「いだてん〜東京オリムピック噺〜」第二回「坊っちゃん」

出演

概要

四三の幼少期からを描く。

四三の父は病弱で寝込むことの多い生活で、そのため一家の生活は厳しく、兄たちは皆、小学校を出たら田畑を耕すなど家の手伝いをしなければいけなかった。

四三も幼少の頃はひ弱で、心配した父は、嘉納治五郎に抱いてもらうと健康になるという願掛けのため、熊本まで10里の道を歩いて嘉納に会いに行く。が、大勢の人に囲まれて抱いてもらうどころか声をかけることすらかなわず、諦めて帰途に就く。が、望みが叶わなかったとは言えなかった父は、「嘉納先生に抱いてもらった」と家族に嘘をつく。

金栗信彦は、死の床でも「四三は嘉納先生に抱いてもらったのだから、丈夫に育つ……」と呟く。恐らく信彦にとっては、嘘ではなく、脳内で真実になっていたのだろう。四三は実次に「実は……」と打ち明けようとするが、「言うな!」と遮られる。

成績の良かった四三は、兄から進学を進められ、海軍兵学校を受験することに。が、視力検査で引っかかって落ちてしまう。気落ちした四三をスヤが「軍人にならなくてもお国のために働ける」と慰め、四三は、嘉納治五郎が校長を勤める東京高等師範学校への進学を決意する。

雑感

嘉納治五郎に抱いてもらった話、恐らく実次は事情を察していて、その上で父のために信じる態度を取っていたのだろう。しかし四三は家族に嘘をついていることが苦しくて仕方がない。

初回の最後で嘉納がゴールした四三を抱きとめるが、これは四三にとっては幼少時からずっと願っていたことで、それが初めて実現し、かつ、これによって父の言ったことが嘘にならなかったというわけだ。初回での伏線と二回目の回収、これは見事だ。だからドラマは面白い。継続してみるかどうかは、微妙だが。
(2019/1/26 記)