- 第02週「1939-1941」(月)
概要
夏休みが終わり、岡山から大阪に帰った稔と文通を始めた安子。何通ものやりとりを通じて二人は心を通わせていくのでした。稔との仲を深める安子を小しずは心配しています。一方、甲子園出場を目指して野球の練習に励む勇は、昔から安子へのある思いを抱き続けていますが、いつも言えずじまいです。そんな中、ヨーロッパでは戦争が始まり、世の中の気配も変化してきて……。(NHKオンデマンドの解説より)
今日のサニーサイド
「ひなたの道を歩けば きっと 人生は輝くよ」
年代考証
感想
- 稔さんと安子の往復書簡だけでほぼ話が進む。二人が愛を育んでいく様子がよくわかる。その一方で、静かに、そして確実に軍靴の響きが近づいていることもわかる。「実用英語会話」中止。バットやボールも手に入りにくくなる。
- 手紙のやりとりをしながら、季節は1939年の夏から秋、冬を迎え、1940年正月となる。稔さんは安子に、正月休みに帰省するから映画でも見よう、桃山剣之介の新作がかかると誘う。が、父・千吉と得意先回りに行かなければならなくなり、会えず仕舞いとなった。ここ! テストに出るから!!
- 春を飛ばして夏になり、甲子園予選が始まる。弓岡中学は地方大会の決勝戦まで進むが、決勝で敗れ、甲子園大会へ出場はならなかった。
- 先週から気になっていたのだが、勇のバットスイングはアッパースイング。これは今のMLBで主流の打ち方だが、戦前・戦中の日本のアマチュア野球では御法度のはず。勇ちゃん、ダウンスイングでゴロを打たないとダメなのよ。打ち上げたら取られちゃうでしょ。
- 作中では誰も煙草を吸わない。これは令和に制作するドラマとしては当然そうなるだろうが、非常に不自然でもある。ただし、今日は煙草を買うシーンが描かれた。杵太郎の吸うたばこは「チェリー」から「櫻」に変わった。
- 稔の住む下宿は「おぐら荘」だった。
- つまり稔さんと安子はあの夏から約一年、会えていないことになる。会いたいけど、手紙だからちゃんと付き合いが続き、さらには気持ちを深めることができたんだなあ。たぶん、LINEとかではこうはいかない。
カムカムイングリッシュ
- Autumn fun!(秋の楽しみ!)