キアヌ・リーブスが約2時間、ひたすら人を殺しまくる!
題名 | ジョン・ウィック(John Wick) |
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制作総指揮 | キアヌ・リーブス |
監督 | チャド・スタエルスキー |
出演 | キアヌ・リーブス(ジョン・ウィック、元殺し屋)、ブリジット・モイナハン(ヘレン・ウィック、ジョンの妻)、ミカエル・ニクヴィスト(ヴィゴ・タラソフ、ロシアン・マフィアのボス・ジョンの元上司)、アルフィー・アレン(ヨセフ・タラソフ、ヴィゴのドラ息子)、ディーン・ウィンタース(アヴィ、マフィアの弁護士・ロシア語がしゃべれない)、エイドリアンヌ・パリッキ(ミス・パーキンス、女性の殺し屋)、ウィレム・デフォー(マーカス、殺し屋・ジョンの親友)、イアン・マクシェーン(ウィンストン、「コンチネンタル・ホテル」の支配人)、デヴィッド・パトリック・ケリー(チャーリー、裏掃除屋:遺体の回収や現場の洗浄を行う仕事人)、ジョン・レグイザモ(オーレリオ、盗難車の解体屋)、他 |
公式サイト | 映画『ジョン・ウィック』オフィシャルサイト |
制作 | USA(2015年10月16日日本公開) |
時間 | 101分 |
劇場 | TOHOシネマズ 川崎(screen 2/147席) |
内容紹介
ジョンの愛妻・へレンが病に倒れ、死去した。悲しみにくれるジョンは、ヘレン最後の贈り物である子犬を可愛がることで寂しさを紛らわせようとしていた。そこへ、ジョンの自動車(1969年型のムスタングだったかな?)に目をつけたチンピラが盗みに入り、ジョンを痛めつけると同時に子犬を殺してしまう。
ジョンの自動車を盗んだチンピラはロシアン・マフィアのボスであるヴィゴの息子ヨセフで、組織がついているから何をしても問題ないと思っているが、事情を知った父親に激怒される。盗むのは構わないが、相手が悪かった。ジョンは、かつて自分の組織にいた腕っこきの殺し屋だったのだと。当然、仕返しをされるだろうが、ヨセフでは相手にならないだろうと……
ジョンは、自動車はともかく、ヘレンの生まれ変わりと思っていた子犬を殺された恨みで怒り心頭。単身、ヨセフを狙う。ジョンの腕を知りながら、ヨセフを溺愛するヴィゴは、ヨセフを守るため、組織をあげてジョンを返り討ちにしようとする……。
雑感
上記で説明したような背景は、いわば「つけたり」であり、本作は、ただひたすらキアヌ・リーブスが次々と大量の人殺しを実行していくのがミソ。ターミネーターに似ているが、ひたすら人を殺し続ける映画はあるようでなかなかない。変にストーリーをひねったりせず、シンプルにまっすぐ進めたのは悪くなかった。
とはいえ、組織のメンバーはヴィゴの命令で一斉にジョンを狙うのだけど、ほとんど人はジョンと旧知の間柄であり、またジョンの腕をよく知っているため、この人はヴィゴの命令に従うのか? 裏切ってジョンの味方をするのか? というあたりはサスペンスフルだった。
まあ、強いて言えば、アクションシーンが少々物足りなかったが……(銃撃プラス体術の「ガンフー」と呼ばれる新しいアクションなのだそうだが、銃撃はともかく、相手を投げ飛ばすシーンでは、いかにも相方に「投げられてもらっています」がミエミエで残念だった。「図書館戦争」における岡田クンのアクションなどを思い出すと、差があるなぁと思った)。
疑問点
ジョンは、引退したとはいえ、かつて大勢人を殺しており、いつ誰がどんな理由で襲ってくるかわからない。引退宣言をしたからといって即、セイフティゾーンに逃げ込めるわけではないだろう。それなのに、ヨセフのようなチンピラに寝込みを襲われて痛めつけられた上に、大事な子犬を殺されてしまうとは、ちょっと警戒心がなさ過ぎたのではないだろうか?
事件の概要を知ったヴィゴはジョンに電話をして、「大人らしく交渉しよう」と言うが、ジョンに電話を切られてしまい、交渉決裂と判断。ジョンを襲う指示を出す。しかし、この場はそんなに偉そうに言うのではなく、「話は聞いた。申し訳ない! 相手があんただとは知らなかったんだ。自動車は返す。ヨセフには詫びをいれさせる。死んじまった子犬には悪いことをしたが、いくらか包ませてもらう。あんたの気の済むようにするから、それでコトを収めちゃくれないか?」のように、もっと下手に出るべきだったのではないか?
今日の英語
- 〔ジョンがオーレリオに〕I need a ride.(クルマがいる)
- 〔ヴィゴがアヴィに「手下を集めろ」と指示したあとで〕"How many?" "How many do you have?"(「何人?」「一人残らずだ」)
(2015年11月15日 記)