窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

静かにスタート「西郷どん」第1回「薩摩のやっせんぼ」

粗もチラと目に留まったが、あまり批判的にならず、楽しんで見ることにする。

出演

スタッフ

粗筋

  • 小吉の幼少から刀瑕が元で右腕が効かなくなるところまで。右手が使えなければ剣は振れず、これではご奉公ができない……と嘆く小吉に、斉彬は、「侍が重い刀を2本も差してそっくり返る時代は終わる。これからは、かよわき者の声を聞き、民のために尽くせる者こそが真の強い侍となる。おまえはそういう侍となればよい」と諭し、以後、小吉は斉彬に心酔していく。
  • 郷中では男子同士が、一緒に鰻を取ったり、勉学に励んだり、喧嘩をしたりするが、女は混ざれない。「妙円寺詣り」という藩最大の行事では、マラソンレースが行なわれ、小吉が一位となるが、最後まで競ったのは男の格好をした女、糸だった。

感想

  • 西郷どん」ではなく「斉彬どん」回であった。ちょっと貫禄があり過ぎるが、まあよいであろう。
  • 松坂慶子風間杜夫平田満が「鎌田行進曲」以来の共演。銀ちゃん、小夏と添い遂げられてよかったね。
  • 初っ端からお由羅がおバカ満開。由羅は確かに馬鹿女だとは思うが、小柳ルミ子がまた上手に馬鹿を演じるもので、余計にそう思うのだが、描き方がちょっとステロタイプなのが気になる。いや、そういうことは気にしないようにしようと決めたのだった。青木崇高が久光だから、そのあたりはうまくやってくれるのではないか。
  • 糸が、なぜ女は郷中の仲間に加われないのかと疑問を呈し、小吉がその声を拾う。うむ、幕末のドラマにジェンダー問題をぶっこんできたか……いや、気にしない、気にしない。きっと今回限りだ。

(2018/2/4 記)