アマチュア演劇。昔から存在は知っていたものの行ったことがなく、一度くらいは見ておこうと出かけてみた。
- 題名:湯花と鯉口
- 会場:逗子文化プラザ1F さざなみホール
- 主催:逗子市民劇団なんじゃもんじゃ
- 脚本:堤泰之
- 演出:石井徹夫
雑感
- 1985年の結成だからもう38年経つ。だいたいアマチュア劇団は主催者や中心メンバーが30代になると活動が停滞ないし解散に追い込まれるもの。長く続いてすごいなー。
- チケットは2,500円で前売りでも価格は変わらず。結構強気の価格設定だなー。
- 金曜のソワレ、土曜のマチネ・ソワレ、日曜のマチネ・ソワレの5回公演。普通のアマチュア公演は普通は3回か、せいぜい4回が限度。これもすごいなー。
- ざっと目の子で100席くらいあり、ほぼ満席。有料客が9割として225,000円、それが5回だから100万円を軽く超える(恐らく土日の方が客は入るはず)。そのくらいの売上があれば、一度の公演にかかる費用はだいたい相殺されるか? 費用負担が少なく済ませられるかどうかは、長続きする肝だ。などと邪推。
- 場面転換が多く、そのたびに衣装が変わる。これはお金がかかっているなー。予算があるからできるんだなー。
- 登場人物が多い。自分の知る限りアマチュア劇団の公演では、モブの存在は別にして、4~6人くらいがせいぜい。本作は15人。すごいなー。予算があるから……。
- 出演者の平均年齢が高い。若い劇団員が少ないのか、技量に差があって出演できないのか……。個人的には、多少下手でも若い人を積極的に舞台に上げてほしいと思う。
- 2017年の設定になっていたのはなぜなんだろう。2023年でよくはないか?
- 演出が出演していた。野田秀樹などもこのパターンなのでおかしくはないが、自分の知る限りでは初めて。自分が役をやっていると全体をバランスよく見られなくなるのではないか? 出演者もベテランが多いみたいだから、そんなに細かく見なくてもよいのか?