気付いたら「18日が最終上映日」だったので慌てて見に行った。
題名 | からかい上手の高木さん |
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原作 | 山本宗一朗 |
監督 | 今泉力哉 |
出演 | 永野芽郁(高木さん)、高橋文哉(西片)、鈴木仁(中井)、平祐奈(真野)、前田旺志郎(浜口)、志田彩良(北条)、齋藤潤(町田涼、不登校児)、白鳥玉季(大関みき、町田に告白)、江口洋介(田辺先生、教頭・高木、西片の中学時代の担任)、他 |
公式サイト | 映画『からかい上手の高木さん』公式サイト |
制作 | 日本(2024年5月31日公開) |
時間 | 119分 |
劇場 | イオンシネマ港北NT(スクリーン11) |
内容
中学三年生の時、高木さんは親の仕事の都合でパリへ行くことになり、転校。そして10年が経った。西片は母校の中学で体育の教師を務めている。高木さんはパリで絵に目覚め、その後東京の大学に進学し、さらに美術学校へも通う。そして中学の美術教師になるべく母校へ教育実習に行き、そこで西片と再会。三週間、毎日西片と過ごす。
この10年間、二人とも、誰かを好きになったり付き合ったりということはなかった。そして、この人の側で過ごすことが自分にとって一番大事だと気づいた二人は……
雑感
永野芽郁主演で実写映画化されると聞いた時は、永野に中学生役はいくらなんでも無理過ぎるだろっ! と叫んだが、中学生役ではなくその10年後だった。ぜーぜー。永野芽郁に高木さんの髪型は似合わないと思ったが、見ているうちに慣れて来たのか、最後は全然違和感はなかった。
原作は、高木さんと西方が互いに思い合っていることは読者にはバレバレで、そもそも将来は二人が結婚して女の子が生まれることもわかっているんだけど、いったいいつ二人は付き合い始めるのか? いつまで「友だち」を続けるつもりなのか? と読者はずっと気にしていたはず。原作では最終話で告白し合い、晴れてカップルになるところで終わるが、実写版では告白しないまま高木さんが転校してしまい、あっという間に10年が経った設定になっていた。
だから再会して、再び日常が戻って来て、お互いをかけがえのないものに感じ、告白する、というのは、読者が最も見たかったシーンだとも言え、そういう意味ではいい映画だった。原作を知らなくても楽しめるけど、ストーリーはちょっと平板かも。
ただし、キャラクターの人物設定というか性格設定は、どの人も(といっても、ほぼ高木さんと西方二人の話なのだが)原作とはかけ離れている。少なくとも自分はそう感じた。だからといって文句を言うほどのこともないが。あまり他人の評判が耳に入って来ない。それほど人気なかったのかな……