窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「カムカムエヴリバディ」(06)/第二週-月

放送日

  • 2021年11月8日

概要

大阪の商科大学へ戻った稔と安子は順調に文通を重ねていた。

朝の「実用英語会話」は中止になる。不思議に思う安子だったが、稔によれば、ドイツとイギリスの間でついに戦争がはじまり、ドイツと同盟国の日本にとって、イギリスの言葉である英語は敵性語だから中心になったんだろうとのこと。

お正月の帰省で会えるかと思いきや、稔は父親と一緒にお得意様に年始回りに行かねばならず、家には帰れなくなった。安子はきぬと二人で参拝。稔ことをお祈りしていると、それと察したきぬに肘鉄をくらう。帰途、「Dippermouth Blues」マスターとばったり会い、コーヒーをご馳走になる。

勇は甲子園をめざして地区大会を勝ち上がるが、決勝戦で敗れ、甲子園出場はならなかった。稔は、弟は意志が強く、こうと決めたことは決して曲げない。だから来年こそは甲子園を勝ち取るだろう、という。勇は最後の夏に賭けて、黙々と練習に取り組む。だが、アメリカのスポーツということで、用具の入手が困難になり、ボールも新しいものが手に入らず自分で縫って修理せざるを得ない……

雑感

  • 稔は大学生だった。
  • 恐らく自転車の練習(にかこつけた逢瀬)は毎日行なっていただろう。毎日実際に会うことで恋は燃え上がった。そして会えない日々に互いの気持ちを自覚。その後の文通は、会えなくても気持ちがどんどん深まっていく。LINEはどんなに頻繁にやりとりしていても(頻繁にやりとりしていればこそ)、次の瞬間には不安になる。手紙は、一回もらうと数ヵ月は幸せでいられるよね。会えない相手と気持ちを深め合うには、手紙は最強のツールだ。
  • 勇が「あんこ」と呼び掛けても、安子は訂正しない。さすがにだんだん大人になり、いちいち「やすこじゃ!」とお約束の返事をするのが面倒になったのか。それともちゃんと「やすこちゃん」と呼んでくれる人がいるから、どうでもよくなったのか。
  • 勇は安子に、甲子園に出られたら話したいことがある、と告げる。何の話なのか、安子はわからないが、視聴者はむろんよくわかっている。だが残念ながら、安子は勇には何の関心もなさそうだよ。(元)同級生として、別に嫌っているわけではないし、熱心に練習していることや、試合で活躍していることには、素直に敬意を払っているようだけど。ほかにも女はようけおるやろ、いい加減あきらめえや、と言いたいところだが、こうと決めたら決して変えない強さがあると、兄に保証されたからね。はて、どうなることやら……

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