窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「カムカムエヴリバディ」(07)/第二週-火

放送日

  • 2021年11月9日

登場人物

概要

「あの」夏から一年半が経過。

算太が帰って来た。本人いわく、ダンスホールで踊り子にダンスを教える仕事をしていたが、ダンスホールが閉鎖されたため戻ってきた、と。杵太郎は、ダンスホールアメリカの文化だから当局に目をつけられたのだろうと理解あるところを示す。が、実はあちこちに借金を作り、首がまわらなくなって逃げてきたのだ。借金取りが岡山へやってきて親にバレるとまた家を出て行く。

吉兵衛が息子を連れて最中を買いに来るが、販売を中止したと聞いて「うちの息子の好物を!」と言って怒る。でもそれは砂糖が配給制になってしまった影響だった。

雉真千吉は海軍からの軍服の発注が倍になり、ウハウハ。稔を連れて将校さんをご接待。

「Dippermouth Blues」マスターはたちばなにお菓子を注文。「これはコーヒーによく合う」と言う。店で出すつもりだろうか? 算太が兄であることを知ったマスターは、一人娘じゃなかったのか、よかったな、じゃあ稔の嫁になれるなと言う。安子は、そんなお付き合いじゃありませんと否定するが、帰り道、ニヤニヤが止まらないのだった。

雑感

  • 今年の夏は帰省できんかった、という安子の一言で夏が過ぎてしまったが、野球はどうなったのだろう。勇の最後の夏なのではなかったか?
  • 算太のダンスホールでの出来事は、ちょっと芝居がかかっているなとは思ったが、そうか、あれば算太の作り話(かも知れない)か。
  • 戦局はいよいよ押し迫り、ダンスホールは潰され、砂糖は配給制になった。
  • マスターから「嫁にいける」と言われてニヤける安子だが、兄が店を継がない以上、安子が婿を取って店を継がなければいけないのではないか。安子が自分でそう言ったのではないか(まあ、子供の頃の話だけど)。
  • 金太は算太に「逃げ帰ってきたんか、根性がない」と叱るが、ものにならないとわかったらすぐに帰ってくることを条件にダンサー修行を認めたはず。あの時の金太の心情としては、やりたいというのだからやらせてやろう。どうせうまくいくわけがない。ダメなら諦めて、修行に精を出すだろう、というものではなかったか。しかし算太は菓子職人にだけはなりたくなかった。だから4年も音信不通だったのだろう。
  • 金太が吉兵衛に(最中をやめた理由として)「売れ筋でもねえもんじゃから」と言い訳するが、その商品を買いに来た客に向かってこの言い訳はいくらなんでも失礼だ。金太は腕利き職人かも知れないが、商売人ではないのだろう。もっとも、店番は手が空いている人がするという形で固定せず、幼い子供や、場合によっては近所の子にまで押し付けて平気な体質だから、お菓子屋は菓子がおいしければ売れるという職人気質の店で、販売人の重要性は先代から今に至るまで、あまり考えられていなかったようだ。

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