窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「カムカムエヴリバディ再放送」(006)

  • 第02週「1939-1941」(月)

概要

夏休みが終わり、岡山から大阪に帰った稔と文通を始めた安子。何通ものやりとりを通じて二人は心を通わせていくのでした。稔との仲を深める安子を小しずは心配しています。一方、甲子園出場を目指して野球の練習に励む勇は、昔から安子へのある思いを抱き続けていますが、いつも言えずじまいです。そんな中、ヨーロッパでは戦争が始まり、世の中の気配も変化してきて……。(NHKオンデマンドの解説より)

今日のサニーサイド

「ひなたの道を歩けば きっと 人生は輝くよ」

年代考証

  • 1939年9月1日、ドイツがポーランドへ侵攻。その二日後にイギリスとフランスがドイツに宣戦布告、ここに第二次世界大戦が開戦する。
  • 稔は予科生だった。前週で、19~20歳くらいか、と書いたが、とすると17歳くらいか。安子とわずか3歳差。

感想

  • 稔さんと安子の往復書簡だけでほぼ話が進む。二人が愛を育んでいく様子がよくわかる。その一方で、静かに、そして確実に軍靴の響きが近づいていることもわかる。「実用英語会話」中止。バットやボールも手に入りにくくなる。
  • 手紙のやりとりをしながら、季節は1939年の夏から秋、冬を迎え、1940年正月となる。稔さんは安子に、正月休みに帰省するから映画でも見よう、桃山剣之介の新作がかかると誘う。が、父・千吉と得意先回りに行かなければならなくなり、会えず仕舞いとなった。ここ! テストに出るから!!
  • 春を飛ばして夏になり、甲子園予選が始まる。弓岡中学は地方大会の決勝戦まで進むが、決勝で敗れ、甲子園大会へ出場はならなかった。
  • 先週から気になっていたのだが、勇のバットスイングはアッパースイング。これは今のMLBで主流の打ち方だが、戦前・戦中の日本のアマチュア野球では御法度のはず。勇ちゃん、ダウンスイングでゴロを打たないとダメなのよ。打ち上げたら取られちゃうでしょ。
  • 作中では誰も煙草を吸わない。これは令和に制作するドラマとしては当然そうなるだろうが、非常に不自然でもある。ただし、今日は煙草を買うシーンが描かれた。杵太郎の吸うたばこは「チェリー」から「櫻」に変わった。
  • 稔の住む下宿は「おぐら荘」だった。
  • つまり稔さんと安子はあの夏から約一年、会えていないことになる。会いたいけど、手紙だからちゃんと付き合いが続き、さらには気持ちを深めることができたんだなあ。たぶん、LINEとかではこうはいかない。

カムカムイングリッシュ

  • Autumn fun!(秋の楽しみ!)