窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「いだてん〜東京オリムピック噺〜」第一回「夜明け前」

出演

スタッフ

概要

1959年(昭和34年)、日本に東京オリンピックを誘致しようと必死になっている人たちがいた。そして時代を遡って1909年(明治42年)――

嘉納治五郎は日本人初のIOCのメンバーだそうである。フランスから、オリンピックを白人だけのものではなく、世界のものとするためにアジア人も参加させたい、まずは日本の参加を、と嘉納に話があった。当時の日本はオリンピックどころか、スポーツという概念すらなかった(「体育」という言葉はあったが)。オリンピックの主旨もなかなか周囲の理解を得られず、仮に参加するとしても、世界の舞台で闘えるような運動選手はいないだろうと言われ、嘉納は選手の発掘のため、オリンピック予選のための競技大会を開催することにした。

ラソンではリタイア続出で、ほらみろと言われかけたが、優勝した選手はなんと当時の世界記録を30分近くも上回るタイムを叩き出した。その人の名は金栗四三。ゴールを過ぎて倒れた金栗を、嘉納は「いだてんだ、いだてんがいたぞ!」と抱きしめる。

雑感

大勢の有名俳優が次々と登場するが、関係がよくわからず。ネットの感想などを見ると、このワーッと見せる初回は典型的な宮藤官九郎節らしく、好みの分かれるところだとか。

道家としての嘉納治五郎はよく知っているが、オリンピックに功績のあった人とは知らなかった。金栗四三という名も初耳。これまでの大河ドラマは、主要な登場人物は知っている人だったので、話にすぐ入り込んでいけたが、知らない人ばかりだと、こんなものか。つまらなくはないが、特別感動もしなかった。次回も見ると思うけど。
(2019/1/26 記)