窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

永野芽郁のすごさ

最新話以外を見ようと思ったらHuluの契約をしないといけないけど、サイトに行くと動画がいろいろ公開されている。特にギャグパート(通常点検、術課訓練、ヘリウムボイス、等々)がノーカットであって、これは何回見ても面白い。週末にこれらをずっと見ていて気付いたことがある。

これまで永野芽郁を見ていて「可愛いな」とは思ったがうまいとは感じていなかった。が、改めて見てみると、演技力が半端ではない。たとえば「パンティー論争」、皆がハードボイルドな顔をして話をしているが、北条課長も源も山田も鈴木も、みな、顔も確かにハードボイルドになってはいるけれど、主にしゃべる時に声を張り上げることでハードボイルド感を出している。それを見ている川合も強面を保とうとするが、筋読みが捜査に役立つことはないと聞いて思わず気が抜けてしまう。そこをハコ長に「川合くん、ハードボイルド」と言われて再びハードボイルド顔になる……セリフなし、眉と目の演技だけで。なんだかベテランの平山祐介なんかよりよほどうまいと思ってしまう。

そんな矢先にtwitterで、永野芽郁は「真田丸」で千姫をやった人という書き込みを見て驚いた。千姫はもちろん秀頼の正室で、大坂編ではそれなりに重要なポジションだったはずだが記憶にない。でも調べたら確かにそうだった。それだけでなく、「八重の桜」では山川常盤を、さらに映画「るろうに剣心」「繕い裁つ人」「ミックス」にも出演しており、ちゃんと名前を記録していた(「ミックス」はいまだレビューを書いていないが)。「繕い裁つ人」では「存在感があった」と書いている。まだ21歳と若いけど、芸歴10年以上のベテランなのだった。「るろうに剣心」も「ミックス」も、もう一度見てみたいな。