アンジーとジョニー・デップの豪華競演「ツーリスト」

題名	ツーリスト（The Tourist）
監督	フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演	アンジェリーナ・ジョリー（エリーズ・クリフトン・ワード、謎の女）、ジョニー・デップ（フランク・トゥーペロ、数学教師）、ポール・ベタニー（ジョン・アチソン警部）、ティモシー・ダルトン（ジョーンズ主任警部）、スティーヴン・バーコフ（レジナルド・ジョー、ギャングのボス）、他
公式サイト	ツーリスト - オフィシャルサイト
制作	USA（2011年3月5日日本公開）
劇場	新百合ヶ丘：ワーナー・マイカル・シネマズ

雑感

面白かった。あっという間の103分。尺が少し短めなのもよい。

アンジーの映画は何本か観たけど、本作が一番彼女らしい……というか彼女の魅力を引き出しているように感じた。

ジョニー・デップを観るのは初めて。顔も「アリス・イン・ワンダーランド」の予告編でしか知らなかったのだが、なかなかカッコよかった。ちょっとキアヌ・リーヴスに雰囲気が似ている？

ストーリーはコメディ要素も強く、笑える箇所もいろいろあったけど、基本的にはサスペンス＆ミステリなので書きにくい。エリーズがなぜか監視されている。監視しているのは警察らしい。どうやら彼女が連絡を取っているアレキサンダー・ピアスなる男をつかまえようとしているのだが、それを察したエリーズは、列車で乗り合わせた男（フランク）といわくありげに話しかけ、捜査を撹乱しようとする。ひょんなことから巻き込まれることになってしまったフランクは……

ピアスを狙うのは警察だけでなく、彼に金を持ち逃げされたギャングも行方を追っている。基本的には追いかけっこの面白さ。アクションシーンあり。不運にも巻き込まれたフランクの突飛な行動。エリーズの正体と、最後まで姿を見せないピアスなる人物の存在感。そこに、舞台となったベネチアの綺麗な風景がかぶさる。

もう一回くらいは劇場で観たいな。観ている時間があれば、だけど。