雑感
タンダはバルサの幼馴染で、呪術師・トロガイの弟子。タンダはヤクーの血を引いている。ヤクーとは、ヨゴ人が海を渡って新ヨゴ国を建設する以前からいる先住民。
今回は主にタンダの口からヤクー、ヤクーの信仰や精霊について説明される。チャグムに水の精霊の卵が産み付けられているのは事実のようだ。ラルンガという土の精霊は水の精霊の卵が好物だという話を聞き、チャグムはパニックになる。バルサは「お前が生まれてきたのは生きるためだ。生きるために強くなれ」と諭す。
バルサが持ち歩いている短い槍はカンバル王国で主流の武器らしい。今回は少女期のバルサがこの短槍を仕込まれるシーンをていねいに描いていたが、前回のバルサが特別な意図を持って(たとえば、相手を殺さないために)ああいう使い方をしたのではなく、そもそもこの武器は叩く・払う・振り回すという、棒術のような使い方をするものらしい。となると、誠に非効率的な使い方だと言わざるを得ない。刃渡りは短いから、それをかいくぐってしまえば威力はガタ落ちなのだ。なんであんな演出にしたのかなあ……