くと、実は逆刃刀は二振り作った。よい方を神に納め、もう一方を剣心に渡したと言われ、相手が保管していた(よい方の)逆刃刀を改めてもらうことになった。

という感じで、絵に描いたような(二作目特有の)「敵キャラのインフレ」現象が起きている。

この志々雄とは別に、元御庭番衆の御頭が剣心の首を狙っているという。敵が二手に増えるのもインフレのうちかな。前作で相楽左之助は剣心と一度は対決し、この時はほぼ互角だったが、四乃森蒼紫と左之助が喧嘩になると、左之助があっさりやられてしまう(こういうインフレのさせ方は勘弁してほしい。蒼紫がスゴイ、ではなく、単に左之助が弱く見えてしまうからだ)。

話はやや拡散するが、ていねいに描かれており混乱することはない。新たな美女も登場する。

志々雄との対決のため、剣心が神谷活心流の道場を出ると、左之助と薫がついていくのはお約束。

アクションシーンは期待に違わぬ出来。アクションだけがこの作品の魅力ではないが、本作でもたっぷりと魅せてくれる。特にすごいのは

  1. 剣心 vs 瀬田宗次郎
  2. 四乃森蒼紫 vs 柏崎念至

であろうか。後者は、伊勢谷友介の動きもすごいが、69歳の田中泯の動きが全くひけをとっていなかった点が驚異だ。

適の船に単身乗り込んだ剣心だが、多勢に無勢で劣勢になり、海に投げ飛ばされる。ここは主人公危うし、で後編へ続くのかと思ったら、最後の最後に新キャラが登場。133分という長い作品に、ほんの数十秒登場しただけなのだが、最後に全部福山が持って行ってしまった。実にカッコいい終わり方だった。

配役

前作の感想で、キャストに「龍馬伝」の関係者が多い、と書いたが、本作ではさらに伊勢谷友介田中泯、そして福山雅治が登場しまさに「龍馬伝」の様相を呈してきた。聞けば大友啓史監督は「龍馬伝」でチーフ監督を務めた人だとか。その縁もあるのかな?

DVDで観た時は高荷恵が蒼井優だと気づかず、そうとわかって見返してもそう見えず、メイクで変わるなーと思っていたが、劇場で観た高荷恵は、確かに蒼井優だった。また、予告編で観た志々雄真実は、あんなメイク(と扮装)では藤原竜也だってことがわからないじゃないか、と思ったが、本作で登場した志々雄は、喋り方といい動き方といい、藤原竜也そのものだった。